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◇上々颱風 in つくば2006年11月03日 19時17分31秒

つくばに電車が開通してから、二度ほどつくばに足を運んだが、つくばは行く度に劇的な変化を遂げている。最初は駅前だけの変化だったのが、どんどんと筑波山の方へも影響は及んでいる様子だ。

つくばの友人から、上々颱風のコンサートがつくばであると連絡がきた。
 上々颱風のステージは久しくごぶさただけれど、行けば必ず元気をもらえる。
 筑波山はこれから紅葉の季節で、紅葉祭の最中だったりするので、北関東の一足早い紅葉を見に行きつつ、夜は上々颱風で元気をもらうのもいいなあと思ったりするが、コンサートは平日の夜なので残念ながら諦めざるをえない。
 つくばはいつも良い演目の催しが多く、気軽に足を運べたので、今つくばを離れてこういう点が残念だと思ってしまう。
 上々颱風のコンサート自体、つくばでは大変久しぶりのことだ。今回の上々颱風のコンサートも、廃材を組み上げた舞台装置らしい。今年のフジロックでも大変な盛り上がりを見せたという噂だから、その熱気をそのままつくばのステージでも繰り広げてくれるのだろうかと期待してしまう。
 つくばは以前と違って秋葉原からつくばエキスプレスで45分で行けるので、行ける人は是非足を運んでほしいと思ったりする。

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■上々颱風 つくばコンサート
 2006年11月10日(金)開場18:30 開演19:00
 つくばカピオホール
 (茨城県つくば市竹園1-10-1 /TEL 029(851)2886)
●ホールロビーにて楽市開催!
 上場颱風のライブを盛り上げる、ショップがロビーに賑やかに並びます。
 アジア料理屋台、美味しいお酒やコヒー、パンをはじめ、雑貨ショップや、もちろんCDの販売も。
●全席指定
 S席4500円 A席4000円 
 親子ペアチケット7500円(高校生以下・限定)
 ※保育サービスあり
●主催 芸術文化振興NPO準備委員会
●電話予約・問 TEL/FAX=029-838-1969
 (芸術文化振興NPO準備委員会・野口)
 Mail: info_yy@mbr.nifty.com

●詳細 http://artnpo.exblog.jp/

◇フォリンゲ・ヘルスケア・プロダクツのネイルオイル2006年11月09日 01時57分46秒

フォリンゲ・ヘルスケア・プロダクツのネイルオイル

ここ3年ほど、爪の手入れをまめにしている。
洗剤などを使うときにゴム手袋などをしないせいもあるのだろうが、そうじゃなくても爪がすぐにぼろぼろになってしまうのだ。
昔はそれほどでもなかったが、今はほっとくと爪が縦に割けてきて、爪の根元が二段になってしまうのだ、ささくれもひどいし、表面がうろこのようになってしまうことさえある。

ネイルケアのお店も最近は街中でよく見かけるようになり、私も月に2回ペースでお手入れしてもらっている。あまりのひどさに「もっとお手入れしてくださいよー」とネイルのお店の人から言われてしまう。

最初はハンドクリームをまめに塗るという作戦をたてたが、ハンドクリームはもともとあまり好きではなかった。手がべたつくのがいやなのだ。
最近流行りのさらっと系のハンドクリームは、塗ったとき手の表面はさらさらと保護されるけど、落ちるのも早い。爪の保護まで行き渡らない感じだ。昔ながらのしっかり系のハンドクリームだとべたついてしまい、パソコンで作業をするときにやりづらい。
ネイルのお店の人に相談したところ、爪用のオイルを塗るといいと教えてくれた。しかし、ソニープラザなどを探索し、色々試してみたがなかなか良いのがなく、爪の状態が改善されることはなかった。

今年の夏に東京下町巡りをしたときに泊まったホテルにあった、北欧式フットケアのお店で、「このオイルはすごくいいですよ」と教えてくれたのがフォリンゲ・ヘルスケア・プロダクツのネイル用のオイルだった。

小さな容器に入った黄色のオイルは、蓋にマニュキュアのようなはけがついており、それで爪の甘皮の部分にオイルを塗布するようになっている。だいたい一滴で5本指をケアできるので、容量は9mlと少ないが、購入して2ヶ月半ほとんど毎日使っているにも関わらず、まだ半分以上は残っている。
オイルの主成分は数種類の植物系油で、ラベンダーの香りがする。

