◇白い暴動を観る ― 2020年04月20日 06時43分42秒
白い暴動 予告
白い暴動をAmazon Primeで見る。
本当は映画館に足を運ぶ予定だったが、コロナウイルスの影響で映画館には行くことができないからだ。
The Clashの映画だと思っていたが、自然にピーター・バラカンのラジオで詳細を知る。
70年代後期の不況にあえぐイギリスの、有色人種と白人至上主義の攻防。
あらゆる差別と出口の見えない閉塞したイギリスに対する、反抗と暴行。
パンクの存在が、ただのファッションではないことを本当の意味で理解する。
40年前に知っていたら、パンクのとらえ方も違っていたかもしれないけれど、バブル前夜の日本の社会情勢では、たとえ知ったとしても肌で感じることは難しいだろう。
例え仕掛け人が同じでも、ニューヨークパンクとロンドンパンクが違うように、日本のパンクはどこまでもヘタレだ。
新型コロナウイルスの影響で、世界中の経済がストップしている。
例えウイルスが落ち着いたとしても、世界がひっくり返るくらいの変化があるかもしれない。
見えない敵と戦う不安は、わかりやすいターゲットに向かうだろう。
あらゆる差別を目の当たりにすることになるような気がして、これから訪れるであろう暗い未来を考えないではいられなかった。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。