◇備忘録 蓼科高原旅行その1 蓼科高原まで ― 2010年11月27日 02時10分12秒
蓼科湖
久しく旅行もしていなかったので、旅行サイトなどを調べて、長野蓼科高原に行くことにした。
海の方はよく行くが、山方面に行くのは初めてで、長野県に行くのも初めてだ。
あまりにも楽しかったので、旅行記を書いたが、備忘録になってしまった。たかが一泊二日の旅行で5回にも分けて書くことあるのかといわれそうだが、後で自分で見て「そうそう」と思うためのものなのでご容赦願いたい。
行ったのは、11月第二週の週末。長野の紅葉の時期は前の週がピークだったようで、実際行くまでは「もうはげ山みたいになっているのでは」と心配した。
高速へ入るまでに少し渋滞したが、中央道へ入るとすいすいと快適にすすむ。
道が山へ入るにしたがい、風景はどんどんとオレンジ色にシフトしていく。
途中の双葉SAで昼食をとり、一時間ほど休憩。
いろいろと美味しいものが人気のSAなので昼食を楽しみにしていた中、B-1グランプリでグランプリに輝いた「甲府鳥もつ煮」を食べてみたかった。 鳥もつ煮は、建物入り口付近の売店と、軽食コーナー、そして軽食コーナー奥外の売店の三箇所で売られていた。入り口付近と軽食コーナーは鳥もつ煮だけなのだが、軽食コーナー奥外の売店のは鳥もつ煮丼なので、ご飯も一緒にとれるそれを選択。昼食に鳥もつ煮丼と鹿肉コロッケを食べる。
しかし、出てきてびっくり。鳥もつ煮丼は直径12cm深さ15cmくらいの容器に半分くらいの量しかなく(ご飯の量だけでも80gくらいか。しかも小さな容器に肉が入って半分程度の量)、しかもあらかじめプラスチック容器に入っているものを電子レンジで暖めなおしたもの。味は悪くないものの、暖めなおしたので肉が固くてちょっと臭いが気になる。これで500円はとぼったくられた気分。鹿肉コロッケも、一口サイズで5個入りで500円。一個100円である。
これなら、建物入り口でパックで売っているものの方が、鍋から直接よそってくれるだけまだましだと感じた。
しかも中途半端な量で、お腹はちっとも満たされない。
宿の夕食が普段よりも早い時間ではあるものの、これでは途中で何か食べてしまいそうで、宿の「大量」と噂の夕食が入らなくなることを懸念し、もう少しお腹に入れておくことにする。
これだったら、最初から双葉SA人気ナンバーワンのビーフシチューにしておけばよかったなどと後悔はつきない。レストランでは、地元のワインやお肉を使ったビーフシチューやオムライスといった人気メニューから、山梨名物のほうとう、そばなどのメニューが並ぶ。
鳥もつ煮を食べるなら、軽食メニューで単品おかずであるので、それにご飯と味噌汁でもよかったかも。値段は少し高くなるが、こちらの方が絶対に量はまともだったに違いない。
おいしそうなものは色々あるのだが、結局軽食コーナーでほうとうを二人で一つ食べることにした。
軽食コーナーの注文システムは、病院の薬の呼び出しシステムのようで効率が良く、カウンターでへばっていなくても席で座って待つことができる画期的なものだった。
しかし、ほうとうは時間がかかり15分くらい待たされた。
食事を終えて売店をひやかし、外で果物を売っているところで、ピーチジュースを飲む。ピーチジュースは果汁100%で、ネクターよりもすっきり飲みやすい。
売店にはおみやげ物コーナーでお馴染みのご当地キティちゃんなどと並んで、ご当地チェブラーシカを発見。山梨限定は桃とぶどうの二種類。チェブラーシカも、ロシアからきてこんなところで出稼ぎさせられてるとは…と思いつつ購入。
入り口付近では、鳥もつ煮ドロップなるものも発見。自分で買うのは怖いので、旦那に買うよう勧めるが拒否された。しかし、どんな味かは興味があるが、これは結局購入しなかった。
あたれば4億円効果ともうたわれるB-1グランプリ。町おこしにはもってこいだが、ここまで露骨だとちょっと食傷気味である。
しかもぼったくり状態なのは歓迎できない。安くて美味しいというのは、何も価格の問題ではないと思うのだが。
ちょっとがっかりしつつもなかなか楽しめた双葉SAを出て、再び中央道へ。
窓の外の景色は、オレンジ色と遠い山脈の暗い山陰の陰影が色濃くなっていく。
宿へ行くには諏訪ICで降りた方が近いらしいのだが、諏訪ICと諏訪南IC間が工事のため渋滞しているという情報を見て、諏訪南ICで降りることにする。
諏訪南ICから一般道へ降りたところの景色
ICを降りるとそこには田園風景が広がり、あちこちで焼畑をしている煙が上がっている。山里はオレンジ色一色で、両面に畑が広く広がる道を走っていく。
