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◇口琴CM:マンダム「GATSBY deodorantAQUA ほんだら行進曲編」2011年03月29日 04時59分34秒

 
ここのところ出色のものがなかった口琴CMで、ひさびさのヒットCMが放映中。

GATSBY deodorantAQUA ほんだら行進曲編
http://www.gatsby.jp/tv/index.php


クレイジーキャッツの「ホンダラ行進曲」をアレンジしたBGMで、キムタクとダンシングチームが華麗なダンスを披露するという内容。
ダンシングチームは、統一されない今風のファッションの人で構成されており、キムタクのダンスはたぶんアテレコではない様子。

口琴は、BGMの「ほんだら行進曲」で使用されており、私の記憶に間違いがなければ、オリジナルの「ホンダラ行進曲」でも口琴の演奏が確認できる。

現在、地震の被害で多くのテレビCMが自粛の傾向にあり、このCMも地震のある直前に放映が開始されたが、地震後は自粛されていた。
3/28のSMAP×SMAP(フジテレビ)では、久しぶりに確認することができた。

以前、日本口琴協会の定例会でCMの報告をしたときに、「キムタクのCMは口琴率が高い」と公言したが、その説が立証されたひとつだ。
キムタクの口琴CMは、今まででもカローラ フィールダー(ブレイクダンス編)や、富士通のドコモ携帯のCMなどでも確認できる。

ジャニーズは自社タレントの肖像権の問題で、ネット上の映像や画像の公開がきびしいため、Youtubeなどでもすぐに削除されてしまう危険性がある。
ここでリンクしても意味がなくなってしまうので、見たい人は各自で確認してほしい。

◇最近のNHKは番組企画をなめてるのか2010年12月21日 01時32分35秒


「NHKに捧げる歌」(1969年)作詞:柏倉秀美 作曲:早川義夫

NHKの番組企画は最近、企画の流用と焼き直し、そして本放送時間の再放送がやたら多い。

ブラタモリはシーズン2が始まったと思ったら、いきなりシーズン1の再放送ばかりだし、番組たまごから本放送に昇格した洋楽倶楽部80sは、5回放送後に再放送が続き、その後アジア大会で放送自体11月中は休み、再開されたと思ったら3回で終了。
アサイチは試してガッテンとのコラボ企画とかで、そのときの企画の半分くらいはガッテンの内容そのままのことも多い。

そして、12月20日に放送された「地球イチバン」。
これは、2009年にBShiで放送された、プレミアム8<紀行>シリーズの「地球一番紀行」の焼き直し番組である。
この番組も番組たまごから昇格番組なのかはわからないのだが、前回はオランダ・グローニンゲンの「世界でイチバンの自転車の街」を放送した。
そして、今回はBShiの「地球一番紀行」の中から「世界で一番標高の高い街」を、司会をナインティナインの矢部を据え、三輪明宏、兼高かおるをコメンテーターとし、実際に現地レポートした大高洋夫のトークを交えた番組構成になっている。

前回のオランダを見なかったので、この番組は最初はどういう構成だったのかは知らないが、現地のレポートだけを重点的に放映したBShiの「世界一番紀行」に比べると、50年前に同じ地を訪ねた兼高かおるのコメントや、レポートの実際の裏話などを交えて、よりバラエティ色の強い構成であり、これはこれで楽しめるものだと思う。
だが、番組にあたって過去にBShiで放送された内容であることなどの説明は一切なく、まるでこの番組のためにレポートされた内容のような雰囲気。
内容を流用するのなら、そういう説明はきちんとあった方がいいと思うのは私だけなのか。
番組内容が面白かっただけに、それはそれでちょっと腑に落ちなかったりする。

それにしても、NHKのこの流用の多さと再放送の多さは、どういうことなのか。NHKは番組企画をなめてるのかといいたいくらい。
BSのスペシャル番組などを何度か再放送するというのはアリだと思うが、総合の週1番組の再放送を本放送時間に放映するというのは、あきらかに手抜き以外のなにものでもないように思う。再放送なら、別な時間帯にするのが筋ではないのか。

NHKスペシャルやBSの番組は内容もとてもいいし、バラエティなども民放のただただ騒ぐだけの芸人が大勢出るような内容のないものに比べればはるかにましだと思う。
しかし、NHKはNHKなのだ。
崇高な番組ばかりに金をかけて、視聴者になじみやすい番組を増やして民放に対抗しつつも、あたった企画を再編成しても結局は再放送ばかり、という視聴者をなめきった番組内容というのは、受信料を払っている側としてはとうてい納得のいくものではない。

