Copyright & 2006 by makura GEKIDAN Shirakaba. All Rights Reserved.
 無断転載を禁ず
Google
WWW を検索 げきだんしらかば を検索


◇再会 陳光海(トラン・カン・ハイ)さん2009年08月10日 03時11分08秒

↑旦那があげた極小口琴を演奏する、トラン・カン・ハイさん


ここのところ、外に出るのがおっくうだったが、旦那が「トラン・カン・ハイさんが高円寺の円盤でライブする」というので、重い腰を上げることにした。

ハイさんは、前回2004年に来日している。前の来日のときには、当日具合が悪くなって行けず、今回が約10年ぶりの再会になるはずだ(しかし、周囲は2004年に会っているというのだが、私にはその記憶がなかったりする)。
前の1999年に会ったときは、私は口琴のことはまだよく知らず、楽器店で“ボルネオの口琴”として売られていたと、その時持っていた口琴をハイさんに見せると、初対面でいきなりその口琴を手に取り、速攻で演奏して見せてくれた。そして、その口琴は日本人が作っていること。スタイルはフィリピンのものであることなどを、教えてくれたのだ。
しかし、あれから10年経っている。よもや、私のことなど覚えていないだろうと思っていた。
しかし、円盤に入るなりハイさんは私に近寄ってきて、握手とハグとほほにキスをしてくれ、再会を喜んでくれたのだった。とてもびっくりすると共に、覚えてくれていたことに感動してしまった。

ハイさんの演奏スタイルは、ホーミー、口琴、スプーンである。ホーミーもモンゴルスタイルではあっても、倍音部の音階を自在に変えられるという技は、当然ながら10年前より磨きがかかっていたし、スプーンも超絶技法と言えるほどのスピードと技で、会場は大喜びだった。
口琴は、サハの口琴の音の出方について説明をしていたようだったが、あまり英語がわからないので、実際どうなのかは不明。
それでも、ハイさんのフレンドリーな人柄があらわれた、アットホームなライブで、重い腰を上げてよかったと思った。

2004年のときのライブのキャッチコピーは、「東京振動」。演奏の途中に、実際に関東地方に震度4の地震が起きて、見ている人は一時騒然となっていたが、ハイさんはそんなことにはまるで気づかない様子で、説明を続けていた。

この日は、数年前にトゥバに行ったきりになっていたAさんが来ていて、「9月にまた行きます」と話していた。向こうでの生活は快適らしいが、数年に一度ビザの関係で帰国しなければいけないのが、なかなか大変らしい。
トゥバに行く前より多少ふっくらとした印象だったが、元がほそっこかったので、ちょうどいい大人の女性の雰囲気。休憩時間に声をかけてくれ、色々と話を聞かせてもらった。

帰りに、ハイさんとAさんと、それぞれに再会を約束して帰路についたが、久々に早く帰ってしまうのがもったいない夜だった。

◇冷夏2009年08月07日 00時05分42秒

去年の夏は暑かったので、非常に寝苦しく、朝いつのまにか冷房のある居間で寝ているということもしばしば。変な寝方をしていたので、秋口にひざが痛くなって、冬までしんどかった。
今年はそういうことないようにと、梅雨くらいに「涼しいシーツ」とか「冷感シーツ」みたいなものを物色していたけど、後になってあまり効果がないことが判明(つーか、ちょっと考えれば判るんだけど)。買わなくてよかったと安堵する。

それにしても、今年はいつまでも湿度だけが重いのに、気温はあまり高くない。梅雨のはじめや春先の方が暑かったかもしれない。
テレビの旅番組で、北海道千歳空港に降り立ったリポーターが、「涼しくない。乾いてない」と言っていた。
そういえば、冬は内地で降るような重い雪が降っていた北海道。とうとう温暖化は北海道に梅雨をもたらすのか?
そうなると、関東は亜熱帯化するのだろうか。

なかなかすっきりしない空の下、道路向こうのマンションの塀に、10cmはあるでんでん虫を発見。こんなの初めて見た。
これも生態系が変わっているということなのかしら。