すぐ近くに日本アルプスが連なり、八ヶ岳も霞の向こうによく見える。
この風景は、なんとなく日高山脈を望む十勝平野の風景にも似ていて、郷愁をそそられてしまう。
ガイドブックには、蓼科方面へ行くには諏訪ICを利用と書かれていたが、絶対に諏訪南ICの方がお勧めである。
諏訪ICで降りると、蓼科高原までは市街地を走ることになるのだが、諏訪南ICで降りると田園風景を楽しめる。
都会から行くのであれば、ICを降りればすぐに田舎の景色が広がり、まっすぐな一本道を走ることができる。高原気分を味わうなら、ちょっと遠回りでもこちらの方が絶対いい。
ガイドブックにあった地図と道の様子がちょっと違っていたので、17号からビーナスラインに入るところで少し迷ったが、3時前には蓼科湖に到着した。
蓼科湖は小さな湖で、歩いても20分くらいで一周できてしまう。蓼科湖レジャーランドは、どこか取り残されたような昭和な遊具施設があり、ゴーカートやゲーム、子供用の小さな乗り物、ボート、水上自転車、レンタル自転車などの施設、湖の反対側にはキャンプ場もある。
子供がゴーカートに乗っているのを見て、ゴーカートに乗りたくなり嫌がる旦那をひっぱって乗る。コース三周で二人で900円。へぼいと思っていたが、けっこうスピード感があり楽しい。このガタガタしたところが、なんともいえない。
遊園地によくあるパンダの乗り物なども乗りたいが、これは大人にはけっこう敷居が高い。乗り物の遊具のほとんどは「大人は乗れません」と書いてある(当たり前だが)。
歩いて湖を散策するのもいいが、レンタル自転車を借りることにし、思い切って二人乗りのにする。
二人乗りの自転車は、サドルが50年前の自転車のように固く、とにかく尻が痛い。ハンドルも、後ろの人とタイミングを合わせなければならず、最初はぐらぐらして安定が悪くひっくりかえりそう。
なんとかバランスをとり、ギャーギャー叫びながらも無事湖を一周した頃には、尻と二の腕が痛くなっていた。
そのほか、ほったて小屋のような小さな「恐怖の館」とか野外なのにエアホッケーとかあったが、時間がなくなり断念。
昭和の魅力満載で楽しかった。
つづく
久しく旅行もしていなかったので、旅行サイトなどを調べて、長野蓼科高原に行くことにした。
海の方はよく行くが、山方面に行くのは初めてで、長野県に行くのも初めてだ。
あまりにも楽しかったので、旅行記を書いたが、備忘録になってしまった。たかが一泊二日の旅行で5回にも分けて書くことあるのかといわれそうだが、後で自分で見て「そうそう」と思うためのものなのでご容赦願いたい。
行ったのは、11月第二週の週末。長野の紅葉の時期は前の週がピークだったようで、実際行くまでは「もうはげ山みたいになっているのでは」と心配した。
高速へ入るまでに少し渋滞したが、中央道へ入るとすいすいと快適にすすむ。
道が山へ入るにしたがい、風景はどんどんとオレンジ色にシフトしていく。
途中の双葉SAで昼食をとり、一時間ほど休憩。
いろいろと美味しいものが人気のSAなので昼食を楽しみにしていた中、B-1グランプリでグランプリに輝いた「甲府鳥もつ煮」を食べてみたかった。 鳥もつ煮は、建物入り口付近の売店と、軽食コーナー、そして軽食コーナー奥外の売店の三箇所で売られていた。入り口付近と軽食コーナーは鳥もつ煮だけなのだが、軽食コーナー奥外の売店のは鳥もつ煮丼なので、ご飯も一緒にとれるそれを選択。昼食に鳥もつ煮丼と鹿肉コロッケを食べる。
しかし、出てきてびっくり。鳥もつ煮丼は直径12cm深さ15cmくらいの容器に半分くらいの量しかなく(ご飯の量だけでも80gくらいか。しかも小さな容器に肉が入って半分程度の量)、しかもあらかじめプラスチック容器に入っているものを電子レンジで暖めなおしたもの。味は悪くないものの、暖めなおしたので肉が固くてちょっと臭いが気になる。これで500円はとぼったくられた気分。鹿肉コロッケも、一口サイズで5個入りで500円。一個100円である。
これなら、建物入り口でパックで売っているものの方が、鍋から直接よそってくれるだけまだましだと感じた。
しかも中途半端な量で、お腹はちっとも満たされない。
鳥もつ煮丼500円と鹿肉コロッケ5個入り500円 | ほうとう700円 |
宿の夕食が普段よりも早い時間ではあるものの、これでは途中で何か食べてしまいそうで、宿の「大量」と噂の夕食が入らなくなることを懸念し、もう少しお腹に入れておくことにする。
これだったら、最初から双葉SA人気ナンバーワンのビーフシチューにしておけばよかったなどと後悔はつきない。レストランでは、地元のワインやお肉を使ったビーフシチューやオムライスといった人気メニューから、山梨名物のほうとう、そばなどのメニューが並ぶ。