しかも地デジ移行に伴い、NHKは自分とこの不祥事を棚に上げて、B-casと連動することで受信料の徴収を増やしているはずなのだ。
早川義夫の歌ではないが、“押し売り”と揶揄された受信料徴収も、現在ではデジタル化されつつあるようだ。“押し売り”どころか、NHKを見ているかどうかを自動的に管理されているということになる。
そこまでするなら、それなりの番組作りを心がけてほしい。
“だけど払わにゃなるまいし”と、視聴者が思わない番組作りを目指すのが、国民から受信料をもらっているNHKの義務であるということを、NHKは肝に銘じなければならないと思う。

◇市川海老蔵会見を見て思ったどうでもいいこと2010年12月09日 00時58分42秒

六本木で酒に酔って暴行を受け、全治二ヶ月の怪我をしたという、市川海老蔵の記者会見。
テレビ各局は夜のニュースのトップ。
NHKでは首都圏ニュース845の直前に報道局からの速報として報道され、その日のニュース9でもトップニュース扱い。
8日になってもあさイチの冒頭でも紹介され、ニュース9では会見当日に続いて8日にもその様子を報道した。

普通にニュースを見ていれば、嫌でも目に入ってくる報道加熱ぶり。マツコデラックスじゃないけど、「どうでもいいわよ!」と言いたくなる。
海老蔵のせいで、日米韓合同演習や日米合同演習にロシアの偵察機のちゃちゃが入ったニュースや、金星探査機「あかつき」のニュース、民主党と社民党のかけひきや民主党内のごたごたのニュースなど、なんだか影が薄くなってしまった。
ニュースショーの民放はどうでもいいけど、NHKは受信料払ってるんだから、どうでもいい芸能ニュースは民放に任せてもっと大事なニュースを流すべきである。

どうでもいいけど、非常に気になったことがひとつ。
記者会見を見ていて一番最初に思ったのは、あまりにも言葉を選びすぎていて、なんだか現実味に欠ける。
なにしろ、「自分は被害者である」と言っておきながら、加害者やその仲間に対して「あの方々」などと敬語を使っているのである。
私は加害者に対して敬語を使う被害者というのを、初めて見た。

そもそも敬語というのは「相手を敬う」意志をあらわすものであり、「相手が自分より優れているということを認める意思表示」である。
自分より優れているとはいっても、相手が自分より年上だったり、目上だったりすることで、自分が相手よりも下の立場であるということを表すという意味の方が、世間一般的には強いだろう。

しかし、加害者は海老蔵よりも年下だし、例え最初に紹介されたときに元暴走族であるという理由から「怖いから失礼のないように」と思ったとしても、自分に暴力を奮い、その結果自分の仕事に差し障りが生じた原因の相手に、あそこまで敬意を示す必要があるのだろうか。
仕事をキャンセルして遊びに行き、酒をくらってほとんど記憶のない状態で起きた事件の中で、自分自身が大変反省しているという意志を示したいのであろうが、一環して「自分は被害者である」ということを強調するならば、加害者に対して敬意を払う必要はまったくないのではないか。

この記者会見を見ていて、海老蔵自身が完全な被害者であるということもとても感じにくいものであったし、何より自分の保守をしつつも加害者にとても配慮しているように感じた。
どうせ無期謹慎なんだし、記憶にないのなら記憶にない、そして自分もちょっとは非があるのであれば、正直に記者会見で言ってしまった方が、あとあと楽だったんじゃないかと思ってしまった。

まあ、いずれにしてもどうでもいいのだけど。

◇三波伸介とジョン・レノンは命日が同じ2010年12月08日 23時19分38秒


三波伸介が司会当時の笑点オープニング。
三遊亭小圓遊や林家こん平など、お馴染みの出演者の名前も見られる。


今日は、ジョン・レノンの30回目の命日である。
そして、昭和の喜劇役者 三波伸介の28回目の命日でもある。

ジョン・レノンが死んだ1980年当時私は中学生で、朝のニュースでジョンの悲報を聞いて、登校後に職員室まで新聞を確認しに行った。
その日は深夜までビートルズやジョン・レノン関連のニュースや追悼番組が目白押しで、関東などと番組内容が違う北海道でも、ジョンの番組をある程度見ることができた。

