Copyright & 2006 by makura GEKIDAN Shirakaba. All Rights Reserved.
 無断転載を禁ず
Google
WWW を検索 げきだんしらかば を検索


◇猛吹雪2014年02月08日 14時35分44秒

関東地方は猛吹雪である。
朝起きると、ゴーという地響きと共に雪が横殴りに降っている。
本当にここは関東地方なのか...
朝刊は昨日のオリンピック開会式が終わった頃に取りに行ったが、その頃はすでに雪が降り始めていた。

上京して少しした頃、こんな天候を見たような記憶がある。
二十数年前の大雪の頃、私は学生寮に住んでいたが、大雪に辟易している学生の中で、沖縄出身の人たちだけがやたらはしゃいでいた。

先週の週末にホームセンターで雪かき用スコップを見かけて、「買おう」と提案する私に、旦那は「そんなのいらないよ」と言った。
しかし、明日は絶対いるからという主張の元に、夜10時近くになってからスコップを求めて閉店間近のドラッグストアへ。
ドラッグストアなどに売っていないと思いつつも、最後に一本が残っていた。

帰りに食料品を買い込もうとスーパーに寄ったが、24時間営業の夜中のスーパーの駐車場は満員御礼で入れなかった。
明日に備えて食料品を買い込もうとしている人が、夜になってやっぱり準備をしようとしていたらしく、昼間でも見られない盛況ぶりだった。

つらら

そうして入手したスコップで、午後になって雪かきをする。
ここは風の通り道でもあるので、ふきだまりのようになった雪は20cmくらいになっている。
スコップを買って本当によかった。
車はすでに凍り付いているし、窓からはツララがぶら下がっている。
関東でツララを見たのも二十年ぶりくらいだろうか。
帯広在住の友人Rは、自宅のツララの成長記録を毎年ブログにアップしているが、残念ながら我が家のツララの寿命はせいぜい三日といったところだろう。

車の雪をどかしても、数分後にはまた真っ白に雪化粧されてしまう。
家の前でヤマトのトラックがスリップして立ち往生している。
チェーンを巻いているのだが、後輪の片方が浮き上がってしまうようだ。
助手席から出てきた男性は、オセアニア系の顔立ちをしていて日本人ではないような感じ。
「どこから来たの?」と聞くと、「ニュージーランド」とのこと。
マオリ系の男性なのかも。

夜になってからだとベランダのシャッターが閉まらなくなるという懸念から、2時半にはシャッターを閉めてしまう。
それでも、雪が吹き込んできちんと閉まらない。
早めにシャッターをしてよかったと思う反面、このシャッターは明日開くのだろうかという心配もちらほら。

シャッターを閉めた薄暗い部屋で、ガスストーブの周辺に雪で濡れたコートや手袋をかけていると、昔雪の中で遊んだ後のことを思い出す。
大雪は困るけど、こういう時にノスタルジーに浸れるのは雪国出身の特権かなと、ちょっとだけ思う。




Copyright ©2006 by makura GEKIDAN Shirakaba. All Rights Reserved.
無断転載を禁ず