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◇入院2017年07月09日 14時02分50秒

ただいま入院中。
コメントにレスポンスできませんので、ご了承ください。

◇腸閉塞入院日記(長文)~手術編~2017年07月19日 18時33分31秒

入院札


そろそろ医療保険の見直しをしようと思っていた矢先に、相変わらずの腸閉塞を発症して入院した。
腸閉塞は一年に何度か起こるのだが、常に「義」とか「亜」とか「サブ」というのが頭につき、完全に閉塞していないという理由から手術せずにやり過ごしてきたのだが、あまりにも頻繁になることで生活にも支障をきたしていた。
いつもは救急で消化器内科のお世話になるのだが、内科じゃもうらちがあかない。今回はいきなり消化器外科にお願いすることで手術をしてもらえることになった。

腸閉塞では何度も入院しているが、今回は入院期間の食事を記録してみたい。
入院期間は15日間だった。
長くなるが、まったりと閲覧してもらえたら幸いである。

●入院1日目~4日目
絶飲食。全ての水分と栄養は点滴で吸収している状態。
体重が4キロ減る。
絶食はもう慣れっこになっていて、あまり辛く感じない。

●入院5日目~6日目
手術前に体力が落ちすぎるのもなんだしーということで、無残渣(胃腸に食べ物のカスが残らないということらしい)タイプの高栄養食のジュースが昼から出る。
高栄養食は、以前やはり腸閉塞で入院中に出されたが、ドロドロで薬くさくて、それをコーヒーとかいちごとかバナナ味でごまかしてあるのがさらに気持ち悪く、とても飲めるものではなかった記憶が蘇る。
栄養士さんが来て、「りんご味と青りんご味とあるけどどちらがいい?」と聞くので、どちらが美味しいか聞くと、どちらもどっこいどっこいであるとのこと。
とりあえず一般的なりんご味を試してみることにする。

昼から出てきたのは、TERUMO「ペプチーノ」という飲料。想像していたのとは違い、さらさらのりんごジュースのような感じだが、りんご味の向こうから顔を出す薬臭さはかなり辛かった。

ペプチーノ表
TERUMO ペプチーノ

アルジネード
ネスレ アルジネード

夜は青りんご味のネスレ「アルジネード」を試す。
こちらはアルギニンが入っており、手術の際の傷の治りを良くする効果があるらしい。
味もペプチーノよりはさっぱりしているが、やはり薬くささは同じである。まだこちらの方が量が少ないのでましという感じ。
とりあえず、5日目の昼だけペプチーノ、5日目の夜と6日の三食まではアルジネードにしてもらった。

5日目あたりから、手術の緊張で夜眠れなくなってくる。

●入院7日目

手術のお知らせ


手術当日。私は朝一番の手術だったので、待たされることなく手術室へ。
背中の部分麻酔と全身麻酔を併用すると、前日に麻酔科の医師から説明があった。
背骨に沿ってまず麻酔をして、そこにチューブを入れる。その後全身麻酔に切り替わり、すぐに意識がなくなった。
手術時間は3時間くらいだったらしい。
手術が終って声をかけられて目がさめたときに一番最初に思ったのは、友人に貸してその後連絡がこなくなっているお金が戻ってくるだろうかという心配だった。

手術後個室に移される。傷よりも腰が痛くて難儀した。寝返りがうてないのが辛い。
痛み止めのせいか、足の付け根から太ももにかけてしびれが強く、特に右が冷たくなっているような感覚。

●入院8日目~9日目
手術の翌日の午後から、4人部屋に移動する。
病棟の西側から東側に歩いて移動する。腰が痛かったので、立っている方が楽だ。
食事は絶食だが、飲水は許可される。
腹には消毒用のチューブ。背中には痛み止めのチューブ。尿パックと点滴がついていて盛りだくさん。

リハビリのため病棟の回廊を歩くように言われる。廊下に出てみると、そんなリハビリをしている人がたくさんいたりする。
9日目から回廊を10周する。寝ているより歩いたほうが楽だ。
足のしびれは、左は歩くことで少なくなっていくが、右はだまっているとぶり返してくる。

