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◇湯河原・真鶴観光をする2010年10月18日 17時44分29秒

湯河原萬葉公園の中にある、足湯施設「独歩の湯」

ドイツ在住の友人Eご夫妻が帰省されたので、一緒に湯河原に遊びにいった。
いつもは横浜などの近場で遊ぶことが多いのだが、いつも伊豆方面に日本のご家族と旅行されるので、湯河原あたりは気軽に行けることをお知らせしたかったのと、自分自身ちょっとのんびりしたかったので、お誘いしたのだ。

週間天気予報では午後から雨の予報だったのだか、秋の天気は女心に例えられるがごとく、当日はすこぶるつきの良い天気だった。

ドイツでの生活が長いお二人の生活スタイルは、夕飯がとても早い。
以前、夕方から横浜方面に遊びに行くついでにお届け物を届けにうかがったところ、4時過ぎにはお風呂をすまされ、これから夕飯であるとのことだった。
普段、夜9時過ぎに夕飯になることも多い我が家では考えられないことだ (なので、夕方5時くらいに「次の日の仕事に差し障る」とご心配をいただいたりして、夕方5時などまだまだ私たちにとっては活動時間帯であることを説明しなければならなかったりする)。
日本にいるEさんのご家族も、夜8時には就寝されるとのことだったので、できるだけ早く家に帰ることができるようにしたい。

当初、午前中の遅い時間に出発予定だったが、行楽の秋の日曜日のこと。いつも渋滞に泣かされ、帰りの時間が計れないので、早めに出発し早めに帰ることを提案。10時のところを8時30分に変更して、待ち合わせ場所を出発。
ルートは海の眺めを楽しめる海側の道、国道1号→新藤沢バイパス→国道134号→西湘バイパス→新真鶴道路である。
ふだんは、新藤沢バイパスから134号に出るあたりから混雑しており、平塚の相模川を抜けるまでが平日でも大変だったりする。

ところがいざ出発してみると、国道1号も新藤沢バイパスもものすごくすいている。
藤沢バイパスの出口の産業道路から国道134号に出る三叉路も、いつも信号2回待ちもざらではないのだが、出てすぐに交差点の先頭に出ですいすいと134号に出てしまった。
この先にある相模川にかかる新湘南大橋が、今年の3月から2車線から4車線に拡張された。134号も新藤沢バイパスの出口である産業道路のところから、今までは4車線から2車線に減ってしまい、それが渋滞の原因となっていたのだが、新湘南大橋が4車線になったことで134号は西湘バイパスまでずいぶんと走りやすくなったようだ。
しかし、普段休みに早朝に箱根までバイクを走らせに行く旦那も、この道の空いている状況には驚いたらしい。
西湘バイパスに入って、ツーリングのバイクにあおられ泣かされつつも、目的地の湯河原萬葉公園には1時間半かからず、10時前に到着してしまった。

萬葉公園は、紅葉にはまだまだというところ。秋風がさわやかで、山の空気が心地よい。
気温は23度ほどであろうか。山の中なのに、10月半ばとしてはちょっと暖かい。ドイツではこの気候だと夏だと話していた。
萬葉公園の中は、渓流が流れ森の中を散策するする遊歩道が設置されている。
渓流の感じが、ドイツの森に似ているとE夫妻は話していた。
これで紅葉がはじまると、その美しさは倍増する。

萬葉公園の一角にある独歩の湯は、以前は町営プールか何かだった。それを自然公園内の足湯施設にしたことで、湯河原の観光の目玉になった。
湯河原萬葉公園 足湯施設「独歩の湯」(湯河原観光協会web内)

施設は風水に基づいた作りで、9つの温泉足湯プールがあり、プールの底に石が突起するように配置してあり、プールの底の形状と石の刺激で、足裏のつぼを刺激する構造。身体の部位ごとに刺激されるつぼが異なるようになっている。
「自分はどこどこが悪いから」などと話つつも、一時間半ほどそこで足湯を楽しんだ。

ドイツでは、冷たい水に足をつけたりすることはあるらしいが、足だけを暖めるということはないとのこと。温泉自体も医療施設であることが多いので、いろいろと決まりごとがあるらしい。
しかし、ここは身体にいい温泉施設だけど、アミューズメント的な要素も方が大きいので、たいした決まりはないというと、ちょっと驚いていた。
帰りは身体がぽかぽかして暑いくらいで、足裏もふわふわで気持ちよかった。

お昼は当初は蕎麦を食べることを提案していたが、E夫妻の旦那様が実は軽い蕎麦アレルギーをお持ちであることを聞き、行こうとしていたところは蕎麦の専門店だったので、急遽変更。