はけで爪の付け根に塗布して、マッサージするように塗ると、ものすごく吸収が早いのがわかる。すぐにさらさらしっとりになり、水で手を洗ったくらいではこのしっとり感が落ちることはない。爪の付け根もやわらかくなり、ささくれが激減したのだ。
最近は、爪や指先にものばしてマッサージしているが、キーボードで指先が割れることもなくなり、大変重宝している。指先のマッサージは身体にもいいらしい。
足の爪にも風呂上がりに塗ったところ、巻き爪も改善された感じがする。

おかげでネイルケアのお店にいく頻度が減ったので、これ一本で3,300円はちと高いかとも思ったが、ケアすると一回3,000円くらいはかかるので、一月2回が1回に減っただけでも得だったかもしれないと思ったりする。
これから寒くなるので、今年の冬はこのオイルがかかせなくなりそう。

フォリンゲ・ヘルスケア・プロダクツHP
http://www.follinge-japan.com/

◇筑波山で龍に会う2006年11月09日 02時33分40秒

筑波おろしの龍?

先週、久しぶりにつくばに行って来た。

私の主たる目的は野菜と納豆と醤油の買い出しだったが、同行した友人はつくばが初めてとのことで、ハイキングコースにもなっている筑波山に是非登りたいと言う。しかし、ジャズダンスやエアロビクスで常日頃身体を鍛えているフィジカル系の彼女につき合う体力はないので、ロープウェーで展望台まで行ってそこから山頂まで登ることで勘弁してほしいと頼んだ。

つくばについて、老舗のフレンチレストラン「かきのき亭」で地元の素材を味わい、野菜の買い出しなどを堪能しているうちに筑波山についた頃は陽が傾きはじめていた。山頂まで登るとロープウェーの下りの最終に間に合わない。とりあえず展望台までは行こうということになり、ロープウェーの駅に向かった。友人は残念そうだったが、私は片道2時間強の運転の後だったこともあり、正直胸をなでおろした。

ロープウェーから見た途中の樹々はまだ紅葉前といった感じ。一部かえでなどは赤くなっていたが、まだまだピークは先だろうか。
筑波山は双子山で女体山と男体山が並んでいる。展望台は女体山にあり、男体山にはそこから歩いて行くのだが、今回は時間がないので断念。
展望台からの景色は、晴れた日には関東平野が一望でき、霞ヶ浦まで一望できるのだが、この日は晴れているにもかかわらずあいにく雲がかかってよく見えない。霞ヶ浦さえどこにあるのかわからない程だった。それでも、男体山の山頂から登山道に沿って雲がせまってくるのは圧巻だった。

コマ式のくるくる回る展望塔に登って景色を見ていたら、男体山の山肌から雲が麓に向って流れて行く。この雲が龍の頭のような形をしているのだ。
これを見てすぐに「筑波おろし」という言葉が頭にうかんできた。

つくばや土浦などの筑波山麓の町では、筑波山から降りてくる風を「筑波おろし」と呼ぶ。天候の変わりやすいこの土地で、筑波山から降りてくる風はなかなか強烈なのだ。
江戸時代、筑波や水戸は江戸からは鬼門にあたるため、徳川幕府は筑波山からくる龍を鎮めるために筑波山神社の信仰を欠かさなかったという話を以前聞いたことがある。そのため、徳川幕府では鬼門である水戸からは将軍を出さないようにしていたらしい。15代将軍は水戸から初めて出たが、結局水戸から出た将軍で徳川幕府は終わりを迎えたのだ。

筑波山は昔からの霊山なので、霊山で龍を見るというのは何か意味があるのかもしれない。この雲が「筑波おろしの龍」だとしたら災いの元になる可能性もあるはずだが、雲は不思議と筑波山神社の上あたりで消滅してしまった。
不思議をこじつけたらきりがない。
それでも、なんとなく昔聞いた「筑波おろし」の話を思い出さずにはいられなかった。