年取ったら、涼しい北海道に移住しようか、それとも暖かいところに移住しようかと色々考えるけど、その頃には北海道は今のこの辺りと変わらない気候になっていたりして。

◇元気です2009年08月04日 04時05分31秒

友人から電話がかかってきたのに、留守をしていたので留守電にメッセージが入っていた。夜までそのことに気づかずにいたので、次の日電話を折り返すと、「無事だったのね~ よかった」と安堵の声。
なんのことかと思ったら、ブログが滞っているし、いつも家にいるのに電話に出ないので、病気かと思ったらしかった。

ブログが滞っているのは、書きたいことはいっぱいあるのに、時間と心の余裕がない。
つくづく、仕事中とオフのときのバランスの悪い私…。
仕事が入ると、他のことがどうでもよくなっちゃうのだ。仕事人としてはいいけど、家庭人としては最低だな。

ということで、私のことをご存知の方々。
ブログは滞っていますが、私は元気です。
仕事終わったら、またぼちぼち更新しますんで、飽きずに見に来てくださいませ。

◇生中継 46年ぶりの皆既日食 NHK2009年07月23日 03時47分14秒

↑あまりにも曇ってくやしいので、巣立ったばかりのツバメを撮影


Amazonで残り2個だった日食メガネも用意して、いざ日食観察しようとわくわくしていたのだが、関東地方は生憎の曇り空。太陽の方向を見上げても、まったくまぶしさすら感じさせない。
11時15分頃、ほんの一瞬雲の切れ間から、真昼の三日月のような太陽を垣間見ただけだった。この時間帯は一番食の大きい時だったので、そういう意味ではラッキーだったのかもしれないが。

NHKでは、総合で「生中継 46年ぶりの皆既日食」と題して、日食が起こっている時間帯と夜に、日食の特別番組が放映された。
正午近くまで粘ったものの、雲はますます厚くなるばかりだったので、あきらめて録画した番組で日食を体感しようと思ったのだが、これがNHKとは思えない構成。

朝のライブの放送時間は、食がある程度進んだ10時30分から食の終わりが近づく11時45分までの1時間15分。
そのうち、番組の半分はほとんどどうでもいい内容。特にゲストの宮本亜門と西田ひかるは必要か? 西田ひかるはご懐妊で、お腹もお乳もぱんぱん状態。インドでは、テレビで「妊娠中の女性の外出を控えるように」とのお達しが出たと、後でニュースで見た。胎児に悪影響があるらしいから、家でおとなしくしてろよ、といいたくなる。別にこの二人の感想なんて、聞かなくてもいいし…。
(毎日jp 「皆既日食:インドでも観測 妊婦は室内に?」)
http://mainichi.jp/select/today/news/20090722k0000e040041000c.html
※上記リンク切れ(2010.02.10)

日食ツアーで話題だった悪石島の映像は、台風の中かと思うような悪天候のようでほとんど紹介されず、屋久島の森の中、硫黄島、小笠原沖の船上の三箇所がメインで紹介されていた。

その中でも硫黄島の映像は、誰もいない孤島でのリポートということで、観測するには大変うらやましい環境。ハイビジョンでの初めての衛星放送という実験的なリポートだったため、途中音声や映像が飛ぶアクシデントはあったものの、島を囲む空と海と水平線が、食が進むにつれてどんどんと変化していく映像が美しかった。
しかし、リポートの室山解説委員は、だんだんと周囲が暗くなるとその風景に圧倒されて、皆既が始まっているのにほとんど太陽みていない状態。延々と風景が移り変わる実況の声が流れる中、画面ではダイヤモンドリングから皆既日食に入る映像が延々と流される。しかもリポーターとスタジオの声がリンクしていないので、室山解説委員の声の中でスタジオの日食の説明がなされている。進行スタッフは、なぜこんな状態を放置していたのかが疑問。
皆既日食の映像が流れる中、「しばらくこの風景をご覧ください」と感動の声で締めくくる室山解説委員の声がむなしかった。

