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◇月齢22009年04月28日 01時05分24秒

 
 
以前、山岸涼子のマンガで「二日月は魔力がある」ようなことが書かれていて、なんとなく魔女は三日月の夜にほうきに乗って飛んでいるイメージがあったので、あれは二日月だったのだろうかと思ったりした。

今日の月は見事な二日月。もうちょっと早い時間には、猫の爪みたいに薄い白桃色に輝いていたのだが、西の空に沈みかけの姿は赤い爪のようで、いかにも魔力を持っていそうだった。

そういえばアタゴオル物語では、桃色三日月の夜に、床屋の唐あげ丸さんがおかしくなってしまうのだった(その後原因が究明されたらしいが)。
今日の月は桃色二日月というところかしら。

こんな薄い月をはっきり見られるのは珍しいので、写真に撮ってみました。

◇シコイワシの葛藤2009年04月16日 22時42分30秒

歯医者の帰りに、お昼ご飯をデパ地下のお弁当ですませてしまおうと、駅前のデパートに寄った。
お弁当を買ってふと魚コーナーを見ると、シコイワシが山積みになっている。ピチピチでピカピカした新鮮なもので、魚コーナーのおやじによると、その日の朝に近隣の漁港で捕れたものとのこと。

私の住んでいるあたりは、今がシコイワシの旬らしいのだが、これまで買ったことがなかった。その理由は『めんどうくさいから』。
シコイワシはカタクチイワシともいわれて、煮干の原料となる。なので大きさは、だいたい煮干より一回りくらい大きいくらいの小さな魚である。
私がこの町に来た当時、魚屋で「シコイワシ」と書かれたその魚の名前を、私は『なまっている』と思っていた。私はこの魚を「ヒコイワシ」と覚えていたためだった。しかし、なまっているのは「ヒコイワシ」のほうで、「シコイワシ」が正しいらしい。

地元の食材はできるだけ食べたいと思うのだが、このこまごました魚を大量に、いちいち頭と内臓をとるためにさばくのは、気が遠くなる作業だ。
先日、別なスーパーで500gで158円の30%引きで売っていたので、今年はつみれに挑戦してみようと購入したのだが、500gでもさばきの作業はやはり気が遠くなり、しかもスプラッタなものだ。
そして、作った大量のつみれは、4日かけて食べきったのだった。

今回のイワシは、先日のよりも2周りほど大きい。山積みされたピチピチのピカピカは1kgで298円。一皿で1kgらしい。
私がイワシの前で逡巡していると、年配の奥様が「つみれにするから、一皿ちょうだい」と魚コーナーのおやじに切り出した。
「へい、ありがとうございます。いっぱいおまけしちゃうよ」と、おやじは目の前の皿を防水加工した紙袋に移し、さらに手元にある別な皿から3つかみほど袋の中に入れていく。あれは、どうみても2kgくらいにはなっているはず。
そういえば、先日行ったスペイン料理屋で、オードブルに出てきたオイルサーディンは絶品だった。あれだったら保存しておけるぞ。
私の中の天秤ばかりは、〔めんどうな作業〕≦〔大量のおまけ+手作りオイルサーディン〕で〔おまけ+オイルサーディン〕に軍配があがる。

「私も1kgください」というと、魚コーナーのおやじは、「奥さんは何作るの?」と聞くので、「オイルサーディンを作ろうと思って…」と答えた。
おやじは一瞬だまって、「その料理はわかんねえから、失敗したときの保険にいっぱいおまけしとくよ」と、5つかみほど私の袋にイワシを入れてくれたのだった。
えええ、そんなに? うれしいけど、いったいどんだけ入っているのか…。

家にもどって、オイルサーディンのレシピを調べ、足りない材料を買いに行く。
イワシは結局、2.5kgほど袋に入っていた。その日のおかずに、マリネも作ろうとか、いろいろ考えつつも、とりあえず頭とはらわたを取り去る作業をもくもくと続ける。
しかし、そのうちに具合が悪くなってきてしまった。持病の腹痛が私を襲い、うんうんうなりつつも「イワシを今日中にさばかねば…」とあせるばかり。その日旦那は早く帰ってきたので、イワシのさばき作業は旦那にバトンタッチされる。