◇ライポン、ゼロックス、ホッチキス2006年11月15日 14時39分43秒

ほんの何年か前に、旦那の従姉妹と台所洗剤の話をしていたときのこと。その人は旦那よりも何歳か上で、私とも10も歳は離れていないのだが、「ライポン使ってないの?」と言うのだ。
ライポン。ものすごく懐かしい響きで、一瞬新しい台所洗剤の名前かと思ったがそうではない。ライポンとは、昭和30年代にライオンから発売されていた「ライポンF」という商品名である。
現在の台所洗剤は液体のものが圧倒的に多いが、ライポンFは粉状で水などで溶かして使うものだったらしい。私が物心ついたときは「ママレモン」が主流だったので、私の記憶には「ライポンF」はないのだが、昔年寄りが同じようなことを言っていたので覚えていた。
ライオンが「ライポンF」を発売した頃、台所洗剤と言えば「ライポン」だったため、台所洗剤のことをライポンであろうがなかろうが「ライポン」と呼んでいた時期があったらしい。旦那の従姉妹は「台所洗剤は使っていないの?」という主旨の質問をしたのだろうと思うが、私とそれほど歳の離れていない人がこの代名詞を使用することに驚いた。
私の幼い頃は、ライポンにかわって液状洗剤「ママレモン」が台所洗剤の主流だった。当然、ママレモンはライポンに替わって台所洗剤の代名詞となったようで、すでに台所からママレモンが姿を消した頃になっても、母の年代の人は台所洗剤のことを「ママレモン」と呼んでいた。

この手の話では、先日最近友人になったMさんが「今年入ってきた新人の女の子が上司に「ゼロックスして」と頼まれて、大変困っていた」という話をしていた。
「ゼロックス」と言えば、現在ではただの会社名でしかないが、ゼロックスが日本で初めて複写機を発売してからしばらくは、オフィス街では「コピーする」ことを「ゼロックスする」といったのだ。この言葉は90年代初めまで聞かれたが、私も当初はなんのことやらわからなかった。

ライポン、ゼロックス共、今では死語になっている言葉だと思うが、その商品が発売されたときの印象があまりにも大きいためにそのまま商品名が固有名詞的使用方法をされている例は他にもたくさんある。
たとえば、ホッチキスなどもそうだ。ホッチキスの固有名詞は「ステープラ」あるいは「ステープル」なのだが、「これステープルして」といったところで、何をすればいいのかわからない人の方が多いのではないかと思う。
ホッチキスも、アメリカでホッチキスという人が開発し、ホッチキス社というところから発売されたため、この名前がついたもので、それがそのまま日本に固有名詞として定着したものらしい。

パソコンなども、昔はIBMと呼ぶ人がいた。日本ではNECの98シリーズがMS-DOS時代に爆発的に普及したため、パソコンを98と呼ぶ人もいる。Windowsが発売されてWindows98という製品が出た頃、まだパソコンのことを98と呼ぶ人がいて、「98買おうと思っているんだけど」という話をしているときに、私はOSを買うのだろうと思って話をしていたのだが、当の本人はパソコンのことを指しているのだという勘違いもあったが、この勘違いはなかなか気づくことができなかった。

もっとすごい人になると、パソコンのことを「ワープロ」と呼ぶ人もいるのだ。80年代初めまでは、和文タイプライターの代わりに日本語ワープロ専用機が普及した時代があったのだ。日本語ワープロ専用機は基はパソコンと同じようなものだったが、パソコンはまだまだ高価で使い勝手も素人には難しかったため、難しいパソコンの知識を必要としないワープロ専用機は根強い人気があった。
もっとも、パソコンが普及しだした当時は、一般的にはワープロか表計算ソフトくらいにしか活用されていなかったので、ワープロ専用機とパソコンの区別がいまいち判別できなかったということもあるのではないかと思う。

そういえば、ワープロソフトのことを「ワード」と呼ぶ人も最近では多いかもしれない。MS-DOS時代にはワープロソフトといえば「一太郎」だったが、MS-DOSとWindowsにとってかわるとマイクロソフトの陰謀でワードがワープロソフトとしては一般化ていった。

商品名を固有名詞として使う場合に、その人の年齢的要素も大きく関係してくる。今では、こういう現象もなかなか定着しないので、この手の言葉もホッチキスのような例がなければどんどんと死語化していってしまうのだろう。
物がなかった時代、新しく便利なものが発売されると、自然に一番普及した商品名がそのまま固有名詞として使われたことが多かったのだろうが、物が氾濫した今ではあまり考えられないような気がする。新しい商品が発売されても、すぐに対抗他社が同じような商品を発売するし、そのスピードも昔とは比べ物にならないくらい早いせいもあるのだろう。

ついこの間、電車の中で若い子が「俺、i-Podほしいんだよな」と言っている。しかし、彼の胸にはi-Podがさがっているので、別なi-Podがほしいのだろうと思っていたら、彼が言っているのはちがうメーカーのi-Podの類似商品のことらしい。
思わず「それはi-Podじゃないんじゃないか?」といいたかったが、話し相手の友達は何の違和感を持つ様子もなく会話をしているので、彼らの間ではi-Podが携帯型音楽再生HDDのことを指しているのだろう。一般的ではないが、ごくごくローカルには新規にある商品名がそのまま固有名詞的使用をされているらしいことに、ちょっと興味を覚えた。