対照的に、洋上の船の上ではたくさんの人が観測ツアーで参加している船の中ということもあり、周囲も大変にぎやかな中(船の中でずっと時報が鳴っていて耳障り)、やたら甲高い声の神田アナのはしゃぎっぷりと興奮する解説者とで、皆既中は水星と金星は間違えるは、神田アナは興奮でほとんどリポートにならず。

屋久島にいたっては、雨の森の中見えない太陽相手に、屋久島の森の説明とか、直接関係ない内容を延々とずぶ濡れのリポート。
皆既に入って森の中が暗くなっても、高感度カメラのため暗いはずの空が明るい…。リポートする意味まるでなし。

なんか、せっかくの生放送なのに「無駄な構成」が多すぎて、ただのお祭り番組でしかなかったのが残念。
ほとんど早送りで、しかも音声消して見ました。
(硫黄島と船のリポートの様子は、下のリンクで見られます)


NHK 46年ぶりの皆既日食
http://www9.nhk.or.jp/live0722/index.html
※上記リンク切れ(2010.02.10)

◇緊急特別番組 マイケル・ジャクソンはなぜ死んだのか? フジテレビ2009年06月27日 01時45分49秒

マイケル・ジャクソンが死んだ。
特別ファンであったわけではないが、80年代に青春を過ごした人なら誰でも彼の活躍は知っているだろうと思う。数多くのヒットを生み、好むと好まざるとに関わらず彼の曲はあちこちで耳にし、先進的なダンスは多くの追随者を生みギャグのネタにもされた。
だからマイケルが死んだことは、特に彼のファンでなくても関心のあるニュースであるだろう。

死亡のニュースが配信された26日の夜に、フジテレビで『緊急特別番組 マイケル・ジャクソンはなぜ死んだのか?』が2時間枠で放送された。
司会は小倉智昭、笠井信輔、中野美奈子のフジテレビの朝のワイドショーメンバー。ゲストはデーブ・スペクター、眞鍋かをり、ウエンツ瑛士。

最初に「司会 小倉智昭」をニュースで見たとき、正直「なぜ、この人が?」と思った。携帯のニュースの評価投稿では、「小倉はできるだけ黙っているように」との投稿が目立っていた。
また、番組内でゲストを紹介したとき、デーブ・スペクターはまあいいとして、眞鍋かをり、ウエンツ瑛士は何のためにここに来ているのかと、ものすごい違和感。

実際放送を見てみると、フジテレビで放送している朝のワイドショーの延長としてこの番組があるらしいことは、番組内の大半を占めるどこで仕入れたか知れない小倉智昭のマイケル豆知識を聞けば、すぐに判断できた。そして、番組内容はマイケルの活躍とゴシップの推移。
しかしマイケルの活躍のところでは、PVの順番が年代別と思わせつつばらばら。なんでThrillerの後にRock With Youが来るんだか…。後で顔の推移を紹介していたが、明らかにRock With Youの方がモータウン時代の顔じゃないのか? とテレビの前で突っ込みいれる始末。
そして、もういいよというほど繰り返されるゴシップネタ。こっちの方がメインだったのか?。

亡くなったニュースが配信された当日の緊急番組ということで言えば、このアクションの速さはさすが“世界のマイケル・ジャクソン”という扱いだろうか。
それにしても、『マイケル・ジャクソンはなぜ死んだのか?』という題名は、どう考えても「追悼」という印象は受けない。確かにこの時点で死因は特定されていないらしく、ニュース配信としてもまだ未発表の段階で、その死についてはさまざまな憶測が成り立つのだろうが、この番組内では死因について推測できそうな論議は多少あったものの、彼の生涯の紹介やその他の説明を含めても『なぜ死んだか』という冠がふさわしいとはとても思えなかった。下世話な緊急特別ワイドショーというのが、一番ぴったりくる内容だった。
そして自ら「リアルタイムではない」「ゴシップの方が印象深い」と最初に語っていた若い二人のゲストは、マイケルを知らない世代への啓蒙の贄なのか、それとも小倉の豆知識を「すご~い」と感心させるための贄なのか。