その2年後の1982年12月8日、当時笑点の司会だった三波伸介(初代)が急死した。自宅で大動脈瘤の破裂で倒れていたのを家族が発見し、そのまま病院で亡くなった。
Wikipediaの「三波伸介(初代)」によると、『三波はよく死んだふりをして狸寝入りをして家族をからかうことがあったため、この時も暫く「死んだふり」をしているのだろう、と思っていた』とのこと。
家族を驚かせて普段からだまし討ちしていたという、喜劇役者らしいエピソードといえるように思える。

三波伸介は、1972年から1982年の暮れまで笑点の司会を務めている。
私は笑点のファンだったが、小学校に上がるくらいからは三波伸介が司会を勤めていたので、当時の私にとって笑点の司会者といえば、三波伸介のことを指す。
そのほかにも、凸凹大学校や満点パパなど、当時の人気番組の司会を多く勤めていた。
伊東四郎、戸塚睦夫とてんぷくトリオで活躍していた頃のことはあまり記憶になく、司会者としてのイメージが強かった(伊東四郎は「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」で、小松政夫のデンセンマンの「ベンジャミン伊東」として人気を博していたので、三波伸介と同じグループにいたという印象がない)。


電線音頭のベンジャミン伊東。


その三波伸介が、ジョン・レノンと同じ日に急死した。
死んだのはジョンの2年後のことだったが、ジョンの死後、毎年命日の12月8日には、何かしらの特別番組が組まれており、1982年のこの年もすでにジョンの追悼番組が予定に入っていたが、昭和の名喜劇役者であり、お茶の間の人気者であった三波伸介の急死で、私はジョンの番組は三波伸介の追悼に替わるものだと思っていた。

だが、この日の北海道では、三波伸介の追悼番組は放送されなかった。
関東キー局ではどうだったのかは知らないが、深夜番組にジョンの追悼番組は放送されても、三波伸介に関する番組はまったくなかった。
私は、三波伸介のてんぷくトリオ時代の映像や映画などが放送されるものと期待していたのだが、結局のところ深夜放送に至るまで、その後も北海道で三波伸介の追悼番組を見ることはできなかった。(もしかしたら放送されたのかもしれず、私のチェックもれなのかもしれないが…。)


三波伸介一座

ジョンの死から時を経て、テレビ番組でのジョン関連の特別番組は少なくなってきたが、世間では毎年のように12月8日はジョン・レノンの命日であると大騒ぎする。
私もジョンが死んだときは、それなりにショックを受けた。
ジョンの平和へのメッセージや世界的な影響力から考えて、世間が毎年不慮の死を遂げたジョンの命日を偲ぶのは当然といえば当然だということも解っている。

しかし、昭和の一世代を作った喜劇役者 三波伸介の死に対する当時の扱いを思うと、なんとなく「なんでジョンばかり」という気持ちになってしまう。
あの日あの時、てんぷくトリオの「落語野郎シリーズ」なんかが放映していたら、こんなこと思わなかったのかもしれないと、今でもジョンの追悼のニュースを見ると、そのことを思い出してしまう。。

三波伸介記念館 http://www.geocities.jp/sinsuke373/

Wikipedia「三波伸介(初代)」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E6%B3%A2%E4%BC%B8%E4%BB%8B_%28%E5%88%9D%E4%BB%A3%29


Wikipedia「てんぷくトリオ」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A6%E3%82%93%E3%81%B7%E3%81%8F%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%AA


◇NHK歴史秘話ヒストリア「トルコ軍艦エルトゥールル号」とムスタファ・ケマル・アタテュルク像のその後2010年10月30日 04時16分35秒

NHK総合10月27日の歴史秘話ヒストリアは、明治時代に紀伊半島沖で沈没したトルコの軍艦エルトゥールル号の話題だった。
エピソード1 エルトゥールル号の遭難と、その乗組員を助けた当時の大島村(現在の和歌山県串本町樫野)の物語。
エピソード2 日本国内のエルトゥールル号への義援金に関する物語。
エピソード3 その当時、単独でイスタンブールへ渡った日本人 山田寅次郎の物語。

昨年、トルコの建国の父ムスタファ・ケマル・アタテュルクの像が、日本の新潟柏崎市で野ざらしになっている事実を知り(柏崎市では、ビニールにくるんで“保管”していたと言っている)、その像をきちんとした形に戻す署名運動の記事を書いた。
署名の結果、トルコ大使館の協力も得て、ムスタファ・ケマル・アタテュルクの像が、明治時代に紀伊半島沖で沈没したトルコの軍艦エルトゥールル号ゆかりの地である、和歌山県串本町に移設されることが決定し、大変嬉しく思った。
像の除幕式も今年の6月に無事すみ、トルコと日本の友好120周年の記念の式となったようだ。

