◇自動車試乗体験談 2 ― 2007年04月06日 23時09分21秒
今日は愛車デミオの12ヶ月法定点検をしたので、その間にマツダ、ルノー、日産の車を試乗をさせてもらうことにした。
いつも利用しているディーラーは車会社が林立している場所にあるので、平日のすいてる時間は試乗し放題。今回は、マツダはベリーサ、アクセラ。ルノーはルーテシア、カングー。日産はティーダ、ノート。計6台の試乗をした。
まず最初に乗ったのはマツダのベリーサの1500cc。
http://www.verisa.mazda.co.jp/
現行の国産車の中では、ローバー時代のMINIに外見が一番近いモデルだと思う。車内のアクセサリーも凝っており、おしゃれに統一されている。今は限定モデルがでており、内装が白黒コンビのものがものすごくかわいい。しかし、先週試乗したMINIに比べると、やっぱり細かいところのこだわりが甘いように感じる。ここまでこだわった内装なら、きっちりやってほしいと思うが、やはり価格を抑えるとこうなってしまうのだろう。限定モデルは白黒と茶黒の二種類があり、茶黒は本皮使用ということだったが、色のセンスがはっきりいっておっさんくさい。
エンジンは現行のデミオと同じということで(うちのデミオとはエンジンが違うが)、乗り心地は非常に慣れた感じ。ハンドリングやアクセルやブレーキのふみ心地、エンジン音などは、やはり昔のデミオと比べると格段によくなっている。車内もデミオに非常に近いので、他社のコンパクトカーと比べると天井の圧迫感がないのが魅力である。運転席の足回りも非常に開放感があって、乗りやすかった。
次に乗ったのはマツダのアクセラの1800cc。
http://www.axela.mazda.co.jp/?bt=1
デミオよりは多少車体が長いせいか、なんだかしっぽをひきずって走っているように感じる。ベリーサよりは安定感があり運転もしやすい。小回りも思った以上にきくように思う。ただ、車内のデザインがいまいちなのがつらいところ。マツダ特有の足回りのよさはベリーサよりはずっと伝わってくる。長距離を走ると楽そうだ。
デミオをそのままドックに預けて、ルノーの販売店へ移動し、ルーテシアを試乗する。
http://www.renault.jp/lutecia/
ルーテシアは、2006年のカー・オブ・ザ・イヤーを受賞した車で、Yahooの新車比較でそのバランスのよさが評価されていたので楽しみにしていたのだが、いざ運転してみると、同じフランス車なのにシトロエンと比べてハンドルや、アクセル、ブレーキの感覚が非常にぎこちなく感じる。これは、ギアがトップに入るスピードが国産車よりもずっと高いせいで、そのぶんエンジンブレーキの効きが良いのだという説明。自分がいかに、普段街乗りでしょっちゅうブレーキを踏んで運転しているかを感じてしまう。エンジン音がちょっと気になるのと、シトロエンほどではないにしろ、やはり内装がいまいち魅力に欠けると思ってしまう。
その次に試乗したのは、ルノーのカングー。
http://www.renault.jp/kangoo/
黄色と銀色が展示してあり、黄色を試乗させてもらったのだが、日本車にはないビビットな黄色が大変かわいい。もともと商用車ということもあり、内装はかなりちゃちく、ヘッドレストも座布団を二つ折りにしてくっつけたような形をしているのだが、片面スライドドアのバンケットルームの広さには圧倒された。後部シートを倒して移動すれば、原付バイクくらいは収納できそうなくらい広い。
運転席と助手席のシートも普通の車よりもずっと幅広く、ちょっと太めの私には座りごこちがよかった。何よりおどろいたのは、その車内の広さ。足元はかなりシートを前に出しても、ものすごく余裕があり、天井もシートを高めにして手がやっと届くくらい高い。前の天井がサンルーフタイプと収納棚のあるタイプの二種類あるのだが、収納棚はB4の地図が余裕で入る奥行き。しかも棚のタイプは棚の下に日よけがあっても、運転席に座ったときにまったく圧迫感は感じない。天井の棚は両サイドにも設けられていて、傘なども収納できる。走るワンルームといった雰囲気だ。 フロントガラスがとても広く、エンジンはルーテシアと同じものらしいがギアチェンジのタイミング設定が異なるので、運転した感じは国産車に近い乗り心地だと思った。ちょっとぎこちないところが、この車の外見にぴったりくるようで悪くない。何より、ホットドックでも売って走れそうな感じがわくわくしてしまう。
