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◇年末の大掃除と新年2007年01月02日 02時36分27秒

毎年年末の大掃除が大晦日までかかってしまう。普段から整理整頓に心がけていればいいのだろうが、掃除が始まるとつい本棚や仕事部屋の整理なども一緒に始まってしまうので(というか、そうしないと片付かない)、大変に時間がかかるのだ。
今住んでいるマンションは、とても機密性が高いせいか、結露もひどくて、年末とゴールデンウィークの年二回大掃除をやる。細かいところのほこりをとっておかないと、カビのもとになるからだ。
昨年末の大掃除も例年のごとく大晦日ぎりぎりまでかかってしまったが、なんとか綺麗にすることができた。この状態を長く保つよう努力したいと毎年思う。


年末に母から携帯メールが届いた。

「なんだか新年が来るという気がしない」

北海道に限らず今年の冬は大変に暖かく、雪も少ないせいもあるのだろうが、年の瀬というのに年末のあわただしい気分がまるでないのは、何も母に限ったことではない。10年くらい前であれば、年末には年賀状の作成、正月の買い物など色々と予定が詰まって、気分的に「新年を迎えるのに急がないと」という気分が年末になるにつれて高まってきていたのだが、ここ数年年末の気分というのがまるで感じられないのだ。
お正月でもスーパーやコンビニは開いているし、日常品も食べ物もお正月だからといって特別用意しなくても買いに行くことができる。昔は少なくとも正月の5日くらいまではお店はどこもお休みしていたので、休みの間にすごすことのできる最低限の準備が必要だった。今は、正月というだけで普通の日と特別かわることがない。正月が特別な日ではなくなったのはいつ頃の頃からなのか。
子供の頃は、「元旦からお金を使うものではない」と教えられたので、なんとなくお店が開いているからといっても、正月はできるだけ買い物をしないようにしている。

子供の頃は、正月は必ず父の実家に一族が集まり宴会をした。2日は母の実家で宴会があり、正月は正月で忙しかった。
実家を離れ、近所に親戚もいないので、特別実家に戻らない限りは正月は主人と二人で過ごす。それでも、御節や正月のお飾りなどをして、正月は正月らしく過ごしたいと思う。

今年の元旦は、昼過ぎに起きて年賀状をチェックし、御節を食べて近所の神社に初詣に行った。おみくじをひいたら小吉だった。可もなく不可もなくといったところ。
今年も無事に過ごせますように。

◇正月のお客さま2007年01月05日 19時12分37秒

近くに親戚などがいないので、帰省する以外のお正月は家族だけで過ごすのだが、今年は去年隣の町に越してきた高校時代の友人Nが遊びに来る事になった。お正月に我が家にお客さまが来るのは、初めてのことかもしれない。

彼女には小学校5年生の息子が一人いる。大人しい子供だが、そろそろ生意気になりはじめている感じ。事情があってほとんど母子家庭に近い家なので、大人に遊んでもらうことに少し飢えている。普段でも遊びに行くと必ずゲームの相手をさせられる。ゲームといえども真剣勝負には私は子供にも手加減しないので、小学5年生のゲーマーの彼にも歓迎されているようだ。お母さんはゲームが下手すぎて相手にならないとバカにしている。彼の家にはテレビゲームがいっぱいあるが、実は囲碁・将棋などが好きらしい。卵のアレルギーがあり、好物もおかかと昆布のおむすびだったり、お菓子も和菓子好きなじじくさい子供だったりする。

子供のいない我が家には、テレビゲームもプレイステーション1とスーパーファミコンと初代のファミコン(互換器。これで昔のファミコンクソゲーをして遊ぶのが楽しい)しかないし、ゲームのソフトも種類が少ない。今どきプレステ1用のソフトなど売っていないので、普段家にあってもじゃまにならないトランプとUNOとカルタを購入して遊ぶことにした。
卵アレルギーだということをすっかり忘れていたので、用意したお菓子はケーキだったのがちょっと失敗だった。

2日の三時過ぎに彼女達はやってきて、ケーキを出したら友人Nは大喜びだった。卵アレルギーの彼には、暮れに買ってあった草加煎餅とかりかり梅を出したが、カリカリ梅は彼の気に入ったようだ。
お年玉を用意したが、子供に接する機会がないので、最近の相場がわからない。包んだ金額で満足してもらえるかどうか不安だったが、私達と同じように近くに親戚などがいないのでお年玉をもらえる機会の少ない彼は、もらえたことだけで喜んでくれた。ぽち袋を手渡すと、はにかみながらも顔には「待ってました」と書いてあったのがおかしかった。

