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◇食べ納めウェンディーズ2009年12月30日 15時41分34秒


今年は旦那の休みが26日からだったので早めに大掃除にかかり、一昨日ほぼ終了したので、昨日はゆっくり買出しに行った。
隣町のJAまで野菜の買出しに行き、そしてさらにJAとは間逆の隣町にあるウェンディーズにわざわざ行った。
22日にも書いたが、ウェンディーズが今年いっぱいで終了するというので、食べ納めに行ったのだ。
いつもは「ハンバーガーは悪魔の餌」と言って食べることにいい顔をしない旦那も、食べ納めということで一緒に行く。

ウェンディーズは混んでも空いてもいなくて、ただ普通にお客さんがいる雰囲気。
中には「チリのLを10個」ととんでもない注文をする人もいたが、あとは普通にハンバーガーとセットを注文する人ばかりだ。
セットは、ポテトとドリンク、チリとチーズののったポテトとドリンク、サラダとドリンクの3つから選ぶことができる。メニューの中にはベイクドポテトはなく、当然のごとくサラダはサラダバーではなくふつうのプラスチックカップに入ったサラダである。

ウェンディーズがダイエー傘下から離れた当時、地下鉄銀座一丁目駅から近い店に行ったのが、私の記憶する最後のウェンディーズなのだが(今から10年以上前か?)、この時にはまだベイクドポテトは存在していた。いや、その後どっかの店舗でベイクドポテトがメニューになく、店員に質問した記憶がうっすらとよみがえる。
あれはいつのことだったのだろう。
少なくとも、つくばを出てからすでに7年経つのだが、私たちがいなくなってから東大通にできたウェンディーズを、私は知らないのだ。ベイクドポテトの存在を質問したのはつくばの店ではなくそのずっと前だから、少なくとも7年以上はウェンディーズに足を運んでいないことになる。

思えば、日本上陸してからウェンディーズは様々な紆余曲折があったのだろう。本格的なアメリカンスタイルのハンバーガーショップと銘打って登場したはずのウェンディーズも、結局は日本のスタイルにはかなわなかったということなのだろう。
巨大バーガーブームの中で、去年発売して大好評だったというパテが三枚入ったメガウェンディーズや、マッシュルームチーズバーガーなどの存在は知っていたが、メニューを見てもサラダバーやベイクドポテトなどの、他のバーガーショップには見られなかったメニューはチリ以外は全て姿を消し、なんとなくふつーになってしまった感がある。
何を食べようかと逡巡するが、最後なので、ウェンディーズ真骨頂ともいえるメガウェンディーズを注文。ポテトとドリンクのセットでコーヒーにし、もちろんチリも欠かせない。旦那はチーズバーガークラッシックのダブルとチリ。

ベーコンマッシュルームチーズバーガーなどは、すでに終了してしまったらしい。
カウンターの真ん中に「12月31日で終了する」旨のお知らせの紙が貼ってあるのだが、この紙は遠くから見ないとわからない。その他にウェンディーズがなくなる告知はなく、トレイの上にある宣伝の紙にも、モバイルサイトの会員登録募集や、アルバイト募集の告知が印刷されたものをそのまま使用している。
トレイの上の配置に非常に気を使って、新入りらしいバイトのお兄ちゃんが用意した配置を、古参らしいお姉ちゃんが眉間にしわをたてつつ修正していく。
トレイにの商品の配置にここまで気を使うのは、ウェンディーズの伝統なのか、それともこのお姉ちゃんの性格なのか。

メガウェンディーズは、紙に包まれている状態でも15cmくらいはある大物。紙から出す前に押しつぶして、かぶりつく。メガマックよりは重量感もあり、パテもぼそぼそすぎず脂すぎずのウェンディーズのパテである。四角いのでバンズからはみだしているところが、なんとなくお得感あふれる。チーズも濃厚なのがとろけている。
しかし、半分も食べないうちにあきてくる。昔だったらぺろりだったろうが、最近は化学調味料経ちをしているせいか歳のせいか、途中で味がしつこく感じてうんざりしてしまうのだ。
しかし、M社のハンバーガーよりは、まだ美味しく食べることができる。

気を取り直してチリを食べると、「あれ? チリってこんな味だっけ」。思わず口をつくと、旦那も「そうだよね」と同意する。
昔は、ウェンディーズのチリというと、豆がいっぱい入って肉よりも豆まめしい感じだった。これはひき肉の存在感の方が上で、なんとなく豆入りデミグラスソースという感じ?
メニューに、デミグラスソースのハンバーガーがあるので、もしかしてそれと兼用か?
昔からあるチリに入れるホットソースを大量にかけて食べたが、ホットチリの味もかき消されるくらい味が濃い。

ポテトには、30円で追加できるチーズソースをつけたのだが、ハンバーガーにも入っている濃厚なとろけるチーズがカップに入ってくる。これは悪くないのだが、やはり味が濃すぎて途中で飽きてしまう。

ウェンディーズの終了と共に、もう自分の中にあるウェンディーズのメニューはなく、しかもウェンディーズの味もなくなっていたのだということに気づく。
しかも、もしかしたらそれが健在だったとしても、自分自身がその味についていけなかった可能性も垣間見て、ハンバーガーで気持ち悪くなった腹を抱えて家路についたのだった。

ウェンディーズよ、さようなら。

ウェンディーズのメガウェンディーズとチリのS




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