◇旧トルコ文化村内のムスタファ・ケマル・アタテュルク像の現在 ― 2009年05月25日
◇トルコ建国の父、アタチュルク銅像 新潟から和歌山・串本に移設へ ― 2009年12月21日

そこでも書いたが、トルコという国は大変な親日国で、私たちがイスタンブールへ行ったときにも、私たちが日本人であることを知ると、日本語が話せても話せなくてもとても親切にされることが多かったし、日本語が話せるトルコ人は日本人がいかにすばらしいかを聞かせてくれた。
誰もが「日本人は暖かくて親切だ」と言っていた。
「何故?」と質問すると、「昔、日本人はトルコ人を助けてくれた」というのだった。

エルトゥールル号のことは、トルコの小学校では普通に勉強するらしい。
トルコの近代化を促進し、建国の父とも謂われたムスタファ・ケマル・アタテュルクは、明治政府をお手本にして近代化を進めたという話もあるくらい、トルコでは日本という国がとても近しい国であるらしい。
しかし、日本人はトルコのことなどほとんど知らないし、世界三大料理のひとつがトルコ料理であることを知っている人も多くないのが現実である。

今年は、トルコと日本の友好120周年にあたる年だ。
このエルトゥールル号の事件のことを、NHKの番組で取り上げたのはそういう意図もあったのか、非常に簡潔にトルコと日本のエピソードを紹介しており、私もあまり詳しく知っていたわけではないエルトゥールル号の事件のことを知ることができ、大変興味深く、内容によっては涙を誘った。
また、暖かい美談の裏で、日本とトルコの国際社会に対しての思惑が右往左往していたことや、当時一攫千金を夢見てトルコに渡った日本人青年の野望など、揺れ動く当時の日本社会を垣間見ることができて面白かった。

しかし、番組中では今年が友好120周年にあたる年であることは、まったく触れずにいたのが残念だった。
NHKもせっかく紹介するのだから、そういう記念の年であることくらいはちらっとでもいいから触れてもらいたいものだと思ってしまった。

NHK総合 歴史秘話ヒストリア「第54回 わしらの海でトルコ軍艦が沈んだ! 」
http://www.nhk.or.jp/historia/backnumber/index.html


再放送
BS2 11月3日(水)08:15~08:58
総合  11月5日(金)2:00~2:43(※木曜深夜)


■追記
ムスタファ・ケマル・アタテュルク像の除幕式に際して、

旧トルコ文化村内のムスタファ・ケマル像を当事者間の裁判から切り離し、問題の早期解決を求める要望書

「旧トルコ文化村内のムスタファ・ケマル像を当事者間の裁判から切り離し、問題の早期解決を求める要望書」の成果報告

もともと像のあった新潟県柏崎市の柏崎トルコ友好協会の「日本トルコ友好120周年『エルトゥールル号』遭難慰霊祭参加報告」

移設に尽力した日本財団の除幕式開催のニュース

新潟県柏崎市の市議会議員・三井田孝欧氏のブログ「納豆人生、まっしぐら」の中の柏崎市長が串本町アタトュルク像除幕式に参加したことを告げる記事

以上のリンクをブックマークの意味も含めて紹介する。

政治的な意味合いは私には無関係だが、見方によってはいろいろとあるのだなあ、と今回改めて確認して思った次第。
一番上の署名に至る経緯から順に見ていくと、柏崎市の保守派議員が市長が像の除幕式に参加することについての見方など、当事者によってこうも見方が違うのかと興味深い。
ちなみに、柏崎トルコ友好協会のページでは、ムスタファ・ケマル・アタテュルク像の除幕式についての記事はなく、あくまでエルトゥールル号慰霊祭に招待された際の記事に、アタトュルク像についての感想の記述があるだけである。

興味のある方は、黄色のラインの先をご覧ください。

◇クマに襲われた女性が2010年08月12日 00時55分10秒

最近、クマに襲われたというニュースをよく目にする。
これまでは山菜取りなどで山に入ってというのが多かったが、最近ではクマが里に下りてきて人を襲うケースも珍しくないようだ。