お菓子を食べて、みんなでUNOをする。実は去年の彼女達の引っ越しのときに、友人Nが事務処理をしている間留守番を二人でしていて、携帯ゲームでUNOの勝負をしたのだ。結果は私の圧勝だったので、彼にとってはリベンジである。
Nと旦那はUNO初体験。点数をつけてやったが、彼はまたしても負けてしまった。しかし母よりはずっと勝っていることで多少面目は保てたらしい。
その後、プレステで人生ゲームをして、夕食にたこしゃぶをみんなでつついて楽しく過ごした。

お正月にお客さまが来るのも初めてなら、みんなでゲームをして遊ぶことも久しぶりなことだった。おかげで楽しい正月になったのが嬉しかった。

◇スパムメール2007年01月21日 22時21分55秒

ある時期から、スパムメールが山ほど届くようになった。掲示板などにメールアドレスを公開したり、懸賞に応募したりすると、決まって新しいスパムが届くようになるので、最近は掲示板などにメールアドレスを公開しないようにしているが、それでもスパムメールが減ることはない。メールアドレスを変えようかと思うこともあるが、なんとなく面倒くさいのでそのままにしている。
多い日では、100通を越える日もある。私の契約しているプロバイダでは、自分で設定することでスパムメールはメールボックスに届かないようになってはいるが、それでもスルーしてくるものもある。

スパムメールも、最初は出会い系サイトへの勧誘メールがほとんどだったが、最近多くなってきているのは、あたかも私が出会い系サイトの掲示板などを利用していて、そこの書き込みを見て連絡しましたというような内容が多くなってきている。差出人は100%女性で、必ず「会いたい」とかかれている。携帯番号や自分の写真を出会い系サイトに公開しているので、そこを見てほしいというものが多い。ご丁寧に、フリーメールアドレスを利用すれば無料だという説明までついている。

メールを開くと、開いたことが差出人にわかる設定になっているものもあるので、ほとんどの場合開くこともないまま削除してしまうのだが、よくもまあ飽きずに毎日こんなメールを送ってよこすものだと、感心してしまう。
たまに開いてしまうと、「何故返事をくれないのか」とか「100万円用意したので、ホテルで待っています」などというものもある。無視しつづけていると、内容にどんどん悲壮感が漂ってきて、「誠実な人だと思ってメールを送っているのにひどい」とか、「本気になってしまった」などメールを受け取った人間の情に訴える内容も多くなってくる。こうなってくると、メールを受け取っている本人としては「返事をしないとまずいかしら」などと思ってしまうが、それは向こうの思うつぼなので完全無視する。
そうしていると、ちがうアドレスの違う女性から、ほとんど同じ内容のメールが届くようになる。メールの内容にはストーリーが存在し、読めばなかなか面白かったりする。
こういう内容のメールが毎日のように送られてくると、つい連絡してみたいとちょっとだけ思ったりすることも、女性の私でさえあるのだから、こういうものに興味のある男性だったらころっとだまされたりするのだろうなと思ったりする。

それにしても、不倫に100万円出してもいいと思っている女性ってそんなに多いのだろうか? 自由になる100万円があって寂しいなら、起業したりした方がよっぽど出会いもあるし、充実した日々が送れるだろうと思うのは私だけか?
相手は不倫に「誠実性」を求めていたりもするが、誠実な男は不倫なんぞしないだろうとも思う。
ちょっと考えれば、そんなことはわかりそうなものだが、毎日毎日こんなメールを読んでいると、そんなことも麻痺してくるかもしれないと思うこともある。

それにしても、うざったいからいい加減にしてくれないだろうかと、毎日この手のメールの題名を見るたびに思ってしまう。

◇バリカ~ン2007年01月21日 23時02分00秒

寒川の散髪サロンバリカ~ンの看板
 
毎年、寒川神社にお祓いをしてもらいに行くのだが、神社に行く途中に気になる看板を見つけた。

「散髪サロン バリカ~ン」

なんだか強そうな名前である。ここで一発バリ入れてもらったら、無敵になれるような気もする。

◇東国原英夫宮崎県知事誕生2007年01月22日 14時58分03秒

数ヶ月前、タレントのそのまんま東と妻のかとうかずこの離婚の記事を目にしたときに、そのまんま東が宮崎県知事に出馬をする気持ちがあるという内容があった。その時は「へ~」と思っただけだったし、まさかその後しばらくしてその時の知事が失脚して選挙になるなんて思ってもみなかったので、まだまだしばらく先のことなんだろうと思っていたのだ。当然、万一出馬したとしても、まさか当選するなんてことは想像もしていなかった。