ベッドで横になりつつ、「そういえば、イワシは足が早い(いたむのが早い)んだっけ」と魚コーナーのおやじの大量おまけの謎に気がつく。
魚コーナーのおやじとしては、できるだけその日のうちに売り切ってしまいたい。だけど、私が迷ったのと同じ悩み
「栄養あるのはわかってるんだけど、めんどくさいのよね~」
は、多くの奥様方の共通したものに違いないのだ。

かくして旦那は、2時間かけて全てのイワシをさばき終え、私がテーブルの上にいくつか置いてあったレシピのうち、アンチョビを元に作るオイルサーディンというのを選び、イワシを漬物器に入れ、まずは塩漬けにしたのだった。
できあがりは半年くらい先の様子。すぐに食べたかったと思ったときには、時すでに遅かった。
まあ、レシピの中では一番保存がきく方法だったし、これはこれで楽しみでもあるのだが。

今、イワシは我が家の冷蔵庫の野菜室にいます。


●参考にしたアンチョビとオイルサーディンのレシピ
ほぼ日刊イトイ新聞
イタリアンマンマの直伝レシピ
イタリア家庭料理と毎日のくらし。
レシピその84 小イワシの塩漬けとオイル漬け~チェルヴィアの塩田~
http://www.1101.com/italian_mamma/2009-02-01.html

◇政治家の街貼りポスターの謎2009年04月14日 01時25分52秒

最近のテレビの政治討論などでは、いつに総選挙が行われるのかというのがもっかの話題の中心で、その手の話題を聞かない日はない。そういう理由からか、街中に政治家のポスターがなんとなく目につく。

ある日、J党の幹事長代理のIさんと、隣町(その時は隣町に遊びに来ていたので)が選挙区のJさんとのポスターが並んで貼ってあるのを見ていて、痛烈な違和感を感じた。

そのポスターの主人公たちは、かなり念入りなメイクを施して撮影しているようだ。
IさんとJさんのポスターは、(党である程度統一しているのか)デザインや色味はとても似ているのだが、特にJさんはなんだか不自然におかしい。
何がおかしいのかじっと観察してみると、それは眉のメイクであった。

Iさんは、どちらかというと長くはっきりしていて、よく整った形の良い眉をしている。しかし、その地肌にたっぷりとほとんどぼかさずに眉墨をつけているのだ。
近くによって見るとあまりにも黒々しすぎており、白髪まじりのIさんの頭との対比で、眉ばかりが強調されすぎてしまう。

しかし、Iさんはまだいい。
問題はJさんである。

Jさんの眉は、カットして形は整えられてはいるが、眉尻がちっょとまばらな印象がある。Iさんの長く印象的な眉から比べると、長さも目じりぎりぎりのところで終わっており、男性の眉毛としては一般的な感じ。

Jさんのポスターは正面顔のアップなのだが、光を顔の右側から当てて撮影しているので、正面を向いていても顔の左半分は右よりも暗くなる。しかし、光の強弱の差はごくわずかだ。
それなのにJさんのメイクは、光があたっている右眉にはほとんどメイクされていないにも関わらず、左眉には眉頭から眉尻直前まで、べったりと真っ黒い眉墨が、やはりほとんどぼかさずに使用されているのだ。
Jさんは髪も黒いので黒い眉墨でも違和感はないが、顔にあたる影の差はそれほど強くないのに、左眉だけが取って着けたように見える。

写真撮影のメイクのとき、わざとらしいアイラインやマスカラをするのは近くで見ると大変に不自然だが、眉だけなら気づきにくいし、遠くから見たときに顔のメリハリがついてわかりやすい、という効果があるのかもしれない。しかし、Jさんの場合はどう見てもメリハリつけすぎだと思うのだ。
J党では、こういうメイクをするように指導されているのか?。他のJ党の人のポスターがなかったので、比較することができなかった。
しかし、近くにあった対抗するM党のO代表のポスターは、多少影になる方の眉を濃い目にしているような気もしないでもなかったが、気にならない程度。もっとも、もともとI代表の眉毛はそれほど濃くないので、あまり濃くすると本当に不自然になってしまうだろう。