ちょっと前のことだが、クマに襲われた女性が腕などを引っかかれてケガをしたというニュースで、本人が顔を出さずにテレビのインタビューに答えていたのだが、その人が着ていた半そでのTシャツは、ピンク地にクマが服や帽子をかぶったファンシーな絵柄であった。
クマに襲われた人が、クマのTシャツを着て「とてもびっくりしました」などと話しているのが、不謹慎ながらとてもおかしかった。
当の本人は特に意識もしていなかったのだろうと思うが、周囲の人もちょっと何か言ってあげればいいのにと思った。

◇民放の報道番組を久しぶりに見る2010年06月19日 03時33分47秒

最近はほとんどNHKでしかニュースを見ないのだが、たまに気になる話題があるときだけ民放のニュースを見る。
しかしNHKのニュースを見慣れてしまうと、民放のニュースはふざけているのかと思ってしまうほど、キャスターの振る舞いや言葉使いが気になってしまう。
これが一般の人であれば、テレビに出ていて間違っていたとしてもまあしようがないと思ったりもするし、気になっている当の本人も正しい言葉遣いをしているかといえば、そうではない。
だが、公共の電波で言葉でお金をもらっている人は、そういうわけにはいかないだろうと思う。

先日も、(当時)鳩山総理と小沢幹事長と平野官房長官との“対談”が行われたと、日本テレビのニュースで司会者とおぼしき人が発言していた。 しかし重箱の隅をつつくようだが、“対談”というのは二人で行われるもので、三人であれば“鼎談”になるのではないか。

私は今日、惑星探査機「はやぶさ」の特集をするということで、BSフジの報道番組を初めて見た。
フジテレビのニュースは番組と番組の間の5分ニュースくらいしか見たことがないが、この5分ニュースも時間内にアナウンスが終わらず、途中でぶち切れて終了というのを何度も見た。なので、ものすごく興味のある話題だったのにも関わらず、録画したものを見るのがちょっと怖かった。
今日私が見た番組、はかつてのアイドル女子アナと強面の政治部キャスターがメインの番組。

第一印象は、地上波のニュース番組よりもセットのモニターや設備は良いように思うが、セットがなんだかごちゃごちゃして狭苦しい。

そして、メインの女子アナのコメント時の笑い声や相槌が非常に気になる。
結構堅苦しい話題のときでも、いちいちきゃぴきゃぴ声で相槌し、相手のちょっとした冗談にもオーバーアクション気味のハイテンションな笑い声が飛び交い、非常に耳障りでならない。
しかもインタビュー中に相手の言葉に、「ふーん」という相槌はないだろうと思う。「ふーん」は相手の言葉にあまり興味を示していないように感じられ、インタビュアーの使う相槌ではないように思える。

さらに、強面キャスターの言葉使いが乱暴すぎる。
ゲストとのインタビュー中に「言葉が乱暴ですが」と自分で言うくらいなら、乱暴な言葉を控えるべきでは。
この人は決して人相がいいわけではないのだから、公共の電波でまともなことを言うのであれば、せめて言葉遣いをきちんとしてほしい。
視聴者からの質問や意見を募集する際に、「このことはすでにみなさんお知りになっていると思いますが」はないだろう。“知る”の尊敬語は“ご存知”だと思うのだが。

「はやぶさ」の特集としての内容的には、「はやぶさ」の特徴や苦労話、視聴者からのリアルタイムでの質問などを盛り込み、解りやすく楽しい内容だったが、メインキャスターの重箱の隅つつきの方が気になって、結局ゲストのコメント以外は早送りで見てしまう。
たいていの報道番組や、プロのナレーションだけの番組の場合、アナウンサーの話す言葉は2倍速にしても聞き取れるのだが、フジだけは聞き取れないというのも特徴的であるといえる。

それにしても「はやぶさ」関連の話題はもっとメディアで取り上げていいと思うのだが、何故これがBSで放送され、地上波ではほとんど相手にされていないのかが不思議である。
ワールドカップ中だからサッカーの話題でかき消されているのかもしれないが、日本の技術の集大成を世界へと思う気持ちがあるのであれば、スポーツの話題だけでなく科学技術にももっと目を向ける努力も必要だと思うのは、うちだけなのだろうか。
こんなすばらしい内容なのだから、もっとまともな局の地上波で見たいと切望する。

◇黒烏龍茶の行列2010年04月02日 02時02分19秒



半年ぶりにパーマなぞあてようと思い、街中に車を走らせる。
街中についてからお昼にしようと思っていたのに、道は渋滞でなかなか前に進まない、3月最後の月曜日の13時過ぎのこと。