リアルタイムで「たけしの元気が出るテレビ」を見ていた世代としては、たけし軍団の一員として、またツーツーレロレロという漫才コンビの一員としての彼の印象の方が強い。ビートたけしの最初の弟子であるということや、たけし軍団の初期メンバーとして、当時の彼は中でも目立つ存在だった。しかし、ある時期からテレビから姿を消してしまい、しばらくして淫行事件を起こしたというニュースを耳にした。その時はすでに私の中では“過去の人”という印象が強かった。

彼の本名である「東国原」という名字は、宮崎県独特の非常に珍しい名字で、東国原姓はすでに彼の一族にしかないものであるということを、そのまんま東がまだテレビによく出ている時に言っていたのを記憶している。その時彼はまだ結婚前だったので、その名字を絶やさないために結婚して男の子をもうけなければならないというようなことを、番組の中で話していた。

その東国原氏が、地元宮崎県を変えるために立ち上がった。淫行事件を起こして以来、大学に通い勉強をして、一念発起したのだろうと思う。タレント政治家というと、何かにつけて「片手間」とか「腰掛け」みたいに思われることも多いが、タレント政治家の中にも、それなりの成果をあげた人は多くいると思うし、元タレントであったということだけでも注目度は大きいので、自然とその活動ぶりは耳に入ってくるのでその動向がわかりやすいというのもある意味メリットであるように思う。
前長野県知事だった田中康夫だって、立候補した当時は「クリスタルな奴に何ができるのか?」と思われていたが、賛否はあれどその活動は斬新だったし、残した功績も大きいように思う。
常に人の目にさらされて、好むと好まざるに関わらず一般にもある意味影響力を持った仕事だから、政治的なことに興味を持てば、それなりの情報も入ってくるのだろうし、そこで考えることも多いのだろうと思う。

淫行事件を起こしたことを遊説の際に隠さず、反省し、今後の公約もわかりやすく改革に臨もうという意気込みは、出馬するにあたってビートたけしから反対を受け事務所を辞めなければならなかったり、家族からも理解を得られず離婚することになった彼にとっては、本当の意味で不退転の決意であったのではないかと思う。
政治は結果が全てであると私は思う。いくら「がんばったんだも~ん」と言ってみたところで、結果が良くなければなりたたないと思う。わかりやすく地元の人たちの期待の大きいマニフェストをかかげたのだから、地元ゆかりの東国原の名前に恥じないよう、がんばってほしいと思ったりするのだ。

◇旧友来訪2007年01月27日 22時41分59秒

今日、専門学校時代の旧友H君が遊びにきた。
前回会ったのは9年前とのことで、本当にずいぶん会っていなかったのだと実感する。私くらいの年齢の9年というのは、一番年齢が出やすい時間だと思え、最初に会ったときお互いの体格を見てお互いに歳をとったことを実感してしまった。

学生時代は学校の寮にいたのだが、その寮は男子寮と女子寮が同じ敷地内にある変わった寮で、もちろん男子寮と女子寮との行き来は禁止されてはいたが、食堂は男女兼用で自由に行き来することができたので、食事時間が終ってからの食堂は寮生の憩いの場所になっていた。消灯時間が過ぎても、夜遅くまで食堂に集うメンバーはいつも決まっていたので、おのずと顔見知りになり、その交流は寮を出てからも続いた。
今日来訪した友人は、食堂に来ていたメンバーではなかったけれど、食堂に集まっていた仲間の一部と親しくしていた。当時、彼らが卒業して寮を出てからも同じ地域に住んでいたので、毎日のように誰かのアパートに集っては寮の続きのような日々を送っていたのだ。今日来訪したH君は、そういう友人の一人だった。