中華料理が大好きであるお二人はやはり気分は麺であるとのことで、湯河原のB級グルメの「たんたんたぬきの担々焼きそば」を食べることに。
湯河原商工会議所 担々焼きそばのページ

担々焼きそばはお店によって味が違うものの、ビリ辛の味が特徴とのこと。湯河原特産の柑橘類がトッピングされていたり、隠し味に使われていたり、温泉玉子の玉子がトッピングされていたりと特徴があるらしい
湯河原駅前の観光案内で地図をもらい、最初の目的の店に行くと日曜でお休み。駅前に戻って、駅に車を停め、日曜も営業の駅前の「一番亭」に向かう。
担々やきそばお店一覧では、14種類の野菜のハーモニーが楽しめる逸品とのこと。

注文すると、固麺とやわらか麺があるとのこと。私は固麺、旦那はやわらか麺を注文した。
麺の上に大量の野菜のあんかけがかかっており、味は薄い塩味でピリ辛という感じはまったくなし。玉子のトッピングや柑橘類の添え物はなし。薄味だったので隠し味に使用されているのかもしれないが、あまりよくわからなかった。
他で担々焼きそばを食べていないのでなんともいえないが、焼きそばとして見ると、味もしつこくなく、脂っこい感じもなし。野菜が豊富でさっぱり食べられる焼きそばという感じで、美味しくいただいた。好みとしては、固麺の方がさっぱり食べられる印象か。

お店を出たところでまだちょっと時間があったので、真鶴港まで足を伸ばす。
真鶴港では商工会のお祭りが開催中で、クルーザーがいくつも港内に出ていた。
魚座前の漁協組合の売店で鰆の西京漬けを購入し、真鶴半島の先にある「お林展望公園」に行く。
真鶴町 お林展望公園

展望台があることは知っていたが、何度も真鶴に来ていて一度も行ったことがなかった。

ここは去年の秋まではサボテンラントという施設だったらしいが、今年の春から展望公園にリニューアルされたばかりらしい。
入り口には綺麗な軽食レストランがあり、トイレも綺麗で使いやすい。
駐車場には、石原プロモーションが西部警察で使用した消防自動車を寄贈したものが、展示(?)してある。

入口に咲いていたノボタン。“天使のトランペット”チョウセンアサガオ。
食事中のシジミチョウ。

広すぎない敷地内には、さまざまな花と木が植えられていて、秋の花が見事に賑わい、虫たちが冬がくる前の支度に余念がなかった。
リュウゼツランやソテツ、アロエ、やしの木などもあり、ソテツやリュウゼツランの一部は花を咲かせる準備中のものや、花が終わってしまったソテツもあって、巨大なパイナップルが横たわっているようだった。
黄色い彼岸花は珍しいと話していたのだが、帰って調べたところそれはリコリスという花らしかった。遠くにぽつんと咲いていて、近づけなかったのが残念。
入口に見事な紫色の花が盛りで、その花の名前がわからず施設の人に聞くと「ノボタン」であるとのこと。
ぼたんの華やかさとは程遠い可憐さだったので聞くと、その人は詳しくはわからないとのことだった。

花の終わったリュウゼツラン。巨大なパイナップルのよう。彼岸花だとばかり思っていたリコリス。
ソテツのつぼみ。

花が賑わう広場を通り抜けると、海を一望できる展望台があり、初島や伊豆半島の大室山や小室山が一望できた。横には真鶴の石碑がいくつか置かれている。
少しかすみがかかって大島までは見えなかったが、海は凪いで穏やかで、夕方に入った海風が心地よかった。
展望台といっても、望遠鏡があるとかそういうとろこではない。ベンチが少しあって、のんびり海を眺める場所である。
余計なBGMもなく、時間が少し遅かったせいか、それとも展望台があることを知られていないせいか、人もまばらで静かで良いところだった。

展望台からの景色。天気がよければ、大島まで一望できるだろう。

3時過ぎに真鶴を出て、西湘バイパスの出口まではすいすいといったが、出口前の数100mで渋滞。ここの出口もすぐに2車線になるので、慢性的に渋滞している。
しかし、その後は134号で少し渋滞があった程度で、すいすいと気持ちよく走ることができた。帰宅も5時半とそれほど遅くならずにすみ、E夫妻のご家族にもご迷惑にならずにすんで一安心。
お二人にも楽しんでいただけて、今度はご家族を連れて遊びに行きたいと話していた。
私たちも久しぶりにのんびりすることができ、山と海の空気を堪能できて楽しかった。



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