●入院10日目
傷は切ったところが痛いくらいであまり辛く感じない。
背中にチューブで入れていた痛み止めがなくなったので、尿パックと痛み止めのチューブが外される。
痛み止めを外したので傷が痛くなるかと思ったが、傷自体はたいして痛くないものの中の膨満感の圧迫感が痛く感じる。痛み止めは錠剤で処方された。
この日は清拭の後シャンプーをしてもらった。

足のしびれはだいぶいいが、やはり右だけ残っている。
冷房の吹き出し口に近い場所だったので、冷えが辛い。

この日の朝から食事が出て、点滴が一日3パックだったのが2パックに減った。
以前アレルギーが出た経験があるので、サバ、カニ禁。
食事の30分くらい前に、とろみのついた味のしない焙じ茶が配布されるようになった。

◎朝食 アルジネード
手術前にも飲んでいた高栄養ジュース「アルジネード」。

スマホで検索してみると、アルジネードにはみかん味ときいちご味もあるようだが、ここの病院では「青りんごよりもまずい」という理由で採用されていないらしい。

◎昼食 易消化食・流動
重湯150g
塩5g
具の入っていない味噌スープ
メイバランス・ミニ コーヒー味
ヤクルト。

重湯には5gの塩がついていて、1/3くらい入れて食べた。他の水物が多すぎて、重湯は半分ほど残す。
味噌スープはシジミ風味のダシが利いているが、塩辛く感じる。
そして、これも高栄養食品の明治「メイバランス」
10年くらい前に入院したときも、流動食の初期段階で出されたのだが、これが超絶にまずい記憶しかない。
味のバリエーションはチョコレート、いちご、コーンスープ、キャラメルなどと様々な展開があるのだが、10年前はあまりにも粘度が高くてなかなか口に入ってこない上に、独特の薬臭があってギブアップした一品。
しかし、今回のメイバランス・ミニは比較的粘度が抑えられて飲みやすい上に、独特の薬臭もうまくカバーされていて飲みやすかった。

メイバランス
明治 メイバランス

◎夕食 易消化食・流動
重湯150g
塩5g
具の入っていない中華スープ
メイバランス・ミニ コーンスープ味
ジョア プレーン
ぶどうジュース100cc

これでもかというくらいの水物。
半分くらい食べると、腹が張ってきて痛くなる。
中華スープはやはり痛いくらい塩辛く感じる。
他のものはすべて食べたが、重湯は半分ほど残す。

●入院11日目
手術後、この日初めて排便があった。
腸は順調に動いている。食事は昼から五分がゆになった。
この日の昼過ぎより、とうとう点滴がはずれて晴れて自由の身に。

◎朝食 易消化食・流動
重湯150g
塩5g
具の入っていない味噌スープ
牛乳200cc
りんごジュース100cc

汁物オンパレード。
牛乳がことのほか辛い。
味噌スープはやはり塩辛い。
重湯は3分ほどしか食べられなかった。

◎昼食 易消化食・5分
11日目昼食
11日目昼食

五分がゆ200g
塩5g
鶏団子と白菜の煮込み
マカロニサラダ(アレルギー対応済み)
バナナプリン

昼から五分がゆに変更。
鶏団子は白菜と春雨が入っていて、スープにとろみがついている。味はやはり濃い目。
マカロニはシェルタイプでマヨネーズが薄くコーティングされているもの。これにアレルギー対応済みの注意書きがされているのだが、本来ならカニカマがつくのかもしれない。
バナナプリンは、最初コーンスープかと思うほどたっぷりと容器に入っている。
味も手作りお菓子っぽくて、これはちょっとテンションがあがった。
しかし、あまりにも量が多くて食べられない。お粥を残してもバナナプリンは全部食べられなかった。

◎夕食 易消化食・5分
11日目夕食
11日目夕食

五分がゆ200g
塩5g
煮魚
かぼちゃの煮物
おひたし(軟)

おひたしはたぶんほうれんそうだと思うが、かなりくたくたに煮つぶされている。
かぼちゃは甘辛く煮たもの。
魚は白身でタラだろうか。とろみのあるしょうゆ味のタレで煮込んだもの。熱を通しすぎて硬くなっている。
おかゆが多すぎて半分ほど残す。