一時期、H君のアパートはそういう友人たちのたまり場になっていたので、私もしょっちゅう彼のアパートを訪れていた。帰省するときには、飼っていた猫をH君に預かってもらったこともあった。
その猫を拾ってから18年の月日が経つのだが、猫は未だに健在で私と一緒に暮らしている。
うちの猫がH君に会うのは15~6年ぶりになるばずなのだが、知らない人が家に来ても警戒はすれどなつくことはほとんどないのに、H君が来訪したとき彼の持ち物や身につけているものの匂いをかぎ、かなりの長い時間彼を確認するかのようだったので、もしかしたら覚えのある匂いだと思っていたのかもしれない。猫の記憶力もなかなかあなどれないなと思ったりした。

私が東京を去って結婚し、その後H君も結婚して別な土地に引越してしまってからは、住所もわからず連絡を取ることもなかったのだが(未だに結婚せずその土地に住んでいる友人がいたりするし、誰か一人と繋がっていれば大丈夫だろうという気持ちもあったのだ)、インターネットが普及してみんなパソコンを持つようになったので、コミュニティなどを通じてまたその所在を確認することができるようになった。
パソコン通信を経て、ネット生活もすでに20年近くなるが、インターネットが普及してからも、こういうことが起きるとは夢にも思っていなかった。
ネットを通じて用のない情報が垂れ流されてくるのに辟易することもあるが、音信不通だった古い友人とまた連絡を取り合うことができることもネットの恩恵なのだと思うと、大変ありがたく感じてしまう。

H君の今回の来訪目的は、うちの旦那がバイクを10年ぶりに購入したので、そのバイクを見に来たのだ。
当時私の周囲にいた友人たちはみんなバイク乗りだったが、今は家庭を持って車に乗り換えてしまった人も多く、彼はその中でも未だにバイクに乗っているのだ。ヘルメットやバイクに自作のステッカーを貼り、バイク周辺の小物も色々と工夫を凝らして装備しているのを見ると、彼のバイク愛がひしひしと感じられる。
旦那がバイクを購入するときも、H君がまだバイク現役だということを知り、いろいろと親身に相談に乗ってもらったのだ。

10年のブランクがある旦那は、バイク小物の進化についての情報をほとんど知らないので、タンデムするときの工夫などの話はとても参考になった。夕方にみんなで近所のバイクショップに行き、タンデム用の取っ手のついたウエストバッグを購入した。
タンデムに便利な無線のタンデムマイクもわざわざ自分が使用しているのを持参してくれ、その使い心地を試させてくれたりもして、いたれり尽くせりで本当にありがたかった(ショップからの帰り、私はそれを落としてしまい、肝を冷やし大変申し訳ないことをした)。

今回H君が来る際に、同じように結婚してなじみの土地から離れてしまった友人にも声をかけたが、その友人はあいにく都合がつかず再会を果たすことはできなかった。でも、こうしてまた連絡を取ることができるようになったのだから、こういう機会をまた持つことができるのだろう。
その日がまた待ち遠しい。

◇ロクシタンのボディケア2007年01月29日 04時29分12秒

2006年10月のANAの機内限定ロクシタン・トラベルセット
 
大手の飛行機に乗ると、座席に機内販売のカタログが置いてあるのだが、これが結構楽しみだったりする。私の好みからすると、JALよりはANAの方が手ごろで良い品物が多く、特に限定のものが欲しくなってしまうのだ。数年前にANAの機内で購入したSWATCHの時計はとても気に入っていて、今でも愛用している。
去年の秋に稚内に行ったときの機内販売は、ANAの限定はロクシタンのトラベルセットだった。5000円でダメージヘア用シャンプー、コンディショナー、ボディシャンプー、ボディローション、バスバブル、化粧水、ハンドクリームの7点セットだったので、つい購入してしまった。しかし、これがとても気に入ってしまったのだ。

ロシクタンはフランスの化粧品メーカーで、シアバターやハーブなどの原料を主としたボディケア製品のメーカーである。ANAの限定セットに入っていたものの中では、ハンドクリームには20%のシアバター、シャンプー、コンディショナー、ボディシャンプー、ボディローションには数種類のハーブが、化粧水にはイモーテルという花が主成分のアルコールフリーのものだった。

