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◇カルピスのアレルケア2014年03月13日 01時35分13秒

40歳を過ぎたあたりから、それまで顕在的に持っていたであろうアレルギーの症状が具体的に顔を出してきた。
花粉症は言うに及ばず、冬になると寝るときにくしゃみがとまらなくなり、同時に咳も併発して、喉をつまらせてしまうのだ。
この症状がアレルギーからくる喘息だということに気づくには、非常に時間がかかった。
何故なら、当時私は喫煙者だったからだ。

35歳を過ぎたあたりから、常に喉の調子が悪く、呼吸器に慢性的な違和感を感じていた。
呼吸器科を訪ねたが、当時は禁煙外来が一般的でなかったせいか、呼吸器科の医師は私にこう言った。

「喫煙者の人は呼吸器疾患を治す意思がないのだから、私は診ません」

この言葉を言われてから数年、私は呼吸器科を受診できずにいた。
別な病院に行くことも考えたが、同じようなことを言われるのが怖かったのだ。

その後私は、成人歯列矯正をして欠損していた奥歯にインプラントを入れることを決意した。その時に、私の周囲にいた唯一の喫煙者の友人がタバコを辞めたのをきっかけに、私も禁煙を決意した。
インプラントには歯周病が大敵であり、それを予防する第一歩が禁煙だったからだ。

それから5年数か月、私はただの一本もタバコを吸っていない。
いや、吸いたくても吸えない状況に陥ったのだ。
禁煙した当時はそうでもなかったのだが、禁煙して2年くらいした頃に、タバコの臭いを感知するだけで、吐き気をもよおし、涙目になって呼吸が乱れ、声が出なくなり、動悸が激しくなって人事不正に陥る。
タバコの煙の有無はどうでもよく、タバコの臭いがダメなのだから始末が悪い。
自分の昔吸っていたタバコの臭いが持ち物にしみこんでいて、物の整理をすると具合が悪くなるほどだった。

調べると、タバコのアレルギーというのは存在しないらしい。
あるのは、化学物質過敏症という病気らしい。
タバコの臭いと同じように、新建材にも同じような反応をする。
ある建売住宅の内見では、5分とそこにいられなかったこともある。

自分ではどうしようもない上に、認知度も低いせいか他人に説明するのも大変である。
タバコがダメというと、ただ単純に嫌煙を疑われたりするだけで、タバコの煙がなければいいだろうなどと、勝手な判断をされることが多いからだ。
それから常にタバコの臭いから逃げて生活する毎日が続き、花粉の季節にはダブルで刺激を受けるため、春先はあまり外出しなくなってしまう。

今回引越しをすることが決まり、私は新しい家に越すことよりも、新建材の臭いの中での生活に心を重くしていた。
そんなときに、カルピスのアレルケアの広告を見たのだ。
通常なら、この手のサプリメントはあまり信用しないのだが、その時は試してみようと思ったのだ。

アレルケアを摂取して4ヶ月が経つが、3月に入っても花粉の飛散量がいつもの年より少なめではあるものの、今のところいつものように箱ティッシュを持ち歩くような事態には陥っていない。
耳鼻科に行ってヒスタミンの注射は一本だけ受けたが、一週間以上経っても症状が重くなる兆候はまだない。
また、現在我が家の前の家が建築中で、作業員の人が外でタバコを吸うので大変迷惑をしている。
それでも、タバコの臭いを感知して自分でそこから逃げるだけの余裕ができた。
相変わらず発作は起きるものの、マスクをしたりハンカチを口元にあてるなどのケアができるくらいにはなった。

これらが“改善”となるのかどうかはわからない。
全てがアレルケアのおかげかどうかもわからないが、少なくともいつもの花粉の季節とは圧倒的に違う生活を送っているし、タバコに対しても心に余裕ができたことは確かだ。
今年は花粉症の症状が軽いせいか、耳鼻科での飲み薬はでなかったが、鼻炎スプレーと目薬は処方されたし、通年を通して喘息の治療は受けている。
入居するときに、新建材の臭いなどを軽減するために、窓ガラスに光触媒を塗ってもらったのだが、この効果の高さにも驚き、そして安心しているせいもあるのかもしれない。

いずれにしても、アレルケアを飲み始めてから少し体調が変わった実感があるのは事実なので、もう少し飲み続けてみようと思ったりしている。

カルピス アレルケア




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