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◇ユスラウメの実をもらう2008年05月26日 00時40分51秒

ユスラウメの実


久しぶりに旦那のバイクで二人乗りして鎌倉へ行った。
鎌倉に行ったときにはたいてい立ち寄る漬物屋さんで、店先にバイクを停めていいかどうか聞いたところ、店から2軒ほど離れたところにある駐車場に入れてくれといわれ、バイクを移動するため駐車場に待機していたときのこと。

駐車場の隣のおうちの旦那さんが庭からにこにこ挨拶をしてきて、なんとなく立ち話をした。
そのおうちは小さいながらも木々のたくさんある立派なお庭で、旦那さんは手のひらに乗せた紅い実を私に見せて「これが何かわかるかい?」と聞いてきた。
紅い実はぴかぴかに光ってなんだか透き通っているように見え、熟れきったグーズベリーのようにも見える。
「グーズベリーですか?」と答えると、「これはユスラウメだよ」と言って一粒口にほおりこんだ。
「去年は立派なツルにたくさんなったのだけど、今年はあまりならなかった」と言って、庭の中央にある低木を指差すと、そこには紅い実がたくさんなっている。
「ユスラウメって知らない? ちょっとしたさくらんぼよりもずっと美味しいんだよ」と言って一粒くれた実はとても甘くて美味しかった。
「わたしたちは北海道の産まれなので、こういうのは初めて見ました。とても美味しいですね」と感動して言うと、旦那さんは木からいくつかまた実をとって、私に一握りくれたのだった。

漬物屋に入って目当ての山椒の実の漬物を購入し、併設している甘味処でぜんざいを待つ間にもらった実をほおばると、さわやかな甘味が口いっぱい広がっていく。ウメというよりは小さな桜の実のようだし、木になっている姿はバラの実のよう。

家に帰って調べてみると、ユスラウメというのは桜桃のことのよう。バラの実のようだと思ったのは当然で、桜桃はバラ科の植物で、学名である「Prunus tomentosa」の「Prunus」はすもものことらしい。
なんとなく懐かしい味がして、昔山で野生のすももの実をとって食べたときのことを思い出した。



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