セットの中で一番気に入ったのはハンドクリームだ。今まで色々なハンドクリームを使ってきたが、水をよく使うとすぐに取れてしまい、何度も何度も塗り直さなくてはならなかったり、逆にべたついてパソコン作業に支障があったりと、しっくりくるものがなかなかなかったのだ。ロクシタンのハンドクリームは、金属のチューブに入っていて、クリームはかなり固め。塗ると最初はしっとりして多少べたつきもあるが、すぐにつるつるすべすべになる。多少の水仕事をしたくらいでは、この効果が落ちることがない。もちろん、洗剤や石鹸を使ったりすれば落ちてしまうのだけれど、朝塗ってそのまま水に触れなければ、下手すると夕方までつるつるが持続する。おかけで、爪の周囲が白く角質化する度合いがかなり軽減した。べたつきもないので、パソコン作業にもまったく支障がない。
ボディローションは、今まで無香料の物を意識的に使ってきたので、強く甘く重いハーブの匂いが最初は鼻についたが、合成香料よりはずっと自然な香りなのですぐに慣れてしまった。
これに出会うまでは、ボディローションは薬局やスーパーなどに売っている普通のものを使用していたのだが、最近のボディローションは軽めのものが多く、夜つけても朝までもたないものも多かったりする。毎年冬に入るとすねの乾燥がひどく、粉がふいて湿疹ができてしまい強いかゆみが出ていた。夜の間にかきむしっているらしく、出血してひどいことになることが多かった。でも、このローションは塗ると2日は確実につるつるしっとりが持続して、今回の冬は湿疹や粉ふきがまったくなかっのだ。何より驚いたのは、かかとがものすごくやわらかくなり、多少歩いてもお風呂あがりにローションでケアすれば、かなりやわらかくなっている。

セットの他のものも、一度の使用量が少なくてすむので、結構長い期間使用することができた。シャンプーもコンディショナーもそれまで使用していたものよりも、髪の洗いあがりが数段気持ちよく、状態も改善されたように思う。
セットを使い切ってしまったので、去年の11月にロシクタンのショップに足を運んでみた。セットにあったシャンプー、コンディショナー、ボディローションのシリーズは絶版になったということで、いくつか種類のある中からグリーンティーのボディミルクとラベンダーのシャンプーとコンディショナーを購入した。

グリーンティのボディミルクは、軽いフレグランス効果があり、香りが弱く長く持続する効果があるらしい。塗ると(グリーンティとは言っているけど)紅茶の香りがして、本人はとても香りがするけれど、他人にはよほど近付かない限り香りに気付かない。ハーブの香りよりもすっきりしていて好きな香りだ。保湿効果も高くセットにあったボディローションと同じくらい満足度があった。
ラベンダーのシャンプーとコンディショナーは、合成界面活性剤フリーのものではないが、泡立ちは控えめ。最初ちょっと肌に合わなかったらしく、地肌に湿疹ができたが、洗い上がりは気持ちいい。セットに入っていたダメージヘア用のものよりはさっぱりした質感に仕上がる。
いずれも購入して二ヶ月半くらい経つが、そろそろなくなるかなといった感じである。

今まで、この手のものは効果はわかるけど、値段が高いのが…と思っていたが、効果の高いものは一度の使用量が少なくてOKということが実感できたので、ANAのトラベルセットを購入したのは、とても収穫だったと思う。
ANAの1月・2月の機内販売にも、ロクシタンのベビーセットがあるらしい。これは赤ちゃんにも使用できるとカタログに書いてあり、そのうち試してみたいと思っているので、今飛行機に乗る用事がないのがちょっと残念だったりする。


ロクシタンHP
http://www.loccitane.co.jp/shop/index.html

◇あるある捏造事件に思うこと2007年01月30日 00時22分36秒

「納豆を食べると痩せる」というあるある大辞典IIの放映により、年始に納豆が店頭から姿を消したため、うちでは今年の正月に納豆餅を食べられなかった。

あるある大辞典は、IIになって放映内容に作為的なものを感じ初めて、毎週ビデオに撮りはするものの最近は見ずに消してしまうことが多かった。
最初に内容に作為的なものを感じたのは、コエンザイムQ10の放映のときである。それまで一度も耳にしたことのない栄養素(?)だったが、色々と身体に良いというので薬局に買いに行ったのだ。
だが、店頭にあるコエンザイムQ10は結構高価だったので、薬剤師さんに改めて効能について質問をすると、「これねー テレビで放送するちょっと前から急に問屋で店頭に置かないかという話があって、それまであまり見かけない商品だから変だと思ったら、テレビで放映したんだよね」と言ったのだ。薬剤師さんの話によると、これまでもあるあるのような健康情報番組で放映予定の商品が、本放送のちょっと前に問屋に出てくるということがあり、市場操作されているのではないかという疑問があるようなことを話してくれた。
それ以来、この手の情報番組の内容を鵜呑みにしないよう、気をつけるようになった。番組を見ていると、実験結果などについて被験者のデータが一方的だったりすることが目立ってきて、なんとなく真に受けられなくなっていたのだ。

