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◇日東醸造の白だし2015年08月18日 15時55分29秒



最近、白だしにはまっている。
特に夏はマストアイテムになっている。

夏場の休日の昼食は麺が多い我が家は、麺つゆは使えば便利なのだが味が画一的になってしまうし、その味から更に味を変えるくらいなら最初からダシをとって味付けした方がおいしかったので、徐々に使わなくなってしまった。
使わない調味料を冷蔵庫に長々とおいておくなら、使う分だけ作ればいい。
夏休みに入ると、夫がダシをとって麺つゆを作ってくれる。
休み中の麺類はこれで十分だ。

そういった理由で、最初は白だしという調味料の存在を知っても触手が伸びなかった。
しかし、数年前に日東醸造の白だしに出会って、この手の出来合いの調味料の概念を覆されてしまった。
出来合いの麺つゆやダシ醤油にありがちな化学調味料の気配は、ここでは見られない。
出来合いの調味料としては非常に完成度が高いと感じたのだった。

日東醸造ホームページ

白醤油の味に感動したのであれば、白醤油自体を購入すればいいのかもしれないが、家族全員北海道出身のわが家では、白醤油自体の活躍度は少ないだろう。
やはり関東の黒い醤油が料理のメインになるだろうことは明白なので、使わない調味料を購入するくらいなら、使う調味料を少量購入する方がいいと思うのだ。

夏は、なすを縦に切って個別にぴっちりラップをしたものを電子レンジで加熱してしんなりさせたものに、おろし生姜と白だしをかけて、容器ごと冷凍庫にぶちこむ。
冷凍庫に入れる時間はせいぜい30分くらいなので、凍ったりすることはない。
冷えたなすに白だしが染み込んだところに、花ガツオをかけて食べるのがおいしい。

夏の素麺も、白だしをのばして麺つゆにしてもいい。
市販の麺つゆよりも、白醤油がさっぱりしている。
この白だしのダシは昆布とシイタケのダシなので、物足りないときはカツオ節を足すとダシが活きてくる。
麺つゆよりも味の足し算がしやすいのもいい。

夏になるとたまに作る、沖縄の汁料理「クーニー」。本当は大根で作るようだが、私は夏の冬瓜で作る。
豚のばら肉を10分煮て、シャトルシェフで一晩置く。
肉を取り出し、スープをそのまま冷やしてラードを取り、更に漉したものに昆布とカツオ節のダシを足す。
冬瓜と煮た豚肉を切ったものをスープで煮て、今年は従姉が送ってくれた早煮え昆布もあったのでそれも足し、白だしと塩で味を調えたものが絶品だった。

実はちょっとしたアクシデントがあり、私は一度日東醸造に電話をしている。
アクシデントというのは、購入していた店とネットの価格に300円近い価格差があり、販売元の方が安いのであれば納得もいったのだが、近所の小売店の方が安かったからだ。
電話で確認し、小売店の方が何かの間違いがあるのではないかという話で一度受話器を置いた10分後に、電話で対応してくれた方の上席の方と思われる男性からお電話をいただいた。
この白だしがどのように大切に作られているのかを話してくださり、そういう理由でこの値段がギリギリのところだから、600円という価格は何かの間違いだろうという説明をしてくれた。
最初はちょっとびっくりしたのだが、その情熱に非常に感激したし、その情熱が味にきちんと繁栄されているのだと納得もできたのだ。
結局その価格差は、小売店の計算違いであることがわかり、私は最初の数本は大変得をした形で落ち着いた。
300円値上がりはしたものの、これだけ大切に作られているのであれば、飽きるまで使ってみようと思った。

残暑が厳しそうな今年の晩夏に、まだまだ活躍してもらおうと思う。



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