政治家に限らず広告写真は、グラフィック処理の発展で実際よりもずっとずっとずっと若く見えるように処理されているのは、昨今めずらしいことでもない。実際に街頭演説などで会ったら別人(のよう)だったとか、そんなこともめずらしくない。
A4街貼りポスターの場合、サイズは小さくても、遠くからも近くからもわかり易くデザインする必要がある。選挙用などの場合は、とにかく名前と顔を覚えてもらうのは必須だ。
顔は選挙用に限らず、できるだけ若々しく美しく印象的にするのは鉄則だろう。きたないよりはきれいな方が、印象はいいにきまっている。

しかし効果を狙いすぎて、私はJさんを「眉毛が変な人」としか覚えられず、次の日名前を確認しにいかなければならなかった。彼の政治的指針とかそんなものはどうでもよく、彼の眉毛の左側だけどうして真っ黒なのかだけが気にかかる。

近く選挙が始まったら、選挙ポスターの広告的効果ばかりが気になりそうな予感がしてしょうがない。

◇たんぽぽ発見2009年04月07日 00時54分36秒

 
 
友人の仕事が休みだったので、花見がてらランチに行こうと誘われ、神社が有名なS町に遊びに行った。
神社の参道の桜は見事。すでに終焉は近いようで、ちょっと強い風にあおられ、桜吹雪が道路に舞っていた。
参道に沿うように流れる川から見る景色も、堤に咲く菜の花とのコントラストも美しかった。
桜のほかには、花の中にいくつもの花が咲いているような椿や、花海棠なども見事に咲いていて、見ていて飽きない。

でも、ふと足元を見ると、主役の桜に隠れるようにたんぽぽが咲いていて、息をのむような絢爛豪華な舞台の後に、ちょっとほっと一息つける空間を見つけたみたいな気持ちになった。

◇今年の春の花2009年04月05日 00時53分38秒

 
 
今年の桜は、開花宣言してからが長かった。
ずーっと寒い日が続いたせいか、満開になったときにはすでに葉が出ているものもちらほら。
いつもは梅が終わって桜に移動するまでは、コブシや木蓮、ミモザなんかを順番に楽しめたのだけど、今年は梅が一気に終わってしまった後寒さが続いたので、なんとなく間が空いてしまった感じがする。

この土日は天気が悪いとのことだったので、金曜の夜に花見弁当を買って桜の木の下で食事をした。金曜の夜は風もなく、比較的暖かかった。
近所の桜の名所をあちこち移動していると、一箇所に2グループくらいづつ敷物をひいて花見をする人たちがいた。
まだ夜8時頃というのに、すでに酔っ払って桜並木を千鳥足で歩く二人組のおじさんは、「桜なんてどこにさいてんだよ~」と一人が叫ぶと、「目の前にさいてんじゃんか」ともう一人が突っ込み、わははははと大声で笑いながら去っていった。

コブシはもうそろそろ終わりかな。朱木蓮はまだだけど、白木蓮は今が盛り。道に迷った先にあった初めて見る小学校の校庭では、大きな桜の木と同じくらいの高さのこぶしの木が満開で、通りかかりに見るとずいぶんでかい桜が咲いていると見間違えてしまった。

つくばにいたときには、街路樹の真弓やハナミズキがこの後楽しめたけど、今いる町では真弓やハナミズキを植えている家があまりないようで目にしない。
その代わり、友人が何度聞いても名前を覚えられないという梅に似た丸い花で、一本の木に白やピンクの花がまざって咲く木が花盛りだ。ネットで調べてみたけど、ボケや「思いのまま」という種類の梅とはまたちょっと違うような気がする。

ひょいと下の方を見ると、ラッパ水仙やチューリップが早々と花をつけている。

今年の春は、早咲きだったり遅咲きだったりと、いろいろと忙しい。

◇プレミアム8<紀行> 世界一番紀行「世界で一番寒い村」 NHK BS-hi2009年04月02日 02時04分55秒

NHKのBS-hiで口琴の国、ロシアのサハ共和国の話題を放映するという情報を口琴仲間が教えてくれたので、さっそくビデオをセットした。
先日行われた国際口琴フェスティバルin東京part2“花”でも、急遽来日したサハの口琴奏者キム ボリソフとも再会し、彼のすばらしい演奏を聴いたばかりだ。