●入院12日目
この日の昼より全粥。全粥を食べ始めると、急に腸が活発に動き出し下痢をするようになった。
便秘よりはましだが、何度もトイレに駆け込むので辛い。
尿パックをとった副作用で、膀胱炎のようになり頻尿にも悩まされる。
この日は手術の傷口に入っていた消毒用のチューブがはずされ、シャワーが解禁となる。

足のしびれは歩くうちに、いつのまにか気にならなくなっているが、まったくない状態ではない。

◎朝食 易消化食・5分
12日目朝食
12日目朝食

五分がゆ200g
のりの佃煮
卵とじ
じゃがいもと玉ねぎの味噌汁
ヨーグルト

この日から味噌汁に具が入るようになった。
また、おかゆには塩だけだったが、のり佃煮がつくようにもなった。
卵とじは玉ねぎとにんじんと鶏のひき肉をだしと卵でとじたものだが、やはり味が濃く感じる。

◎昼食 易消化食・全
12日目昼食
12日目昼食

全粥250g
塩5g
蒸し魚の味噌マヨネーズ にんじんのグラッセと煮たブロッコリー添え
さつま芋の甘煮
おひたし

この日の夕食から全粥。五分がゆと比較してもご飯感がかなりアップする。全体の量が多いので、半分くらいしか食べられない。
前日はかぼちゃでこの日はサツマイモと甘い煮物がおいしい。
蒸し魚はタラだったが、この味噌マヨソースが強烈に塩辛い。つけあわせのブロッコリーに味がついていなかったので、それにつけて食べたがやはり塩辛かった。にんじんのグラッセはコンソメ風味で、芸が細かいと思った。
おひたしは多分ほうれん草とにんじん。くたくたでなんだか判らないくらいやわらかく煮てある。

◎夕食 易消化食・全
12日目夕食
12日目夕食

全粥250g
つくねの照り煮 にんじん、キャベツ添え
卵豆腐
果物(缶詰)

つくねは胸肉のミンチで、とろみのある醤油味のタレがかけられている。付け合せのにんじんとキャベツには、薄く塩味がついている。味は突然薄味になってびっくりする。
卵豆腐もしょうゆ味のとろみのタレがついていて、なんだか同じような味。
果物はりんごとみかんの缶詰。缶詰の果物は一度熱が入って繊維が壊れているので、お腹にやさいしいらしい。しかし、みかんは腹に悪いイメージがあり、全部食べられなかった。
おかゆはやはり半分くらいしか食べられなかった。

●入院13日目
この頃から、食べると蠕動痛がするようになる。胃に食べ物が入ると腸が動き出すのがはっきりと自覚でき、食べ物が腸のどこにあるのかも自覚できる。これが痛くて食が進まない。絶食期間が懐かしく思われるほど痛い。
医師に告げても回復期のよくある症状なのでとりあってくれない。
食事は量が食べられないので、極力たんぱく質をとるように心がける。
便も、朝の最初は普通だが、その後下痢を繰り返すようになる。併せて膀胱炎のような頻尿が起こり、トイレの住人と化す。

◎朝食 易消化食・全
13日目朝食
13日目朝食

全粥250g
塩5g
炒り豆腐
おひたし
麩とさといもの味噌汁
牛乳200cc

炒り豆腐はやはり味が濃い目。おひたしもほうれん草がこれまでよりも多少ほうれん草とわかる状態で出てくる。
味噌汁は麩とさといも。ここの味噌汁は具が入ると塩気が治まるような気がする。
最後に牛乳を飲むのが辛いが、筋肉が落ちて体がポヨポヨなので、せめてたんぱく質をとろうと全部飲む。

◎昼食 易消化食・全
13日目昼食
13日目昼食

全粥250g
塩5g
白身魚の照り煮 カリフラワー添え
菜の花の卵とじ
フルーツヨーグルト

白身魚はたぶんタラ。とろみのあるしょうゆ味のタレ。付け合せがこの日はブロッコリーではなくカリフラワーだった。
菜の花の卵とじはおいしかったが、何故にこの時期の菜の花なんだろうと不思議に思う。さといもなどは冷凍でも売られているが、菜の花はあまり聞かないので栄養的に別な食材はなかったのだろうかと考えたりする。
フルーツヨーグルトはミカンの缶詰とバナナをヨーグルトで和えたもの。缶詰ではない果物を食べたのが新鮮だった。

