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◇猫介護生活:おむつカバー2010年06月09日 04時48分31秒

後ろから見たところ
おむつカバー装着後姿。

猫がおもらしをするようになり、紙おむつを使用するようになったのだが、なかなか猫用に作られた紙おむつというのは見当たらなく、ペット用の紙おむつはほとんどが犬用に作られている。
布おむつも検討したのだが、装着するときにじっとしていてくれないので手間がかかり、その間に第二弾が床の上にということもしばしばなので、紙おむつを使用している。

ユニチャームのペット用紙おむつは犬猫兼用とされてはいるが、うちの猫にはあまり具合がよくなく、足の方から横漏れしたり、しっぽ穴からうんちやおしっこが漏れてくる。
現在は、人間の新生児用の紙おむつにはさみで穴を開けて使用している。ペット用よりも吸収帯が腰まで長くあり、足の動きもペット用よりも自由度が高く、ギャザーの具合も良い。
吸収帯もペット用よりしっかりしていて、一晩おいても毛がさらさらなのには、最初感動してしまった。
しかし、これでもまったく漏れないということではないのだ。

寝ているときは、猫ベッドの中に吸水シートをしいて防水するようにしているのでまだいいのだが、起きて部屋を徘徊している間に排尿した場合、量が多いと床にそのまま漏れてしまい、おむつの意味がまるでなくなってしまう。
いろいろ考えておむつカバーを探してみたりしたが、これまた犬用ばかりで猫用のはなかなかない。
あっても上半身までサポートするようなタイプで、関節が湾曲しているうちの猫には、ちょっと負担が多くなってしまうような気がするのだ。
それでなくても、おむつの締め具合によっては股関節を圧迫して動きを阻害してしまい、後ろ足がほとんど動かなくなってしまうこともある。
後ろ足が動かないときは前足だけで動いているのだが、そのときに必要以上に身体をかがめたりするため、上半身で固定するタイプは負担が大きいような気がした(試してないのではっきりしたことはいえないのだが)。

そこで、おむつカバーを検討。
全体をカバーしなくても、漏れの部分のみ吸収してカバーしてくれればいいと考えた。
当初は、子供用のカバーパンツと腹巻が一体になったようなものがいい思ったが、なかなかぴったりくるようなものには出会えなかった。
子供用の衣服など、他人様の出産祝いに購入するくらいしか見ないので、実際にどんなものが存在しているのかさえわからない。
現在子育て真っ最中の、帯広のKさんに相談して子供の衣服のことについて聞いてみたところ、それは最初から作った方が無難ではないかとのアドバイス。
大人用のトレーナーでズボンを作ったなどの経験談を聞いて、別な友人が子供のズボンを大人用の靴下で作ったという話を思い出し、調べてみたら意外に簡単に作れることが判明した。ウールソーカーというおむつカバーらしい。
これにしっぽ穴をつけたらいいのではないかと考えた。

作り方
おしっこ漏れをしたときの吸収性を重視し、冬用のマイクロファイバーの靴下を採用。
季節商品なので今はあまり見かけないが、寒い時期は100円ショップにもあるし、ホームセンターで3足500円くらいで売っている。
今回は試作ということで、私の3年もののピンクの靴下をおろして作成。
製作時間2時間弱。もともと不器用ということもあるのだが、生地がもこもこしているので、ミシンの糸の具合が難しかった。

人間の子供用だと、靴下の底の部分を開いて縫い合わせるだけでいいのだが、猫用だとしっぽ穴が必要になる。
そのまま穴をくりぬいてもいいのだが、着脱を考慮して背中側は縫わずに留めるようにする。
靴下を一度全て開き、お腹側は縫い合わせて、背中側はまたのところまで縫い合わせた。
全て開いたのは、当初足を少し細く縮め、裾をゴムで締めようと思ったのだが、そのままでも足を伝っておしっこが漏れることはなさそうなので、切りっぱなしにした。
この場合は、靴下の足首より上の部分は切らないでもよかったかもしれない。
背中の部分も切りっぱなしで、腰の部分でななめに合わせるように大きなベロクロテープをつけた。ななめに合わせることで、自然とお尻に穴ができるので、しっぽ穴を開ける必要もないし、おしっこを確認するときにもいちいち全部脱がせなくてもいいので楽である。
ただ、背中側をななめにすることで、またのところに穴があいてしまったので、切り落とした靴下の先っぽを丸く切って補強した。

洗うと切り口がぼそぼそになるが、特にほつれてくることもないので現在もそのまま使用している。
洗濯は、今のところこれひとつなので、毎回手洗いしている。

新生児用の紙おむつにしてからはダダ漏れということは少なくなったので、現在は私がちょっと外出してこまめに面倒を見られないときに装着。
オムツカバーが漏れたおしっこを吸ってくれるので、帰宅したときに床におしっこ地雷があることもなくなった。

ただ、婦人用24cmの靴下だとちょっと腰のところが心もとないので、次に作るときはくるぶし丈の紳士用の靴下にしようと、主人の夏用の3足1000円の26cmの靴下を一足もらうことにした。
今度の素材は、夏でも蒸れないさらさら素材。
マイクロファイバーよりは吸水性が期待できないと思うが、蒸れないというのは夏場は重要だと考え採用。
果たしてどんな使い心地か。うちの猫が気に入ってくれるといいのだが。

※2010年6月9日17時頃改定しました。



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