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◇旧トルコ文化村内のムスタファ・ケマル・アタテュルク像の現在2009年05月25日 20時31分14秒

2年前にトルコに行って以来、トルコ大好きになってしまった。
私の長々としたトルコ旅行記も、未だにたくさんの方が閲覧に来てくださり、日本の中のトルコへの興味も多少は高くなっているのだろうかと思ったりする。

トルコに行って一番感じたのは、トルコの人たちは非常に日本を好きで、日本にある種特別な感情を持っているということだった。それは、明治23年におきた「エルトゥールル号遭難事件」に起因するらしいが、詳しくは下記のリンク等で確認してほしい。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エルトゥールル号遭難事件
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%AB%E5%8F%B7%E9%81%AD%E9%9B%A3%E4%BA%8B%E4%BB%B6

しかし、日本人はそのトルコの純粋な友好を踏みにじるような行為を行っている事実を知った。
トルコが友好の印として、新潟県柏崎市にあった『柏崎トルコ文化村』に、トルコ人の最も尊敬する人物の一人である、トルコ初代大統領のアタテュルク像を寄贈した。
しかし、施設の売却に伴い像そのものも売却の対象にしてしまい、そのことについてのトルコ大使館からの呼びかけも無視。その後中越地震の影響で、像は台座から外され野ざらしにされているということらしい。
自分たちが最も尊敬する人物の像を粗末に扱われれば、長く親日国で知られるトルコで、反日感情が起きているというのもうなずける。

トルコの人の多くが、日本人はトルコ人にとても親切にしてくれたから、自分たちは日本人が大好きなのだ、と言ってくれる。それは、明治23年に起きた事件の中であった日本人の心が、今もトルコの人たちに息づいているという証明なのだろう。
それなのに、友好の印に寄贈されたものを粗末に扱うというのは、友好の気持ちを踏みにじっているにほかならないばかりか、今まで培われてきたトルコの日本人に対する気持ちさえも踏みにじる行為であるのではないか。
それに、トルコが親日国であるかどうか以前に、国際社会にあるグローバル化を目指す日本の「国」として、そして「人」としてどうなのかとさえ思ってしまう。
たとえ自分の直接の先祖がしたことでなくても、他国の人に親切にした日本人が過去にいて、そしてその心がその国に今も根付いているというのは、日本人として誇りに思うべきものだと思うし、先人のその気持ちや行為は忘れてはいけないものであると思う。そして、それが真のグローバル化の一歩なのではないかとさえ思うのだ。

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この記事を知ったとき、自分も旅行をしてトルコの人たちに受けた親切の恩返しを、バナーを貼ることで少しでも返せるならと思ったので、署名に協力したいと考えました。

この事柄に少しでも関心を寄せてくれた方は、左の「署名にご協力ください」のバナーの 「旧トルコ文化村内のムスタファ・ケマル像を当事者間の裁判から切り離し、...」の文字をクリックして、事件の全容を確認してください。そして、賛同いただける方は是非署名してください。


●ムスタファ・ケマル・アタテュルク像が野ざらしになっている詳細
http://www19.atwiki.jp/torco

●署名の詳細
http://www.shomei.tv/project-932.html#detail



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