番組の内容は、日本の俳優がサハの一般家庭に入ってその生活を体験したり、地元の学校に行って子供たちと交流したりと、なんとなく「世界ウルルン滞在記」みたいな感じ。
世界で一番寒い村としてギネスブックにも載っている、サハ共和国の内陸部にあるオイミャコン村が舞台。村で測定された最低気温の記録は-71.2℃らしい。

私の記憶のはっきりしている体験した最低気温が、うまれ故郷の帯広での約-30℃なので、冬のピークにはその倍以上にはなるということだ。
今はもうこちらでの生活になれてしまって、あのきんきんに冷えた空気の感覚を忘れがちになっているが、リポーターが手が冷たいのを通り越して痛くなっているのを見て、「ああ、昔は雪球を作るときとか、湯沸かし器がなかったときにはああなったなあ」と思い出す。あったかくなってきたら、今度はじりじりとかゆくなるんだ。

リポーターがオイミャコン村で唯一の学校に行き、民族音楽クラブで口琴に出会う。
サハの伝統的な口琴の演奏方法や、鳥などの模倣を声で行う歌唱技法など、アリビナ ジェグチャリョーヴァが私たちの前で見せてくれた超絶技巧が、しっかりと受け継がれている。
担当の先生が、「日本にも口琴があります」と紹介したのは、スピリドン シシーギンが作った彼のコレクションカタログ。
日本で作られた口琴として、目次さんの伯光口琴や、うちの旦那考案の割りピン口琴、S2さんの口琴などが紹介されたページが、ちょっとの間映し出されていた。

サハの民族音楽クラブの部長さんは、口琴の音はとても癒されると言っていたのが印象的だった。

ところで、セットしたビデオはチャンネル違いで録画に失敗。古いHDDビデオなので、BSのセットが面倒なのだ。
再放送が何回かあるらしいので、そちらでチャレンジしたい。


NHK BS-hi プレミアム8<紀行>
http://cgi4.nhk.or.jp/topepg/xmldef/epg3.cgi?setup=/bs/premium8-wed/main

◇禁煙119日のご報告2009年03月30日 18時17分29秒

パソコンの前に座ると、なんとなく指先がヤニくさいような気がする。
暮れに壁を拭いても部屋がヤニくさいのは認識しているのだが、身体から少しづつタバコの毒がにじみ出ているのか?

明日でまるまる禁煙四ヶ月。
禁煙の弊害としては、やっぱりちょっと太ったかも(2kgほど)。
よかったのは、花粉症が去年までほどはひどくないこと(それでも普通の人よりはひどいのだが)。今年は鼻のかみすぎで耳が「ぴきっ」とかいったので、耳鼻科で薬をもらったせいもあるのだが、少なくともティッシュの大箱+スーパーのレジ袋(鼻をかんだゴミを入れる)を持ち歩くとか、タオルを数本持ち歩くとか(ティッシュはもったいない+鼻がいたいので)はしなくてすみました。
去年までは、鼻だけじゃなくて目、肌、耳の中、喉と首から上は全部炎症おこしていたからなあ…。

喫煙者だったころ、禁煙に成功した友人がタバコを異常に憎んでいる態度に戸惑いを感じたものだったが、そういう時期を抜けないと禁煙が成功したとはいえないのかもしれないと思う禁煙四ヶ月。
レストランでは、以前にも増してタバコの煙が憎い。神奈川県では、禁煙条例が議会通過したのだから、早く施行してほしい。
それにも増して、早くこのタバコ臭の憎い時期を抜けて、タバコの煙の前でも涼しい顔していたいのだが…。

◇キャベツきざみ職人2009年03月24日 03時30分57秒

想像のザワークラウト専用包丁
 
 
一昨年、イスタンブールで知り合ったドイツ在住のEさんご夫妻が里帰りされたので、先日ご自宅にうかがった。

ちょっと前に、いつも行く野菜の直売所でグリーントマトが売られており、それをピクルスに漬けたので、小分けしてお土産にした。
その話をしていたときに、「今年はザワークラウトに挑戦してみたい」と私が話すと、Eさんが「小さい頃や母の若い頃には、ザワークラウトの季節になると『キャベツ切り職人』が家に来て、キャベツをざくざくと大量に切ってくれた」という話をしてくれた。

