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◇報道ステーション「小水力発電の特集」 テレビ朝日2009年12月16日 06時44分58秒

昨日の報道ステーションの、「小水力発電」の特集は大変興味深かった。
http://www.tv-asahi.co.jp/dap/blog/hst_yamaguchi/entry/?d=20091215

小規模発電というと、太陽光発電が一般的なように考えていたのだが、大手電力会社の供給が遅れていた地域では、昔から水力による小規模発電が行われていたらしい。

最近では、農業地域などで水力による発電を推進しているところが多く、昔ながらの水車の利用や、農業用水を利用しての発電により、農家の電力負担が減る結果を生んでいるらしい。
農業地域では、必ずといっていいほど農業水路が完備されているし、昔からある施設を利用して、流れる水の力で発電するというのは、大変よい考えではないかと思った。

また、昔から電気供給が遅れていた地域では、川から水をひいて集落で発電する施設を利用していた場所もあったようだが、大手電力会社の配電が進むにつれ、だんだんと姿を消したとのこと。
詳しい説明はなかったが、どうしても大手電力会社が配電を牛耳ってきた背景や、それらに絡むお金の流れなどが見えてしまい、なんとなくいやな気分になってしまう。

それでも、小規模発電が徐々に認められて、大手電力会社への売電価格が引き上げられたのはつい最近のことだ。
しかし、この価格が太陽光発電に限ったことだったとは、ちょっと驚いてしまった。

現在、太陽光発電の売電価格は48円らしい。
しかし、水力発電の売電価格は10円くらいとのこと。同じ電気を売るという行為に対して、なぜ価格差があるのか大変不思議だ。
これは、太陽光発電の施設を売る会社などとの癒着的なものからくるのかと、やっぱり疑ってしまいたくなるのは私だけだろうか。

太陽光だろうが、水力だろうが、風力だろうが、その場所にあった方法で大きなエネルギーを利用せずに発電し、それを利用する仕組みに対しては、買い取り価格を一律にするのが一般的な考え方だと思いたい。
今まであまり考えなかったが、方法によって差が生じるのであれば、明確な理由を提示すべきなのではないかと思ったりする。

売電を認めるように政府が動いた経緯も、結局は国際的な流れとしてCO2を削減しなきゃなんないし、これまで一定の企業のみに独占を許してきたツケを、再び国民に押し付けるものなのではないか。
しかも、その背景にもさまざまな企業癒着があったりするんじゃないかと、いろんな思惑が見え隠れして、いろんな意味で興味深いレポートだった。

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