◎夕食 易消化食・全
13日目夕食
13日目夕食

全粥250g
塩5g
はんぺんのそぼろあん
大根のきんぴら
キャベツの醤油あえ

はんぺんのそぼろあんは、一見大根餅かと思った。食感も大根餅をもうちょっとねっぱりした感じ。はんぺんをこのようにして食べるのは、なんだか新鮮だった。
大根のきんぴらとキャベツの醤油和えは相変わらずの醤油味。

●入院14日目
食事はやはりおかゆを全部食べられない。
膀胱炎がだいぶ治まってきたが、下痢は相変わらず。朝食の後しばらく下痢してあとはぴったりというパターン。
おまけに咳が出てきているのが気になる。咳とくしゃみと鼻かみやタン吐きは、傷に響いて満足にできないからだ。
気づけば病室の他の人も咳き込んでいる様子。
年寄りの入院患者が多く、見舞い時間になると孫が病室に入ってきて騒いだり廊下を走り回ったりするのが気になる。
去年に入院した病院では、病室に小学生以下の子供は入室が禁じられていた。
見舞い客もできるだけ病室には入らず、デイルームなどを利用するような注意をされている。
小学校で手足口病が流行しているニュースもあり、子供の見舞いは極力遠慮してもらいたいと思うが、そういう人に限ってデイルームなどを利用しないのが困る。

傷の痛みがそれほど気にならなくなり、歩くのも普通に歩く事ができるようになる。
連日の猛暑で飲水の量が多くなり、一日1リットルほど飲む。
朝の回診のときに医師から「そろそろ退院」の打診があり、レントゲンと血液検査が実施され、その結果翌日退院許可がでる。

◎朝食 易消化食・全
14日目朝食
14日目朝食

全粥250g
塩5g
そぼろ煮
のりの佃煮
菜っ葉と卵の味噌汁
牛乳200cc

そぼろ煮は豚挽き肉の肉じゃがという感じ。こんにゃくなどは入っていなかったが、にんじんと玉ねぎが入っている。
味噌汁の菜っ葉の素性がわからない。

◎昼食 易消化食・全
14日目昼食
14日目昼食

けんちんうどん(易)
オムレツ ブロッコリー添え
ぶどうゼリー

この日、初めて麺類が出た。うどんと汁が別々に供され、うどんは柔らかく加工されていたが、表面が乾いて固まってしまっている。
別な容器のけんちん汁をうどんのどんぶりにぶっかけるが、汁が少なくて十分にうどんに回らない。
けんちん汁には、腸につまりやすいごぼうなどの食材は省かれており、大根とにんじんがメインの具だった。
オムレツは、メニューにはシュウマイと書いてあったが「アレルギー対応」となって変更されたようだ。
冷凍食品のオムレツにたっぷりケチャップがかかっている。
ぶどうゼリーがバナナプリンについでたっぷりとしていたのが印象的。

◎夕食 易消化食・全
14日目夕食
14日目夕食

全粥250g
塩5g
ハンバーグ ほうれんそうとにんじんのグラッセ添え
大根のコンソメ煮
キャベツのおひたし

ハンバーグは豚肉と鶏肉の合びきだろうか。豆腐ハンバーグのようにも感じるさっぱりさ。ソースはケチャップ。
大根のコンソメ煮はコンソメの風味がなく、ハンバーグなどの付け合せについてくるにんじんのグラッセの方がコンソメ風味が強かった。
おひたしはキャベツだが、前に出てきたキャベツの醤油和えと何が違うのかいまいちわからない。

●入院15日目
この日は退院。退院許可が出るのが遅かったので、午後からの退院とすることにする。
食事は普通食になることがなかったので少し不安だったが、午前中に栄養士さんが食事指導をしてくれた。
しばらくは麺類などには注意。脂っこいものもしばらくは控えたほうがいいので、うどんはいいけどラーメンなどはだめらしい。
根菜は常に注意が必要。あとはきのこ類。
これまで何度となく腸閉塞をしてきて学んだ知識を確認する形となったが、しばらくは病人食のような食べ物がメインになる。
普段、夕食のご飯は100gくらいであると話すと、成人の平均は一食茶碗一杯150gで計算しているとのこと。
おかゆだと、全粥で250gが150gに相当するらしい。
栄養士さんに、炭水化物を減らすのはいいけど、一食100g以下に減らさないよう注意された。