「ザワークラウト」とは、ドイツやポーランド、フランスなどの代表的なキャベツの漬物である。味がすっぱいので酢漬けだと思っていたのだが、塩を用いて乳酸菌発酵させるものらしい。
ビタミンCが豊富なので、昔は保存食として大量に作ったとEさんは話してくれた。

私が知っているザワークラウトは、キャベツが繊切りにされているものである。
確かに、フードプロセッサーや繊切り器械などない時代は、大量にキャベツの繊切りをするのは骨の折れる仕事なのだろうと思う。
それでも、キャベツを切るために家を訪れる職人という存在に驚き、いったいどれだけの量を作ったのだろうとか、キャベツを切るために使用される包丁は何か特殊な形をしていたのだろうかとか、いろいろなことを想像してしまうのだった。

春キャベツの時期はちょっと過ぎてしまったけれど、キャベツがおいしいうちに挑戦してみたい。
でも、フードプロセッサーはあるけどスライサーが嫌いな私は、自分で繊切りにするしかない。我が家にキャベツ切り職人は来ないだろうから、がんばっても一個か二個が限度だろうな。

◇お礼(私信)2009年02月26日 05時02分26秒

>亀谷了(かめがいさとる)著 寄生虫館物語 ISBN4-16-766009-1

この本をコメント投稿で紹介してくださったNさん、ありがとうございました。
十数年前に目黒寄生虫館に行ったときに、亀谷先生の書籍を購入して持っていたのですが、度重なる引越しで紛失してしまったのか、書棚に見当たらずショックを受けております。ご紹介いただいた本と同じものだったかどうかは、タイトルを失念しているため確認できませんが、

>余談ですが、中国産や韓国産の生野菜の輸入で寄生虫病が
>急増してるけど、正しい診断ができる医師が非常に少ないので
>癌や結核などに間違われて治療されずに死んでいく患者さんが
>増えてるそうです。

このことについては、私が読んだ本にも同じことが書かれていたことは記憶にあり、寄生虫に限らず今の日本の食や医療についての問題提起につながることがたくさんあったように思え、もう一度読んでみたくなりました。

コメントの前半部分は、“ある理由”により「公開しないでOKです」と書いていただいたので、そのようにさせていただきました(個人的には、こちらも大変興味深かったので、ちょっと調べてみたいと思っています)。
ご配慮いただき、重ねて感謝いたします。
なお、投稿時のハンドルネームを書いてしまうと、どこの投稿だったかわかってしまうため、「Nさん」とさせていただきましたことをお詫びいたします。

◇春の嵐2009年02月13日 23時46分42秒

例年より10日も早く春一番が関東に吹き荒れた今日は、13日の金曜日。
一日中なんだか生ぬるい一日だった。

なんとなくだけど、ここ数年季節が“暦通り”になっている気がする。
立春になれば春になり、お盆が過ぎれば秋の気配が見え、大寒には一年で一番寒くなる。
こういうと聞こえはすごくいいのだが、今の暦は旧暦よりも一ヶ月くらい早いのだから、昔の人が感じていた季節の感覚よりも一ヶ月も早くその時期が訪れているということになる。
十数年前までは、「立春といえどもまだまだ春は遠い」というのが天気予報の慣用句だったのが、「立春を過ぎたかと思ったらもう春一番」なのだ。

帯広の友人のブログに、「今年の雪はちょっと重い」というようなことが書かれていて、「それって内地の雪に近いんじゃないか」と思ったりした。
札幌雪祭りが閉幕というニュースで、会場に雪が降っている映像を見て、ぼたぼたとやたらでかい雪の塊が落ちてきているのを見て、びっくりしたりもした。
北海道の雪といえば、さらさらのパウダースノーが定番。
昔は雪の日に傘をさして歩いている内地の人を不思議に思ったが、こちらに越してきてその意味がわかった(水分が多いので、溶けるとぬれるから傘をさす)。
そのうち北海道でも、雪の日に傘を差して歩くのが普通になるのではないかと、本気で怖いと思ったりする。

夜の天気予報では、明日は20度を越えるところもあるとか。
2月で20度超えたら、夏にはヨーロッパ並みに人の体温軽く超えるんじゃないのかと、なんだかちょっと嫌な気がする13日の金曜日であった。



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