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◇にんじんのヨーグルトサラダ2010年01月26日 23時03分29秒


テレビなどの“もったいない”番組で、「大根やにんじんのむいた皮で、キンピラなどを作ってもう一品」とかいう言葉を良く聞く。
それまでは「大根やにんじんの皮はむくもの」だったので、「なるほどね」と思っていたが、皮をむいたところで、なかなかキンピラなどを作ることは実際はしない。
味噌汁の具として入れることはしばしばあるが、それでもむいた皮を全部入れることはしないかもしれない。むいた皮は、おのずと生ごみとして処理される運命だと思っていた。
しかし先日、「改めて食べるようにするのであれば、なんでわざわざ皮をむくの?」と思ったのだった。

そう思った原因は、カブだった。
私はカブ料理が好きだが、カブを料理するのが苦手だった。
まず、葉を切った根元に、土が入り込んでなかなかとれないこと。
そして、皮をむいて煮ると、必ずといっていいほど煮崩れてしまうこと。
とろとろのカブはおいしいが、シチューなどにすると、とろとろにとけてなくなってしまう。ある程度形があって、口の中に入れるととろとろと溶けるのが好ましいのに、なかなかその域に到達しない。

ある日、よく作る「カブと豚肉の鍋」で、カブの皮をむかずにそのまま入れてみたら、いくら煮込んでも荷崩れしない。それどころか、カブの皮があることで、カブの味が濃く感じる。
別な日に、皮と面取りしたところを味噌汁に入れたら、味噌汁の方がおいしかった。
もしかしたら、皮がついていた方がおいしいのではないだろうか。

それからカブは皮をむかずに調理することにしているのだが、大根やにんじんなども、皮をむかずに調理したほうが、野菜の風味が増すことに気づいた。
皮はわざわざむかなくていいのだ。最近の野菜は、農家で泥を丁寧に落として店頭にあるし、たとえ泥付の野菜だとしても、きれいに泥を落とせば問題はない。

キンピラとかにするときなどは“わざわざ”皮をむくが、それ以外のときは皮のついたまま調理することが多くなった(もちろん、丁寧に皮をむいて、面取りしたほうがいい料理もあるので、臨機応変にはしている)。

このにんじんのサラダは、泥付の香りの強いおいしいにんじんが手に入ったので、何か一品にんじんでと思って作ったもの。
皮付きの方が、にんじんの香りとか歯ごたえとかが楽しめるような気がする。
一番最初に作ったときは、ブロッコリーの茎の硬い部分を一緒に和えて食べたが、それもまた格別だった。

ヨーグルトをドレッシングにするのはかなり気に入っているが、このにんじんのサラダにはヨーグルトとチーズの組み合わせがとてもよく合う。
チーズはなんでもいいが、コクのあるチーズの方がいい。
今回はレーズンがあまっていたので使ったが、これが思いのほかいい仕事をしている。
かなり気に入ったので、我が家の定番になりそうだ。

レシピは、今回からクックパッドに掲載することにしたので、そちらを参照してください。

Cpicon にんじんのヨーグルトサラダ



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