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◇平成30年北海道胆振東部地震を関東で感じる2018年09月08日 04時51分39秒

平成30年北海道胆振東部地震で被災されたみなさま、お見舞い申し上げます。

地震のあった9月6日の午前3時頃、私はまだ起きていてネットで北海道で地震のあったことを知った。
被災してまだ日が浅く、まだまだ余震の恐怖する状況の中で、この二日間は電気と通信に振り回されることになる。
この広い北海道で、なぜ一局の発電所のシステムダウンが、地震の被害のない地域まで巻き込む状況になるのか。
停電は地震の揺れがほとんど感じないくらいだった稚内にまで及び、NTTの電話回線と携帯回線は停電のためにサーバダウンし、北海道は全域で通信不可能な状況になった。
札幌などの一部の地域では通信して情報を得ることができたようだが、9月6日と7日はほとんどの人が情報を得るためにラジオなどを利用することになったようだ。

稚内などは、岬に沿ってたくさんの風力発電機があり、この発電で稚内全域の電力をまかなうことができるのだが、そのほとんどが町の役に立っていない事実を先日知った。北海道電力が売電に応じないというのがその理由らしい。
ほくでんとしては、安定した送電のためにシステムを統一したいというのがその理由で、風まかせ、太陽まかせの自然発電では心もとないというなのだろう。
稚内の風力発電しかり、十勝のメガソーラーシステムしかり、東日本大地震の後に自然発電への意識が高まりそのシステムづくりが急務とまでいわれていたのに、その教訓がまったく活かされていない事実に呆然とするばかりだ。

私は6日の早朝5時過ぎに、父の携帯に安否の電話を入れた。
その時はまだdocomoの回線は正常につながっていたが、停電はしてる様子だった。
8時頃にもう一度母の携帯に電話をしたときが、その日両親と話した最後になった。
停電によるサーバダウンで、帯広は6日の午前中にはほとんどの通信がない状態になった。
両親のいる地域では7日の午後7時まで電気も通信も遮断された状態になり、まったく連絡がとれない状況だった。
札幌の義妹のところも6日と7日の7時半くらいまで停電だったが、携帯の通信はできている様子で、定期的にLINEで様子を教えてくれた。
どちらも上下水道が使える状況だったのが、まだよかった。

7日の早朝には妹から携帯で電話があり、帯広市内でも通信ができる地域とできない地域があるようだと知らせてくれた。
稚内の夫の従姉からも携帯で電話があり、停電はしているがやっと通信ができるようになったと教えてくれた。どちらもNTTの電話はつながらないと言っていた。
10時になる前に、帯広のあちこちから携帯を経由して連絡がとれ少し安心する。

6日の時点で、遅い夏休みで江差方面に遊びに行っていた友人が、9時間かけて帯広に戻ってきたと知った。
函館方面から帯広に移動するには、よほどの遠回りをしない限り震源地に近いところを通らなくてはならない。友人が帰宅できたことで、少なくとも西と東が分断されている状況ではないことを知り、物流が復旧しても今の状態を維持できているなら、遮断されることはないだろうと少し安堵した。



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