駅前からちょっと離れた昔の街道沿いの商店街に、新しいラーメン屋が出来たらしく、数メートルの行列になっている。
平日の昼で、すでに普通の会社の昼休みは、とっくに終わっている時間なのに、15人は並んでいる。
となりも昔からやっているラーメン屋だが、シャッターを閉めている。
行列のできているお店は、近隣のお店に迷惑にならないようにと、たまにお店から恰幅のいい店員が出てきて、列を制御している。

よく見ると、列に並んでいるのは全て男性。しかも、その服装は80%の人が黒いソフトスーツを着込み、パソコン屋で売っている新素材のビジネスバッグを持っている。中にはパソコンが入っているようで、並びながらパソコンをいじっている人もいる(小雨が降っているのに…)。
残りの20%は、ウインドブレーカー風の上着を着て、ナップサックをしょっている人。ウインドブレーカーの色はみんな青である。

しかも、そこに並んでいる人が手に持っている飲み物は、全てサントリーの特定保健用食品である黒烏龍茶である。

これって、CMなの?

といぶかったときに、信号が青に変わってしまった。

サントリーの黒烏龍茶の新しいCM。
どっかで見た人だと思ったら、サモ・ハン・キンポーだった。
前のおっさん二人のCMよりは、なんとなくコミカルでいいかも。


サントリー 黒烏龍茶HP
http://www.suntory.co.jp/softdrink/kuro-oolong/

◇NHK北海道の顔に?2010年03月27日 04時12分52秒



2007年の10月に、「あるNHKアナウンサー」という記事を書いた。
「NHKの登坂淳一というアナウンサーが、毎日見るたびにどんどんと白髪が増えて気になる」と書いたのだが、気になっていたのは私だけではなく、国内外でも注目されていたようで、私が書いたときにはすでにネットでは話題になっていた。

登坂淳一アナウンサーは、毎日正午や18時のニュースなどに登場していた。
ニュースの内容によって声のトーンや表情を微妙に変え、ニュース終了後のモニターを見つめる姿など、いつも一定の姿勢を保っていて、夜中の単発ニュースのアナウンサーよりもずっとずっと好感が持てた。
しかし、人気があるわりには番組を担当するわけでもなく、ただただまじめな一面を、ニュースを読む姿で見ることしかかなわなかったのだ。

白髪がどんどん増えて気になる要因のひとつに、当初NHKのアナウンスルームの自己紹介の写真に、髪を黒く染めてスーツの姿の写真を掲載していた。毎日画面で見る彼とのギャップが大きく、ネットでここまで話題になっているのになぜ差し替えないのだろうと思っていたのだ。
しかしちょっと前から、写真が私服のラフな笑顔の写真に差し替えられたので、それまでの皇室担当の固いイメージから、全国ニュースを担当する親しい感じにしたのだろうかと思っていた。
だが、今から考えると、それは今回の大変身への序章だったのだろうか。

この春から、登坂淳一アナウンサーはNHK札幌放送局に異動になり、しかも夕方の「ネットワークニュース北海道」を担当するらしい。
NHK北海道のHPは、「まるで登坂淳一アナウンサーのファンサイトのようである」と、ネットですっかり話題になっている。

ITMediaNews『“VIP待遇”にネット騒然 イケメンNHKアナ札幌異動のワケ』2010年03月26日 09時41分 更新


ネタりか『登坂淳一アナが大活躍!NHK北海道の新年度番組ラインナップ発表』2010/3/24 14:15


正午のニュースで見せる顔以外の、さわやかな笑顔や、にこやかな挨拶など、今まで見たこともない登坂淳一アナウンサーの顔がNHK札幌放送局にあふれている。
NHK札幌放送局の新番組のCMも、今までの登坂淳一アナウンサーとは違う、アクティブで明るい一面を見せている。
白髪騒動のときにあった「病的に痩せてきている」という印象も、ここではまったく感じさせないくらい健康的だ。

正午のニュースなどを担当していて、担当番組をもったアナウンサーで私が印象的だったのは、現在NHK総合の14時5分から放送している、「お元気ですか日本列島」谷地健吾アナウンサーである。
彼も以前は、正午や18時などの全国ニュースを担当していた。ニュースを読むときは無表情に近い感じで黙々とニュースを伝えていたのだが、バラエティ色の強い帯番組を担当したとたん、スーツはカジュアルで明るい感じに変わった。
また、当初はニュースのイメージが強く、ちょっとこわばった笑顔で、視聴者からのお便りの対応もなんだかいた痛いしい印象的だったが、今ではすっかり笑顔も板につき、視聴者からのお便りにも気さくに対応している。