シャワーは解禁になったが、風呂は次の外来受診くらいまでは不可なのもがっかり。

入院中、テレビを見たのは一度きり。1000円のテレビカードで760円あまっていた。
ここの病院は病室でのWEBとメールは許可されているので、主にネットの閲覧をしていたのだが、ふだん契約している3Gを半分以上余らせて翌月繰越にして全部で5.5Gデータがあったが、手術前には2G使ってしまい、500MB補充した。
退院時結局は1.5Gあまっていたので、後半なくならないように注意しながら使用することになる。
ちなみに、WOWOWのオンデマンドの90分番組を閲覧したところ、一気に500MB使用してびっくりした。
その他、Youtube、comicoなどのweb漫画の閲覧がことの他データを使う原因になった。

◎朝食 易消化食・全
15日目朝食
15日目朝食

食パン2枚
りんごジャム
マーガリン
オムレツ ブロッコリー添え
キャベツとにんじんのマヨネーズ和え
バナナ2/3
ジョア(プレーン)

この日初めて食パンが出たので、本当は普通食でもいいくらいなのではないかと思った。
オムレツは冷凍食品のものにケチャップがかかっているが、前に出たときよりも大きかった。つけあわせのブロッコリーは正体がわからないくらいやわらかくなっていた。
パンにつけるのはりんごジャムとマーガリン。ふだんマーガリンを好んで食べることはないが、なんとなく給食みたいでたくさんつけて食べた。
パンは茶色のパンだった。
キャベツとにんじんのマヨネーズ和えにもたっぷりとマヨネーズがついている。この日の朝食は、これまでより脂質が高い印象。
バナナを全部食べるのが苦しかった。

◎昼食 易消化食・全
全粥250g 肉団子の中華煮
かぼちゃの煮物
豆腐と卵の中華スープ

この病院での最後の食事だが、退院で少しせかされていたので写真を撮り忘れた。
おかずは中華系。肉団子の中華煮は、醤油味のとろみのたれに肉団子と白菜、人参が入っているいつものパターン。
中華スープは、最初の具のない中華スープと味が違い、ものすごく味が薄かった。




夫が来て会計をすませ、巣のようになっていた私物を運んで帰宅。
外は猛暑でむわっとしているが、長い間冷房で身体が冷え切っているので、あまり暑く感じない。
久しぶりの車の運転は少し怖かった。

家に帰宅して最初にしたのは、テレビの録画を整理すること。
腸閉塞で緊急入院し、そのまま手術だったので何も準備をしていなかった。
夫にも毎度世話をかけてしまい、しかもこの期間二度も出張に出かけなければならなかったので、感謝に絶えない。

切った小腸は、卵巣膿腫ができているところに癒着して団子になっていたらしい。
はがすときに卵巣膿腫から膿を出して綺麗にしてくれたので、卵巣膿腫もなくなったかっこうになる。
外に出て小腸と癒着していた子宮筋腫は、専門外なのでそのまま。本音を言えば一緒に切ってもらいたかったが、とりあえず小腸の軌道をきれいにしてもらったことで気持ち的にもすっきりした。
心配した足のしびれも、ほとんど気にならなくなり、歩けなくなるのではという心配はまったくの杞憂に終った。

あとは、手術をしたせいで新たな腸閉塞のリスクを減らすべく運動をしなければならない。
私は基本机に座りっぱなしの生活なので、腹が圧迫されてくっつきやすい環境なのかもしれない。
夕方に30分ほど散歩に行き、スクワットなどの簡単な筋トレからはじめている。

体重は残念ながら3キロほどしか減らなかったが、筋肉が落ちて皮がたるたるにあまっている。顔もかなり細くなってしまった。
このまま太らず痩せていくといいなあと思う。

一大決心をして臨んだ開腹手術。吉凶の結果が出るのは老後の話にしたいところだ。



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