この番組で一番頭にきたのは、マイケル・ジャクソンが黒人として初めて「Thriller」をプロモーション・ビデオを作った人であるという紹介のところ。
Thrillerは確かにPVとしてよくできているし、PVというよりはショートムービーという位置づけで商品として作られたものだと思う。しかし、Thrillerが黒人初のプロモーションビデオなのであれば、その前にあるモータウンのダイアナ・ロスなどのPVが存在することや、マイケル自身もThriller以前に多くのPVが存在していることはどう説明するのか。ショート・ムービーのような大掛かりなものでないと、最近はPVと言わないのだろうか。
また、「黒人初」というのを番組後半に連発することで、彼の功績をたたえているつもりなのだろうが、その全てがまったくの的外れ。司会小倉のこれらの発言に、デーブ・スペクターは奥歯に何かはさまっているかのような対応だったのも気にかかる。なんではっきり「それは違う」と言わないのか。

いったいこれは「追悼」なのか?
いやいや「追悼」などとはどこにも書いていない。これは彼の存在を知らせるゴシップ番組だったのだろう。その証拠に、13分近い「Thriller」のフルバージョンのPVを紹介しているのに、番組のタイトルと現在放映されている映像の説明のじゃまくさい文字は、「Thriller」が流れている間ずっと表示されたままだった。マイケルの功績をたたえ、彼の作品に敬意を表するなら、こんなでたらめな放映の仕方するはずがないと思う。
サブ司会の笠井信輔が、「当時、どこの番組でどれだけ長くThrillerが流れるかが話題だった」と語っていたが、もしそれが本当ならこんな放映の仕方に反対しろよ。

死んでこういう番組が成り立つのも、マイケル・ジャクソンゆえのことなのだろうか。いずれにしても、マイケルファンでない私でも不愉快に思ったこの番組。こんな番組なら、緊急でやる必要はないだろう。少なくとも死んだ人に敬意を表するなら、彼の輝かしい経歴をまとめるというのが筋だろうと思う。司会なんかいらないし、ナレーションと映像だけで十分ではないのか。
経費節減とかいろいろいいながら、こんな無駄遣いいい加減番組を作るあたり、さすがフジテレビということなのだろうか。


YAHOOニュース「マイケル・ジャクソンさんの緊急特番、フジテレビで今夜放送」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090626-00000008-oric-ent
※上記リンク切れ(2010.02.10)

◇保温調理器でらくらく 豚耳の醤油漬け:レシピ2009年06月04日 04時18分10秒



豚耳は普通の肉屋ではあまり見かけないが、市場や業者向けの食材が購入できるお店では、たまに見かけることがある。沖縄料理屋などに行けば必ず注文するのだが、やはり自分で作ったほうがおいしかったりするのだ。
これまで何度か豚耳を購入したが、いつもは沖縄風のミミガーにするのである。しかし、中華料理屋にある煮凝りの豚耳が食べたくなり、なんとなく想像で醤油煮を作ってみた。

今回もシャトルシェフが活躍した。レシピはシャトルシェフを利用した際のものだが、シャトルシェフがなくても、新聞紙+バスタオル+座布団など、保温に工夫をすれば同様の効果が得られる(らしい。やったことないけど)。
通販サイトなどでも、保温調理専用の鍋ウォーマーなども売られている。私はシャトルシェフひとつでは足りないこともあるのでひとつ購入したが、値段の割にはなかなか使える。ただし、置き場所には工夫が必要だが…。

フェリシモ
余熱調理で節約上手 じっくり煮込めるなべウォーマー



豚耳は、下処理・下茹でして冷凍したものが売られていることが多いが、保存状態や豚そのものの健康状態が良くないものは、嫌な臭いが強いので注意したい。


■材料
豚耳(下茹でしたもの)…3~4枚
水…………3カップ
醤油………100ccくらい
本みりん…50ccくらい
ごま油……小さじ1
臭み取りの野菜(ねぎの青いところ、生姜の皮等)
五香粉などの香辛料(あれば)…適宜