◇冬の風物詩2006年11月17日 06時26分59秒

こちらに来てから、なんとなく冬が生ぬるいので、「ああ、冬だ」と思う感覚がずれているような気がする。
北海道の冬は、お盆すぎ頃から急に気温が下がりだし、土に霜がおりたり、風が冷たくなってきたり、空気のにおいが変わってきたりするので、劇的に「ああ、冬だ」と思うことができる。
こちらだと、季節はずれの梅や桜がさざんかと一緒に咲いていたり、おしろい花を道端で見かけたり、なんとなく「冬」という決定的なものが感じられず、気温が下がってきてそろそろマフラーでもしようかなと思ったときに「ああ、冬なんだな」と思う程度のもので、電車などに乗ってしまうと中は温かいので、感覚的に麻痺してきてしまうのだ。なにより、空気的な冬の感覚がなかなかわかりづらいのもあるのだろうと思う。

先日、車から降りたときに、ぱちっと静電気がおきた。夜のことだったので、そのまま夜空を見上げるとオリオン座が見える。それで「ああ、冬なんだ」と思うことがやっとできた。

◇秋の鎌倉に行く2006年11月24日 00時00分53秒

つくば時代の友達と遊ぶ約束をしたのは、9月のことだが、なかなかみんな都合がつかず、やっと今日みんなで鎌倉見物に行くことができた。
つくば時代の友達は、ある大手企業での派遣で知り合った仲間だが、気のおけない感じで一緒にいてとても楽だし、元気をもらえる感じがする。いやなことはお互いはっきり言い合えるし、ある程度なら思っていることもずばずば言っても支障はない。
私がつくばを離れてからも、こうやって1年に何度か一緒に過ごすことができることは、本当にありがたいことだと思う。

仲間のうちの一人が以前うちに泊まりに来たとき、北鎌倉に行きたいと言っていたのに、結局行けず仕舞いになっていたため、今回やっとその約束を果たす機会を得た。
今回は、彼女を含めた当時の仲間が集合する久しぶりの機会ともあって、とても楽しみにしていたのだが、2~3日前から真冬なみの天気となり、この日も大変寒いぱらぱらと雨のちらつく天気だった。

秋雨の北鎌倉は寒くなってきたとはいっても、まだまだ燃えるような紅葉には程遠く、ちらほらとかえでの葉が赤くそまっているのを確認するにとどまる。それでも、円覚寺から望む鎌倉の山合いでは一部赤や黄色にそまった部分もあって、それはそれなりに風情にある景色だった。これで天気がよければ最高なのに。
円覚寺を一時間ほど見学し、建長寺に行った頃には日も傾きはじめていっそう肌寒くなってきている。建長寺近くの御茶屋でけんちんそばでも食べたいが、時間がないのでがまんをする。私と仲間のHは食べ歩き派なので「甘いものが食べたい」「喉がかわいた」などと文句をいいつつ歩く。

途中大仏を見る予定だったのを計画を変更したりと色々あり、一度鎌倉を離れて、鎌倉山をつっきって海沿いから再び鎌倉に戻るルートをとることになり、時間のロスをしたが、日の沈んだ後の湘南の景色は、江ノ島や葉山の夜景がとても綺麗だった。江ノ電鎌倉高校前の駅では、昼間見たときにはひなびたいい感じの駅舎だが、夜に見ると柱や看板に電球が取り付けられており、気のふれたようになっていて驚いた。

鎌倉に戻り、豊島屋で鳩サブレグッズを購入し、鎌倉の老舗のお好み焼き津久井で、名物の豆腐焼きやご飯焼きなどを楽しみ、やっと人心地ついた感じだった。
このメンバーが集まると、茨城も北海道も言葉が早いため、ものすごいスピードで話がはじまるため、隣の席のカップルがげんなりした顔ですぐに席を立ってしまった。
津久井の店員さんが、私たちのテーブルに豆腐焼きを焼きに来てくれたときには、店員さんも私たちの話に加わったので、話は一気に盛り上がり、養命酒の話や健康談義に花が咲いた。

8時に鎌倉駅で彼女達と別れ、久しぶり毒気を吐き出した感じですっきりした気分で一人帰路についた。



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