夕方からの首都圏放送センター「ゆうどきネットワーク」山本哲也アナウンサーも、昔はそんな感じだったが、今ではラーメンレポートが板についたくだけた印象である。

登坂淳一アナウンサーも、札幌での看板番組のメインキャスターとして、劇的な変身をとげるのだろうか。
首都圏の「ゆうどきネットワーク」は、NHKの情報・報道番組としてはかなりバラエティ色の強い番組なので、地方放送局の番組もたぶんそういう要素が含まれてくるのだろう。
それを見ることができないのがなんともくやしいが、北海道に帰省したときに見るのを楽しみにしたい。

ITMediaNewsの記事では、異動の理由として「NHKは、局を支える看板アナウンサーを数年間、札幌や福岡などの地方の基幹局に出す。ステップアップのためだが、ずっと東京に置いておくと民放の引き抜き工作のターゲットになる。それを防ぐ意味もある」とある。

登坂淳一アナウンサーのプロフィールには、「わたしの心身リフレッシュ術」に「仕事の後に親しい先輩と思いっきり飲むビール!」とあるが、首都圏に戻ってくるまでに北海道のビールと食べ物にすっかりはまって、今の華奢でストイックなイメージが一掃しないことを願うばかりである。


NHK北海道平成22年番組ラインナップ
http://www.nhk.or.jp/sapporo/new_nhk/


NHK札幌 キャスター・リレー・ブログ 登坂淳一
http://www.nhk.or.jp/sapporo-blog/025/

◇バンクーバーオリンピック 男子フィギュアスケートを見て思ったどうでもいいこと2010年02月20日 01時53分24秒

今回の冬季オリンピック。
スポーツ観戦がまったく趣味ではないので、見て楽しいと思えるのはフィギュアスケートくらいしかないのだが、今回の男子フィギュアは見ていてとても面白かった。

男子フィギュアの中では、4回転を飛ぶか飛ばないかで論議が分かれているようで、名だたる選手がころころとジャンプに失敗する姿は、リンク自体に何か欠陥でもあるのだろうかと疑いたくなるほどだった。
あんなにジャンプを意識して、みんなが失敗してしまっては、競技にならないのではないのか。

その中で、無難に自分のできる範囲の技を完璧にこなし、プラス抜群の表現力を発揮した、金メダルのアメリカ エヴァン・ライサチェク選手は大変に素晴らしかった。
彼の演技は、ショートプログラムもフリーも彼のイメージにとても合っていたし、ジャンプも4回転はなかったものの、完璧に美しいフォームが際立っていたように思う。
特に、ショートプログラムの「火の鳥」での、炎を表現するマイムは圧巻だった。
本当に炎が燃えているようだった。

4回転を重視するのか、それとも全体の構成を重視すべきかは、ここで素人がどうこう言ってもしょうがないと思う。
世界王者を自認するロシアのプルシェンコ選手の「4回転がなければただのアイスダンスだ」という発言も、フィギュアスケートが「スポーツ」である以上は納得できる意見だと思う。
しかしそれを差し置いても、彼の一連の行動は、あれはアスリートとしてどうなの?と個人的には思ってしまう。
技の難易度の進化を望むことで、4回転ジャンプを飛ぶことに重視し、それを完璧に飛ぶ技術は大変なものだと思う。
その技術は世界一といっていいものなのだろうし、世間もそれを認めているのだろう。
しかし、いくら自分が一番だと思うからといって、彼の演技は

「俺が一番なんだぞー どーだ すごいだろー 見ろ!!!」

と言わんばかり。
曲の表現は二の次で、ただただ自分を誇示するためだけのものでしかなく、ショートプログラムの「アランフェス協奏曲」の美しく叙情的なイメージは、まるで無視されていたのが気になった。
フィギュアというのは、難易度の高い技をいかに完璧に決めるかプラス、曲に合わせた芸術性を表現するスポーツではないのか。
彼の演技はジャンプの技術はすごいと思ったが、ステップもスピンもマイムもただただ大げさで、繊細さに欠けて全体に固く、見ていてちっとも美しく思えなかった。