※本みりんがない場合は、日本酒と砂糖でも可。
※香辛料は、醤油味に合う中国香辛料の方がなじみやすい。なければなくて構わない。


■手順
1.豚耳は一度下処理されて売られているが、臭いをとるため分量以外の水で10分~15分ほど、臭み取りの野菜と一緒に下茹でする。

2.下茹でした汁を捨て、改めて分量の水、醤油、本みりん、ごま油、香辛料を入れ、再び火にかけ一煮立ちさせる。

3.一煮立ちしたら、臭い取りの野菜は取り出し、そのまま鍋に蓋をして中火で10分~15分ほど煮てから、鍋を5~6時間ほど保温する。この後は、保温が終了するまでは鍋の蓋は取らないようにする。

※普通の鍋で煮る場合は、弱火で1時間ほど火にかける。

4.豚耳の切り口に醤油の色が染みていたら、鍋ごと冷やして粗熱を取る。

※シャトルシェフの場合は、外鍋から出して内鍋を冷やす。

5.粗熱が取れたら、平たい保存容器に汁気を切って豚耳を並べる。
煮凝りゼリー寄せ風のしたい場合は、煮汁を一緒に容器に入れる。
豚耳だけ食べたい場合は煮汁を入れないようにする。

※煮汁はコラーゲンの塊なので、捨てずに別な容器で保存する。

6.冷蔵庫に入れて冷やし固める。
煮汁を入れた場合は、煮汁がゼリー状になるまで。
煮汁を入れない場合は、豚耳の周囲についていた煮汁がゼリー状になるまで。

7.固まったら、細く切って盛り付ける。

※醤油などの分量は、結構おおざっぱ。醤油は水1カップにつき大さじ1.5~2強、本みりんは大さじ1~1.5くらい。
シャトルシェフ等の保温調理器を利用する場合は、煮込む必要がないので煮汁が減らないため、保温放置するときに豚耳が煮汁に浸っている状態であればOK。一煮立ちしたときにちょっと味見をしてみて、味を調節するといい。
※保温する前の煮込みは、保温調理している間に雑菌が増殖するのを防ぐ意味もあるので、このときに鍋の蓋を開けてしまうと雑菌が入りやすくなるので注意が必要。




私は、汁気ごとゼリー寄せのようにしようとしたのだが、生憎平たい保存容器が出払っていて、仕方なくボール型の保存容器に入れたので、冷やした後ゼリーの中から豚耳を掘り返して切らなければならなかった。ゼリー寄せにする場合は、粗熱をとった後あらかじめ切ってからゼリー寄せにした方が楽かもしれない。
保存は冷蔵庫で一週間ほど。

今回作ったのには香辛料は入れなかったが、花山椒とか五香粉などの香りがあった方がいいかなと思った。しかし、これも好みがあるので“あれば”でいい。なくても十分に美味しい。
白髪ねぎ、生姜のせん切り、きゅうりのせん切りなどを添えて食べると美味。
我が家はお酒を飲まないので、お酒の肴というよりはご飯のおかずという感じだったが、お酒の肴にする場合はもう少ししょっぱくてもいいかもしれない。これからの季節、ビールには最高かも。
飽きてきたときは、野菜炒めなど料理の素材としても利用したり、酢味噌などで味を変えてもいいかもしれない。

余った煮汁は、そのまま冷やしておけば一晩でぷるぷるのゼリーになる。冷やす時に生麩や茹でた鶏肉などを入れると、ちょっとした前菜風になる。また、そのままスプーンなどですくって、煮物や炒め物の味付けに使うと美味。餃子の中に入れると、小龍包風になったりする。私は、連休中に肉まんを生地から作った際に、肉餡と一緒に入れて楽しんだ。
こちらも冷蔵庫で一週間ほど保存可能。


沖縄風のミミガーのレシピはこちら。

◇旧トルコ文化村内のムスタファ・ケマル・アタテュルク像の現在2009年05月25日 20時31分14秒

2年前にトルコに行って以来、トルコ大好きになってしまった。
私の長々としたトルコ旅行記も、未だにたくさんの方が閲覧に来てくださり、日本の中のトルコへの興味も多少は高くなっているのだろうかと思ったりする。

