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◇訃報 ベーシスト 松永孝義さん(元MUTE BEAT)2012年07月13日 00時42分30秒


「Mama Shile Oga」松永孝義 & The Main Man Special Band

また一人、日本を代表するミュージシャンが亡くなった。
元MUTE BEATのベーシストの松永孝義さんが、54歳で肺炎で亡くなったとニュースになっている。

ナタリー
http://natalie.mu/music/news/72860

私はバンド形式のグループの中では、優れたベーシストのいるバンドが好きだ。
ベースがしっかりしていると音に奥行きが生まれるし、どっしりと聞きやすい。
それは、ジャズでもロックでもパンクでも、もちろんレゲエ系でも変わらないと思う。
特にレゲエやダブはリズムがゆっくりしている分、ベースやパーカッションの重要性が際立つ。ホーンセクションのきらきらした音にとらわれがちだが、実はベースが大黒柱であることが判りやすい音楽だと思う。
冒頭に貼った動画は、去年の震災直後のステージのものらしい。
これを見ていると、レゲエのリズムがいかにベース重視の音楽かが理解できる。
優れたベーシストが在籍するバンドは心惹かれるし、そのバンドの色があまり好みでなくても、印象に残っていたりする。

MUTE BEATは、日本の中ではダブビートのバンドとしては先駆的な存在であったし、音楽シーンで名前が売れ始めた当時は、非常にかっこよかった。
アップビートが好きな私としては、ダブビートは個人的には苦手な部類の音楽ではあったが、当時いろいろ登場してきたこの手のバンドの中では、MUTE BEATは異彩を放っていた。
ホーンセクションのメンバーだった小玉さんや増井さんが人気があったが、今音を聞くとベースとドラムが非常に印象的なのだと気づく。
あまり得意ではない分野の音楽が、印象に残っていたのもそのためなのかなと思ったりした。

松永孝義さんのベースを、彼と認識して聞いたのは、ゴンチチのサポートをしているステージを見たときのことだ。
私はそれまで、ゴンチチのベースのサポートメンバーは、渡辺等さんが参加しているのが印象にあったのだが、その時見たステージでは松永さんが参加していた。
渡辺等さんがベースでのゴンチチも好きなのだが、松永さんのベースが加わるとまた色が変わる。当たり前のことなのだけど、それを意識して聞くと、いかにベースというパートが、音楽にとって重要なものなのかを痛感してしまうのだ。

横浜の病院で肺炎で死亡されたということで、今、神奈川でマイコプラズマが流行っているということを、先週病院で聞かされたことを思い出した。
百日咳も流行しているとかで、風邪が治ってもいつまでも咳だけが残ってしまう。
梅雨だというのに、じめじめするだけで雨もふらないし、気温もなかなか上がらない。
体調を崩しやすいので、本当に気をつけなければならないと、肝に銘じたニュースでもあった。

松永孝義さんのご冥福をお祈りします。



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