その後日産に移動し、ティーダとノートを試乗したのだが、日産車は今までほとんど乗ったことがないせいか、非常に違和感を感じる。ノートよりはずっとティーダの方が乗り心地はいいのだが、なんとなく「優等生すぎる」感じが面白くないのだ。
これは、アクセラに乗ったときもティーダに乗ったときも思ったのだが、輸入車を試乗した後に国産車に乗ると、車というのは本当にその国のお国柄を如実に感じるものなのだということがわかる。国産車にも、そのメーカーごとにこだわりがあり、それぞれ違いがあるのだが、共通して思うのは「日本人の日本人による日本人のための車」なのだということを痛感してしまうのだ。 価格を抑えるために、高級っぽく見せる技術は非常に高いのだが、“ぽく”はあくまで“ぽく”でしかない。ブルジョアまではいかないでも、まあそれなりに高級感が楽しめればよしという感覚がどの車にも感じ、走りの性能にもそれが伝わってきてしまうのだ。乗りやすいけど面白味がない。それが日本車なのだと痛感する。
逆に、ベリーサやノートなど1300cc~1600ccクラスのほうが、あらが目立つせいかそのメーカーの個性がはっきり出るように思った。今回2000cc以上のには乗っていないので、メーカーの本領発揮できるクラスの個性の差というのはわからないが、コンパクトカーというのは価格を抑えるために何かをけずって何かを重視するというところが、各社色々なのが面白い。
これは輸入車にも同じくいえることなのだろうが、輸入車の場合そのメーカーの個性+お国柄が感じられて、面白味という面で言えば、やはり輸入車の方が個性的でいいと思ってしまう。
夜遅くなってから、トヨタに移動しパンフレットだけをもらってきたが、来週はプリウスの試乗を予約してきた。「面白味」という面でいえば、プリウスはその最右翼だと思う。過去に一度運転席に座らせてもらったことがあるが、普通の車とはまるで操作性が違うので、はたしてうまく運転ができるのか^^;
いつも利用しているディーラーは車会社が林立している場所にあるので、平日のすいてる時間は試乗し放題。今回は、マツダはベリーサ、アクセラ。ルノーはルーテシア、カングー。日産はティーダ、ノート。計6台の試乗をした。
まず最初に乗ったのはマツダのベリーサの1500cc。
http://www.verisa.mazda.co.jp/
現行の国産車の中では、ローバー時代のMINIに外見が一番近いモデルだと思う。車内のアクセサリーも凝っており、おしゃれに統一されている。今は限定モデルがでており、内装が白黒コンビのものがものすごくかわいい。しかし、先週試乗したMINIに比べると、やっぱり細かいところのこだわりが甘いように感じる。ここまでこだわった内装なら、きっちりやってほしいと思うが、やはり価格を抑えるとこうなってしまうのだろう。限定モデルは白黒と茶黒の二種類があり、茶黒は本皮使用ということだったが、色のセンスがはっきりいっておっさんくさい。
エンジンは現行のデミオと同じということで(うちのデミオとはエンジンが違うが)、乗り心地は非常に慣れた感じ。ハンドリングやアクセルやブレーキのふみ心地、エンジン音などは、やはり昔のデミオと比べると格段によくなっている。車内もデミオに非常に近いので、他社のコンパクトカーと比べると天井の圧迫感がないのが魅力である。運転席の足回りも非常に開放感があって、乗りやすかった。
次に乗ったのはマツダのアクセラの1800cc。
http://www.axela.mazda.co.jp/?bt=1
デミオよりは多少車体が長いせいか、なんだかしっぽをひきずって走っているように感じる。ベリーサよりは安定感があり運転もしやすい。小回りも思った以上にきくように思う。ただ、車内のデザインがいまいちなのがつらいところ。マツダ特有の足回りのよさはベリーサよりはずっと伝わってくる。長距離を走ると楽そうだ。
デミオをそのままドックに預けて、ルノーの販売店へ移動し、ルーテシアを試乗する。
http://www.renault.jp/lutecia/