トルコに行って一番感じたのは、トルコの人たちは非常に日本を好きで、日本にある種特別な感情を持っているということだった。それは、明治23年におきた「エルトゥールル号遭難事件」に起因するらしいが、詳しくは下記のリンク等で確認してほしい。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エルトゥールル号遭難事件
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%AB%E5%8F%B7%E9%81%AD%E9%9B%A3%E4%BA%8B%E4%BB%B6

しかし、日本人はそのトルコの純粋な友好を踏みにじるような行為を行っている事実を知った。
トルコが友好の印として、新潟県柏崎市にあった『柏崎トルコ文化村』に、トルコ人の最も尊敬する人物の一人である、トルコ初代大統領のアタテュルク像を寄贈した。
しかし、施設の売却に伴い像そのものも売却の対象にしてしまい、そのことについてのトルコ大使館からの呼びかけも無視。その後中越地震の影響で、像は台座から外され野ざらしにされているということらしい。
自分たちが最も尊敬する人物の像を粗末に扱われれば、長く親日国で知られるトルコで、反日感情が起きているというのもうなずける。

トルコの人の多くが、日本人はトルコ人にとても親切にしてくれたから、自分たちは日本人が大好きなのだ、と言ってくれる。それは、明治23年に起きた事件の中であった日本人の心が、今もトルコの人たちに息づいているという証明なのだろう。
それなのに、友好の印に寄贈されたものを粗末に扱うというのは、友好の気持ちを踏みにじっているにほかならないばかりか、今まで培われてきたトルコの日本人に対する気持ちさえも踏みにじる行為であるのではないか。
それに、トルコが親日国であるかどうか以前に、国際社会にあるグローバル化を目指す日本の「国」として、そして「人」としてどうなのかとさえ思ってしまう。
たとえ自分の直接の先祖がしたことでなくても、他国の人に親切にした日本人が過去にいて、そしてその心がその国に今も根付いているというのは、日本人として誇りに思うべきものだと思うし、先人のその気持ちや行為は忘れてはいけないものであると思う。そして、それが真のグローバル化の一歩なのではないかとさえ思うのだ。

-------------------------------------

この記事を知ったとき、自分も旅行をしてトルコの人たちに受けた親切の恩返しを、バナーを貼ることで少しでも返せるならと思ったので、署名に協力したいと考えました。

この事柄に少しでも関心を寄せてくれた方は、左の「署名にご協力ください」のバナーの 「旧トルコ文化村内のムスタファ・ケマル像を当事者間の裁判から切り離し、...」の文字をクリックして、事件の全容を確認してください。そして、賛同いただける方は是非署名してください。


●ムスタファ・ケマル・アタテュルク像が野ざらしになっている詳細
http://www19.atwiki.jp/torco

●署名の詳細
http://www.shomei.tv/project-932.html#detail

◇キャベツと国産レモンのさっぱり簡単サワー漬け:レシピ2009年05月18日 23時55分38秒



今年の春は「春キャベツでザワークラウト」が目標だったが、結局ザワークラウト作りはゴールデンウィークまで持ち越してしまい、春キャベツでは「キャベツと国産レモンのさっぱり簡単サワー漬け」を作ってお茶を濁してしまった。
しかし、国産レモンを使ったこのサワー漬けはなかなか美味しくて、実際に漬けたザワークラウトとはまた別な味わいがある。自分で適当に作ったものの中では気に入って、春キャベツの時期が過ぎてからも作りたいと思った。
冬だったら、ゆずと白菜で日本風の漬物にアレンジしてもいいかもしれない。


■材料
キャベツ …………中玉で1/4~半分くらい
国産レモン ………半分~1個(ノーワックスのものが望ましい)
塩…………………適宜
甜菜三温糖………大さじ半分~1
ワインビネガー …適宜
ディルシード ……小さじ1くらい


■手順
1.キャベツの葉の芯をはずし、葉の柔らかい部分は手で適当にちぎり、芯の部分は2mmくらいの薄切りにする。

2.ボールにキャベツを入れて適当に塩をまぶし、水分が出るまで手で揉む。

3.キャベツがしんなりしてきたら、一口食べてみる。塩辛ければ水で洗ってしぼり、塩味がちょうどよければそのまましぼって水を切る。ほんの少し塩気を感じる程度がポイント。

