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◇ツマグロヒョウモンチョウの成長と旅立ち2015年06月28日 00時20分29秒

うちのパンジーに発生したツマグロヒョウモンチョウの幼虫は、確認しただけで4匹いた。
そのうちの2匹は行方不明で、1匹は駐車場を横断してどこかに旅に出たところを確認した。
そして最後の1匹は早々にさなぎになる準備に入っていた。
パンジーが植わっていた場所のすぐ後ろに、木製のカバーに囲われたエアコンの室外機がおいてあり、そのカバーの中にぶら下がっていたのだ〈写真その1〉。

さなぎその1

写真その1 まだ幼虫の形のまま 2015年6月5日


確認したときはまだ幼虫のままの姿だったが、次第に皮がむけて硬いさなぎの殻が現れてきた。
あたまのものかおしりかは判らないが、ぎざぎざの帽子のような幼虫時代の皮の残骸がいつまでもさなぎのそばにくっついており、真っ黒だった身体はチャコールグレーのような色合いになり、オレンジ色が毒々しかったラインは近色のような斑点に変わっていた。
さなぎになっても、身体のとげとげは変わらないが、幼虫時代のものよりはずっと甲殻な雰囲気に変わっている。
この場所は風の通り道になっていて、囲いの中とはいえけっこう風にあおられる場所だったが、さなぎの重さのせいかぶらぶらと揺れはしても振り切れるようなことはなく、帽子の方が心もとない感じだった〈写真その2〉。

さなぎその2

写真その2 すっかりさなぎに 2015年6月7日


ある日、隣の家の紫陽花がすっかり満開だなと思って長めていると、なんだか派手派手しい蝶が舞っているのが見えた。
以前幼虫を調べたときに見た、ツマグロヒョウモンチョウの成虫によく似ている。
急いでさなぎを確認したところ、風に吹かれて激しく揺れており、パンパンだった殻がだらしなく開いているのを確認した。
ピカピカに光っていた斑点がだらしなく垂れ下がっており、中身がないことを思わせた〈写真その3〉。

隣の紫陽花に舞っていた蝶がその蝶かどうかはわからないが、無事に大人になって旅立っていったようでなによりである。
できれば蝶に変わるところを見たかったが、さなぎを捕獲して観察するなんてことはとてもできなかった。
こういうのは遠巻きに見ているに限る。

さなぎその3

写真その3 抜け殻のさなぎ 2015年6月18日


ツマグロヒョウモンチョウの成虫は下記のリンクから。
昆虫エクスプローラ ツマグロヒョウモンチョウ


昆虫の成長観察は思ったよりも楽しかったが、やっぱり芋虫の類は怖いので、来年はパンジーを植えるのをやめようと思った。
ツマグロヒョウモンチョウの幼虫だけでなく、最大の難敵ナメクジもたくさんわいたからだ。
ガーデニングといえるような立派な庭にはほど遠いが、植物を育てるのは大変な難敵がたくさんいることを痛感するのだった。

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