鳥もつ煮を食べるなら、軽食メニューで単品おかずであるので、それにご飯と味噌汁でもよかったかも。値段は少し高くなるが、こちらの方が絶対に量はまともだったに違いない。
おいしそうなものは色々あるのだが、結局軽食コーナーでほうとうを二人で一つ食べることにした。
軽食コーナーの注文システムは、病院の薬の呼び出しシステムのようで効率が良く、カウンターでへばっていなくても席で座って待つことができる画期的なものだった。
しかし、ほうとうは時間がかかり15分くらい待たされた。
怖いもの見たさ(?)鳥もつ煮ドロップ | ||
ご当地チェブラーシカ。 山梨限定ぶどうと桃 | おいしい桃ジュース |
食事を終えて売店をひやかし、外で果物を売っているところで、ピーチジュースを飲む。ピーチジュースは果汁100%で、ネクターよりもすっきり飲みやすい。
売店にはおみやげ物コーナーでお馴染みのご当地キティちゃんなどと並んで、ご当地チェブラーシカを発見。山梨限定は桃とぶどうの二種類。チェブラーシカも、ロシアからきてこんなところで出稼ぎさせられてるとは…と思いつつ購入。
入り口付近では、鳥もつ煮ドロップなるものも発見。自分で買うのは怖いので、旦那に買うよう勧めるが拒否された。しかし、どんな味かは興味があるが、これは結局購入しなかった。
あたれば4億円効果ともうたわれるB-1グランプリ。町おこしにはもってこいだが、ここまで露骨だとちょっと食傷気味である。
しかもぼったくり状態なのは歓迎できない。安くて美味しいというのは、何も価格の問題ではないと思うのだが。
ちょっとがっかりしつつもなかなか楽しめた双葉SAを出て、再び中央道へ。
窓の外の景色は、オレンジ色と遠い山脈の暗い山陰の陰影が色濃くなっていく。
宿へ行くには諏訪ICで降りた方が近いらしいのだが、諏訪ICと諏訪南IC間が工事のため渋滞しているという情報を見て、諏訪南ICで降りることにする。
諏訪南ICから一般道へ降りたところの景色
ICを降りるとそこには田園風景が広がり、あちこちで焼畑をしている煙が上がっている。山里はオレンジ色一色で、両面に畑が広く広がる道を走っていく。
すぐ近くに日本アルプスが連なり、八ヶ岳も霞の向こうによく見える。
この風景は、なんとなく日高山脈を望む十勝平野の風景にも似ていて、郷愁をそそられてしまう。
ガイドブックには、蓼科方面へ行くには諏訪ICを利用と書かれていたが、絶対に諏訪南ICの方がお勧めである。
諏訪ICで降りると、蓼科高原までは市街地を走ることになるのだが、諏訪南ICで降りると田園風景を楽しめる。
都会から行くのであれば、ICを降りればすぐに田舎の景色が広がり、まっすぐな一本道を走ることができる。高原気分を味わうなら、ちょっと遠回りでもこちらの方が絶対いい。
ガイドブックにあった地図と道の様子がちょっと違っていたので、17号からビーナスラインに入るところで少し迷ったが、3時前には蓼科湖に到着した。
蓼科湖周辺の紅葉。 左はボート乗り場前。右はキャンプ場前。 |
蓼科湖は小さな湖で、歩いても20分くらいで一周できてしまう。蓼科湖レジャーランドは、どこか取り残されたような昭和な遊具施設があり、ゴーカートやゲーム、子供用の小さな乗り物、ボート、水上自転車、レンタル自転車などの施設、湖の反対側にはキャンプ場もある。
子供がゴーカートに乗っているのを見て、ゴーカートに乗りたくなり嫌がる旦那をひっぱって乗る。コース三周で二人で900円。へぼいと思っていたが、けっこうスピード感があり楽しい。このガタガタしたところが、なんともいえない。
遊園地によくあるパンダの乗り物なども乗りたいが、これは大人にはけっこう敷居が高い。乗り物の遊具のほとんどは「大人は乗れません」と書いてある(当たり前だが)。
歩いて湖を散策するのもいいが、レンタル自転車を借りることにし、思い切って二人乗りのにする。
二人乗りの自転車は、サドルが50年前の自転車のように固く、とにかく尻が痛い。ハンドルも、後ろの人とタイミングを合わせなければならず、最初はぐらぐらして安定が悪くひっくりかえりそう。
なんとかバランスをとり、ギャーギャー叫びながらも無事湖を一周した頃には、尻と二の腕が痛くなっていた。
そのほか、ほったて小屋のような小さな「恐怖の館」とか野外なのにエアホッケーとかあったが、時間がなくなり断念。
昭和の魅力満載で楽しかった。
つづく
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