4.レモンをたわしで皮を軽くこすってよごれを取り、縦に4等分しスライスする。
※ノーワックスのレモンが手に入らない場合は、沸騰したお湯にすこしひたしてから、たわしでこすってワックスを落とします。

5.キャベツに、スライスしたレモンを入れ、三温糖、ワインビネガー、ディルシードを入れてあえ、冷蔵庫で10分以上寝かせる。

※3で塩を流しすぎた場合は、最後に塩味を調節した方が、塩加減がわかりやすい。

----------------------------------

レモンのさっぱりがキャベツの甘味とマッチして、とても美味でした。作った当日でも美味しいですが、次の日の方が甘味が増します。ジッパー付の保存袋で作ってもいいのですが、塩加減が面倒なのでボールで作りました。
甘酸っぱくさっぱりとしたかったので、塩気は少なめの方がいいと思いますが、キャベツのスープをそのまま活かしたい場合は、ジッパー付の保存袋にキャベツをそのまま入れて少なめの塩で袋ごと揉む方がいいと思います。

調味料はかなり適当です。キャベツの塩もみをレモンと酢でさっぱり食べるというのが目的なので、味は自分の好みで足したり引いたりしてみてください。

砂糖は、甜菜の三温糖(ビートの精製前の砂糖)の方が甘味がやさしいので、キャベツにはむいていると思います。きび砂糖を使うときは、グラニュー糖の方が作りやすいかも。オリゴ糖などもお勧めです。
もっとさっぱり作りたいときや春先の甘味の強いキャベツのときは、砂糖なしで十分かも。

酢は今回ワインビネガーを使用しましたが、穀物酢や果物酢でもまた違った味わいになるかも。また、レモンがたくさんある場合は、酢のかわりにレモン汁を使ってもいいと思います。
レモンは国産の方が甘味があるし、防腐剤などが使用していないので安心して皮をそのまま食べられます。最近出回っている、皮がおいしいニューサマーなどのみかんを代用しても美味しいかも。

◇忌野清志郎さん死去2009年05月03日 01時55分32秒

先週、YouTubeでRCサクセションのトリオ時代の映像を見つけて、突然RCサクセションの古い歌が聞きたくなった。
レコードでは持っているけどCDでは持っていないアルバム2枚と20周年記念のライブDVDを買ったばかりだった。
昨日のドライブのお供は、買ったばかりの「楽しい夕に」と「ハードフォーク・サクセション」だった。

まさかこんなニュースに出くわすなんて、夢にも思わなかった。
ショックで何もいえません。


◇シジミの醤油漬け:レシピ2009年04月29日 01時49分37秒


シジミの醤油漬け。日ごとに味がしみておいしくなります。


茨城県在住の友人が、シジミをたくさん送ってくれた。彼女が送ってくれるシジミは、いつもとても味が良い。
いただいたシジミの半分は小分けにして冷凍にし、1/4は砂抜き後にすぐに食べ、1/4は醤油漬けにしてみた。
シジミの醤油漬けは、台湾料理屋で初めて食べてお気に入りになったのだが、最近はあまり見かけることがない。以前からずっと自分で作ってみたかったので、今回チャレンジしてみることにした。

いただいたシジミは砂抜き前だった。私の記憶では「砂抜きは真水で」と思っていたのだが、ちょっと前に旦那が「砂抜きは塩水で」と言うので、今回確認のためにいろいろ調べながら砂抜きから行った。ふだんは、砂抜きされたものを購入することが多いのだが、今回砂抜きをきっちり自分でやってみて、砂抜きの方法ひとつとっても、シジミの味が違うことがわかったのでよかったと思う。

ちなみに、砂抜き方法の参考にしたのは違う地域のシジミ漁師の方のHPだが、今回いただいたシジミは茨城県大洗産である。


茨城県大洗町 しじみ屋さん「木の実」(仮)


■参考資料
●砂抜き
宍道湖産大和しじみ漁業 大竹屋HP
http://ohtakeya.noomise.com/
●醤油漬け
程 一彦の台湾料理((株)実業之日本社 / 実用百科・中華料理シリーズNo.5)


