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◇サンドブラストで口琴時計を作る2008年03月22日 00時26分02秒

 
 
箱根強羅の強羅公園内にある、クラフトハウスでサンドブラスト体験をしてきた。サンドブラストとはガラスに模様をマスクし、そこに砂を吹きかけて模様を彫りこむという手法である。
ガラス素材としてはグラスやジョッキなどの中に時計があったので、私は行く前から時計を作ろうと模様の素材を用意していった。もちろん、現地でもさまざまな模様が用意されてはいるのだが、せっかく作るのだから好きな模様を彫りこみたいと思い、文字盤のところに口琴をあしらった口琴時計を作ることにしたのだ。
Illustratorで口琴の画像を取り込み、ベクトルでアウトラインをとって模様の素材を作る。せっかくだから、色々な国の口琴の特徴を出せるように作ってみた。最初はきっちりとデザインしようと思ったのだが、時計の素材になるガラスのサイズがわからなかったので、だいたいの予想をたてて画像を作っていった。

いざ現地に行ってガラスを見ると、時計用に用意されていたガラスは思ったより小さかった。出されたガラス素材の中から比較的大きめ18cm×11.5cm程度のガラスの板を選んだ。しかし、私がデザインしたのは正方形か円形用のものだったので、文字盤にあたる部分のみ抽出して作ることにした。

作業方法の説明では、まず鉛筆でトレイシングペーパーに模様を写し、それをガラス一面に貼り付けたゴムテープに転写する。転写した部分のテープをカッターで切り取り、切り取った部分に砂を吹きかけて白く彫りこむというもの。
私が用意した口琴の絵は、18cm×11.5cmの時計としてはかなり大きめだったのだが、なんとかレイアウトを変更すれば絵を縮小せずに入れ込むことができたので、そのままトレイシングペーパーに写しこむ。だがすぐに鉛筆の先が丸くなって細かいところがなかなか書き込めない。鉛筆の芯をけずりながら作業をするが、すぐにその作業自体無駄であることが判明する。ゴムテープを切り取る際に、細かいところがうまく抜けないので、ディティールをかなりデフォルメする必要が出てきたのだ。
スタッフの人の話だと、テープを切り取るときは一筆書きをするように一気に切り取るほうが綺麗にできるといわれたが、そんな器用なことはできない。カッターは細かい作業ができるようなものだったが、細かい個所のゴムテープがなかなかうまくはずせなかったり、切り始めと切り終わりの個所が微妙にずれていたりしてなかなか上手にできない。細かい模様であればあるほどこの作業は大変だった。
なんとかごまかしながら、約一時間半ほどの作業で砂の吹きかけまでこぎつけた。スタッフの人がサンドブラストの機械にかけてくれた後、全体を覆っていたゴムテープをはずし、いざけずられたところを見ると、カッターのエッジがでてギザギサしてしまっている。でも、全体のバランスもそこそこだし、初めての作品としてはまあ良いほうだろうと妥協したのだった。

ちなみに、一時の位置からサハのホムス、ノルウェーのムンハルペ、フィリピンのクビン、アルタイのコムズ、ベトナムのンチャン、旦那のオリジナルデザインの口琴、中国雲南省のホホ、オーストリアのマウロトロンメル、アイヌ民族のムックリ、キルギスのテミルコムズ、インドのモルチャンとなっている。本当は国の名前と口琴の名称も入れたかったのだが、細かすぎてちょっと難しかったのと時間がなかったので断念した。時計の針も金色の方がよかったのだけど、金色の針は短いのしかなかったので、銀色になってしまった。

帰宅してから時計のムーブメントを取り付け飾ってみると、まあまあ良いのではないかと思ったりする。


箱根強羅公園 クラフトハウス
http://www.crafthouse.org/index.html

コメント

_ kaeru ― 2008年03月25日 02時59分14秒

すてきー!!
色、すきー。ホホがなんかめんこいな。

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