ルーテシアは、2006年のカー・オブ・ザ・イヤーを受賞した車で、Yahooの新車比較でそのバランスのよさが評価されていたので楽しみにしていたのだが、いざ運転してみると、同じフランス車なのにシトロエンと比べてハンドルや、アクセル、ブレーキの感覚が非常にぎこちなく感じる。これは、ギアがトップに入るスピードが国産車よりもずっと高いせいで、そのぶんエンジンブレーキの効きが良いのだという説明。自分がいかに、普段街乗りでしょっちゅうブレーキを踏んで運転しているかを感じてしまう。エンジン音がちょっと気になるのと、シトロエンほどではないにしろ、やはり内装がいまいち魅力に欠けると思ってしまう。
その次に試乗したのは、ルノーのカングー。
http://www.renault.jp/kangoo/
黄色と銀色が展示してあり、黄色を試乗させてもらったのだが、日本車にはないビビットな黄色が大変かわいい。もともと商用車ということもあり、内装はかなりちゃちく、ヘッドレストも座布団を二つ折りにしてくっつけたような形をしているのだが、片面スライドドアのバンケットルームの広さには圧倒された。後部シートを倒して移動すれば、原付バイクくらいは収納できそうなくらい広い。
運転席と助手席のシートも普通の車よりもずっと幅広く、ちょっと太めの私には座りごこちがよかった。何よりおどろいたのは、その車内の広さ。足元はかなりシートを前に出しても、ものすごく余裕があり、天井もシートを高めにして手がやっと届くくらい高い。前の天井がサンルーフタイプと収納棚のあるタイプの二種類あるのだが、収納棚はB4の地図が余裕で入る奥行き。しかも棚のタイプは棚の下に日よけがあっても、運転席に座ったときにまったく圧迫感は感じない。天井の棚は両サイドにも設けられていて、傘なども収納できる。走るワンルームといった雰囲気だ。 フロントガラスがとても広く、エンジンはルーテシアと同じものらしいがギアチェンジのタイミング設定が異なるので、運転した感じは国産車に近い乗り心地だと思った。ちょっとぎこちないところが、この車の外見にぴったりくるようで悪くない。何より、ホットドックでも売って走れそうな感じがわくわくしてしまう。
その後日産に移動し、ティーダとノートを試乗したのだが、日産車は今までほとんど乗ったことがないせいか、非常に違和感を感じる。ノートよりはずっとティーダの方が乗り心地はいいのだが、なんとなく「優等生すぎる」感じが面白くないのだ。
これは、アクセラに乗ったときもティーダに乗ったときも思ったのだが、輸入車を試乗した後に国産車に乗ると、車というのは本当にその国のお国柄を如実に感じるものなのだということがわかる。国産車にも、そのメーカーごとにこだわりがあり、それぞれ違いがあるのだが、共通して思うのは「日本人の日本人による日本人のための車」なのだということを痛感してしまうのだ。 価格を抑えるために、高級っぽく見せる技術は非常に高いのだが、“ぽく”はあくまで“ぽく”でしかない。ブルジョアまではいかないでも、まあそれなりに高級感が楽しめればよしという感覚がどの車にも感じ、走りの性能にもそれが伝わってきてしまうのだ。乗りやすいけど面白味がない。それが日本車なのだと痛感する。
逆に、ベリーサやノートなど1300cc~1600ccクラスのほうが、あらが目立つせいかそのメーカーの個性がはっきり出るように思った。今回2000cc以上のには乗っていないので、メーカーの本領発揮できるクラスの個性の差というのはわからないが、コンパクトカーというのは価格を抑えるために何かをけずって何かを重視するというところが、各社色々なのが面白い。
これは輸入車にも同じくいえることなのだろうが、輸入車の場合そのメーカーの個性+お国柄が感じられて、面白味という面で言えば、やはり輸入車の方が個性的でいいと思ってしまう。
夜遅くなってから、トヨタに移動しパンフレットだけをもらってきたが、来週はプリウスの試乗を予約してきた。「面白味」という面でいえば、プリウスはその最右翼だと思う。過去に一度運転席に座らせてもらったことがあるが、普通の車とはまるで操作性が違うので、はたしてうまく運転ができるのか^^;
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