銀盤を降りた後の発言も、ジャッジやライバルを批判するのはけっこうだが、やりすぎはかえって見苦しく映ってしまうのは、私が日本人だからだろうか。

意見は他にもいろいろあるのだが、競技にはまったく関係ないところで気になったことを、忘れないよう(いや、忘れてもいいんだけど)書いておこうと思う。

●カザフスタン代表 デニース・テン選手の唇がぱっくりと割れていたこと
あれは痛そうである。かなり深く切れている感じ。
昔私は、リップクリームが嫌いで、しょっちゅう唇を切っていた。
真ん中のしわがざっくり割れて、大変に痛い。
カザフスタン料理は辛いものも多いので、しみるんじゃないかと思ったりした。
誰かはちみつ塗ってパックしてあげろよ と突っ込みたくなる。

フリーのときにはちょっと改善していたが、V字にあいた胸元にでっかいにきびも発見した。
ストレスで胃でも悪くしたのだろうか。

それにしても、フリーの曲はヨーロッパ系でそろえてきていたが、彼には是非カザフスタンの民族楽器ドンブラの演奏曲で演技してもらいたいものである。
その際には、是非テミルコムズの演奏も入った曲にしてほしい。
まだ16歳ということで、将来が大変楽しみだ。

●点数がでるまでの控え席での、女性の座り方
日本人女性は、織田選手のお母様や、アメリカ代表のアボット選手のコーチを勤めた佐藤有香さん、高橋選手の長光歌子コーチなど、数人が控え席に選手と共にテレビに映っていたが、外国人女性のほとんどは足が開いていたのに対して、日本人女性はみんなひざがきっちりと揃っていた。
外国人は気にしないのだろうけど、あのへんは日本人の美意識なのであろうと思った。

●演技が終わったあとのお辞儀
西洋の選手の多くは、手を挙げて自分を誇示し、胸に手を当てる姿はさすがにスマートで堂に入っているのだが、その後のお辞儀の仕方が美しくない。
特に頭を完全に下げたとき、手の位置がぶらぶらと下に垂れ下がっていてみっともない。
日本人はお辞儀をしなれているせいか、きちんと足の線に腕を沿わせて美しい。
お辞儀もやはり、日本人の美意識が表現される動作なのだと思った。
ヨーロッパにもお辞儀の文化はあるはずなのに、そのあたりは曖昧なのだろうか。
日本の小笠原流みたいなのって、ヨーロッパのお辞儀道には存在しないのか。
きっと外国人はそんなこと気にしないんだろうな。

でも、ビートルズがステージでお辞儀をした映像は、ちゃんとしていような気がしたが。

●謎の緑色の液体
北京のときにも思ったのだが、選手が飲んでいる蛍光緑色の液体。
あれはゲータレードとか、そういった類のものなのだろうか。
水を飲んでいる人も多かったが、フィギュアのときに小塚選手も飲んでいて気になった。
北京のときは、女子卓球の選手がみんなあれを飲んでいて、なんとなく不気味な感じがしていた。
スポーツードリンクは白い白濁というイメージが、自分の中で定着している証拠なのだろうと思う。
それにしても、ものすごくまずそうに見えるのだが、どんな味なんだろう。

●アメリカ代表 ウィアー選手はKABA.ちゃんに似ている
演技が終わったあと、何度も十字を切っていたのを見ると、敬虔なキリスト教徒なのだろうと想像するできる。
女性アイスダンサーの恋人がいるとの報道もあるので、ゲイではないとは思う。
しかし、あの中世的なセクシーさとかわいらしさは、やっぱりいろいろ疑ってしまう(決して好みではないが)。

フリーの後の点数がでるまでの控え席で、ファンからもらった赤い花束と赤い花冠がやけに似合っていた。
笑った顔が、KABA.ちゃんに似ていると思った。

フリーで完璧に近い演技をしたのに、点数があまり伸びなかったことへの客席のブーイングに対し、笑顔でそれを収めようとするパフォーマンスが印象的だった。

●カナダ代表 パトリック・チャンの目力
なんだかとても、目に力の入った人だと思った。
トリノで銅メダルだったジェフリー・バトルのあとを引き継ぐかのような表現力は圧巻だった。
しかし、バトルは永遠のベビー・フェイスといわれるほど柔和な顔立ちをしていたが、新しい銀盤の貴公子は、りりしい顔立ちが印象的。

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それにしても、今回はジェフリー・バトル並みの美男子はいなかったなあ。
強いて言えば、フランス代表のブライアン・ジュベールくらいだろうか。
彼は、オリンピック前のNHKのドキュメンタリー番組で、将来は5回転にもチャレンジしたいと話していたのに、今回まったくいいとこなしで気の毒だった。



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