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◇最近のNHKは番組企画をなめてるのか2010年12月21日 01時32分35秒


「NHKに捧げる歌」(1969年)作詞:柏倉秀美 作曲:早川義夫

NHKの番組企画は最近、企画の流用と焼き直し、そして本放送時間の再放送がやたら多い。

ブラタモリはシーズン2が始まったと思ったら、いきなりシーズン1の再放送ばかりだし、番組たまごから本放送に昇格した洋楽倶楽部80sは、5回放送後に再放送が続き、その後アジア大会で放送自体11月中は休み、再開されたと思ったら3回で終了。
アサイチは試してガッテンとのコラボ企画とかで、そのときの企画の半分くらいはガッテンの内容そのままのことも多い。

そして、12月20日に放送された「地球イチバン」。
これは、2009年にBShiで放送された、プレミアム8<紀行>シリーズの「地球一番紀行」の焼き直し番組である。
この番組も番組たまごから昇格番組なのかはわからないのだが、前回はオランダ・グローニンゲンの「世界でイチバンの自転車の街」を放送した。
そして、今回はBShiの「地球一番紀行」の中から「世界で一番標高の高い街」を、司会をナインティナインの矢部を据え、三輪明宏、兼高かおるをコメンテーターとし、実際に現地レポートした大高洋夫のトークを交えた番組構成になっている。

前回のオランダを見なかったので、この番組は最初はどういう構成だったのかは知らないが、現地のレポートだけを重点的に放映したBShiの「世界一番紀行」に比べると、50年前に同じ地を訪ねた兼高かおるのコメントや、レポートの実際の裏話などを交えて、よりバラエティ色の強い構成であり、これはこれで楽しめるものだと思う。
だが、番組にあたって過去にBShiで放送された内容であることなどの説明は一切なく、まるでこの番組のためにレポートされた内容のような雰囲気。
内容を流用するのなら、そういう説明はきちんとあった方がいいと思うのは私だけなのか。
番組内容が面白かっただけに、それはそれでちょっと腑に落ちなかったりする。

それにしても、NHKのこの流用の多さと再放送の多さは、どういうことなのか。NHKは番組企画をなめてるのかといいたいくらい。
BSのスペシャル番組などを何度か再放送するというのはアリだと思うが、総合の週1番組の再放送を本放送時間に放映するというのは、あきらかに手抜き以外のなにものでもないように思う。再放送なら、別な時間帯にするのが筋ではないのか。

NHKスペシャルやBSの番組は内容もとてもいいし、バラエティなども民放のただただ騒ぐだけの芸人が大勢出るような内容のないものに比べればはるかにましだと思う。
しかし、NHKはNHKなのだ。
崇高な番組ばかりに金をかけて、視聴者になじみやすい番組を増やして民放に対抗しつつも、あたった企画を再編成しても結局は再放送ばかり、という視聴者をなめきった番組内容というのは、受信料を払っている側としてはとうてい納得のいくものではない。

しかも地デジ移行に伴い、NHKは自分とこの不祥事を棚に上げて、B-casと連動することで受信料の徴収を増やしているはずなのだ。
早川義夫の歌ではないが、“押し売り”と揶揄された受信料徴収も、現在ではデジタル化されつつあるようだ。“押し売り”どころか、NHKを見ているかどうかを自動的に管理されているということになる。
そこまでするなら、それなりの番組作りを心がけてほしい。
“だけど払わにゃなるまいし”と、視聴者が思わない番組作りを目指すのが、国民から受信料をもらっているNHKの義務であるということを、NHKは肝に銘じなければならないと思う。

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