あるある大辞典のような健康情報番組は、最初の頃は健康にいい食材や何かを効率よく行える方法などの紹介が多かったのに対し、あるあるで言えばIIになってから何かに突出して効果のある食材や栄養素、運動方法などの紹介が多くなってきたように思う。「今までは一般的にこうだったけど、こうすればもっと良くなる」から「これをしなければ危ない」「これをすることで、特別な効能がある」という感じで、恐怖感やある商品に特別感を植え付けるような内容にチェンジしてきていたように思う(みのもんたの番組は最初からこの路線だったように思うが、私は見ていないのでわからない)。
私も最初は、「身体にいいなら」と思っていたが、最近では「あるあるなんかで良いと言われるものを全部食べていたら、逆に身体がおかしくなるんじゃないか」と思ったりしていた。
実際、「酢がダイエットにいい」と放送し、「豆乳にダイエット効果」と放送していたが、しばらくして「酢と豆乳を一緒に採っても効果はない」と放送した。こういうのは、他にもいっぱいあるのではないかと思ったりする。
もちろん、食材などの栄養素を壊さないで調理する方法などは一理あるようにも思えたし、それを応用して料理したりもして、それが美味しかったりすれば、それはそれで重宝したりもしていた。

でも、最近のこの手の情報番組は、まるで新興宗教やねずみ講の勧誘のようで、その番組で紹介する方法をとらなければいけないようなあおり方をし、該当商品の販売の促進を兼ねているかのようで、どこかで誰かが儲かる仕組みになっているような気がしてならない。
「あと○年でハルマゲドンが来て人類は壊滅するけど、この壷を買ってこの神様を拝めば助かります」と言われれば、常識的な人なら「何言ってるんだ」ですむ話だ。「この栄養素を採らないと、将来○○病で死ぬ可能性が高くなる」と言われた方が確かに現実味は高いのだろうが、ハルマゲドンで人類が滅亡する話とどれだけ違いがあるのだろうかと思うと、実はあまり変わらないのではないかと思ったりもするのだ。気をつけていても病気になるときはなるし、ハルマゲドンだって来るときがあるのだとすれば、それは避けられないのだろうと思う。

もちろん、健康に留意することは悪いことではないと思う。
しかし、情報番組で言う「危険性が高くなる」というのは、それだけやっていればそれを回避できるかのようだけど、実際はその要因は多岐にわたっているので、その他にも気をつけることはいっぱいあるはずなのだろうと思う。
広告などで「これを毎日飲めば毒素が抜ける」とか「これを摂取すると身体に良い菌が増え、身体に悪い菌が減る」という効能をうたう商品は後を絶たないが、そんなものを利用するくらいなら、その前に毒を身体に入れない努力をする方が先決ではないかと思うことがある。
健康にうるさい人が人ごみで平気でたばこを吸っていたり、食品添加物がわんさか入ったものに無関心だったりして、それだけ健康にうるさいならこういったことも気をつけたらというようなことを言うと、「これをやっているんだから大丈夫」という返事が返ってくる。情報操作によって、健康食材がある種の免罪符的役割を担っているような気がしてならない。

情報はひとつの側面でしかない。全ての人に100%合うものなど存在しないと思うし、例え効果があるにしろ個人差があるのは当然だと思う。流布している情報全てが嘘だとは思わないし、あるある大辞典のような情報番組の中でも、有益な情報が皆無だったとも思わない。ただ、自分に入ってくる情報を自分できちんと解析することも、情報を受ける側には必要だと思うし、これだけ情報が氾濫している世の中で、必要のない情報は自分で排除することも大切だと思う。
普通のニュースでさえ、テレビ局で脚色された状態で入ってくる今の世の中、情報を受ける側が情報に対して考える余地がだんだん少なくなっていることも事実だと思う(想像したり考えたりしなくても、テレビ局がおせっかいにも全部やってくれるから)。だからこそ、情報に踊らされない注意も必要なのではないだろうか。



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