■材料
シジミ………600g
熱湯………1.5カップ
●漬け汁
しょうが……ひとかけ
にんにく……ひとかけ
赤唐辛子…2本
紹興酒……大さじ5~6
日本酒……大さじ5~6
醤油………おおさじ10~12
ごま油……小さじ1~2
※しょうが、にんにく、赤唐辛子は、好みで量を増やしても可。

■手順


砂抜き中。
もっと大量にあるのだが、シジミをできるだけ重ねないで砂抜きするため、ザルを総動員して小分けにして砂抜きした。
1.砂抜きは、上記HPの砂抜き方法を参考にして行った。
冷凍保存する分も含めていただいたシジミを、最初に全て砂抜きした。その後シジミを軽くこすり洗いしてからザルにあけ、濡れたクッキングペーパーをかぶせて冷蔵庫に入れ、4時間ほど放置する。
砂抜きをきちんとしておくと、食べたときにじゃりっと砂を咬むような嫌な思いはしないですむし、調理後の少し泥臭いような苦いような味もでてこない。面倒だがここはきちんとやる。

※冷凍保存するものは、ジッパーつきの保存袋に小分けして冷凍にした。



蒸し煮にして火が通ったシジミを、煮汁と分けておく。




調味料はあらかじめ混ぜておく。




密閉容器に入れ、クッキングペーパーで閉じた状態。
2.砂抜き・放置したシジミを鍋に入れて、沸騰した1.5カップのお湯を上からそそぎ、そのまま蓋をして中火で蒸し煮にする。
※シジミのダシをよぶんにとりたいときは、お湯を少し多めにするといい。ただし、あまり多すぎるとダシが薄まるのでほどほどに。

3.完全にシジミに火が通りシジミの口が開いたら、シジミと煮汁と分ける。
このとき、ボールに重ねたザルにクッキングペーパーをおいて、その上にシジミをあけると、取りきれなかった砂などが取れる。こした後のクッキングペーパーは、汁が切れたらシジミとまざらないようにすぐにザルからはずす。

4.しょうがとにんにくはスライスしておく。赤唐辛子は中の種を取り、乾燥のものはお湯につけて戻しておく。

5.鍋に、しょうが、にんにく、赤唐辛子醤油、紹興酒、ごま油、シジミのゆで汁を入れて火にかけ、一煮立ちしたらアクをすくってから火を止め、完全に冷ます。

6.密封できる容器をあらかじめ熱湯消毒(熱湯消毒できないときは、食用可能なアルコールなどで消毒する)しておき、そこにシジミを入れて、上から5の漬け汁を注ぎいれる。
※上からリードのような毛足の長いクッキングペーパーをしいておくと、汁が全体にまわって漬かりやすい。

7密封して冷蔵庫に入れ、最低でも一日おく。冷蔵庫で一週間くらい保存可能。




我が家で作ったものは、一日目と二日目ではまったく味が違いました。二日目以降の方が抜群に美味しいです。五香粉とか、八角とか、ちょっとピリ辛に花山椒なんかを入れると、より中華風になると思ったのだけど、今回は初めてだったのでシンプルにしてみました。

もともとのレシピには、ただ「酒」と書いてあったのですが、今は紹興酒も手に入りやすくなったし、日本酒と紹興酒では風味も違うので、今回は紹興酒と日本酒とを半々で使ってみました。あくまで中華風味にしたいのであれば、紹興酒だけでもいいかと思います。醤油も中国醤油を使うとまた中華風味が増すかも。

あまった漬け汁は炒め物や煮物に使うと、シジミのダシが利用できておいしいです。私は、ナスと庄内麩の炒め物に使ったら、ものすごく美味でした。製氷機などに冷凍しておけば、そばつゆなどにも利用できます。別の日に作ったシジミそばがまた絶品でした。

砂抜きから自分でやるとかなり手間はかかるけれど、面倒であれば砂抜き済みのものでやってもいいと思う。まずはお試しあれ。



Copyright ©2006 by makura GEKIDAN Shirakaba. All Rights Reserved.
無断転載を禁ず