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◇菜ばしを新調する2014年05月05日 22時05分53秒

15年ほど使用した菜ばしと新しい菜ばし。古い菜ばしは先が欠けてしまった。

十数年前まだつくばにいた頃、どこかの物産展がつくば西武で催され、そこで購入した菜ばしをずっと気に入って使っていた。
適当な太さと重さ、すべりにくさが気に入りっていた。
先の方がこげたり折れたりしても、ナイフで削ってずっと使用していた。
気が付くと、菜ばしは普通の箸と変わらない長さになり、それでも使っていたのだが、とうとう先がばっきりと折れてしまい、これ以上削ると普通の箸よりも短い菜ばしになってしまう自体に陥った。
菜ばしを削り始めた頃、新しい別な菜ばしを購入したことがあるが、一度気に入ったものに出会ってしまうと、それと出会う前と同じようにはいかない。
結局、先がこげたり折れたりした菜ばしを使っていて、新しい菜ばしは使われないまま引き出しに今でもしまわれている。

この菜ばしは「木曽ひのき」という焼印が押されている他は、どこの工房で作成されたとか一切判らなくなっていた。
神奈川に越してきてから、一度だけ地元の百貨店の特設コーナーで見かけたことがあるのだが、その時はなんでか買えずにいて、次の日行ってみたらそのお店はもう帰った後だった。
長野の物産展なども何度か足を運んだが、木曽ひのきの菜ばしを扱うお店には出会えなかった。
その後、ネットで買えることはわかったが、一膳の値段が数百円なので送料の方が高く。
たぶん買えばまた十年くらいは使うだろう。二膳もあれば十分だが、それでも送料の方が高かった。 しかし、とうとう新しいものに買い換えなければならなくなり、送料がかかってもいいから購入に踏み切った。
ネットで見た菜ばしは、「木曽ひのき」の刻印が少し違うが、太さが同じくらいなので注文した。

届いた菜ばしは、最初はこんなに長かっただろうかと思うくらい長く感じた。そして非常に色が白く軽かった。
自分が今まで使用していた菜ばしは、使い込んで色が変わっている以外にも、水分を適度に含んでいるためか、重さが少し違うような気がした。
新しい菜ばしの懐かしいだろう長さにとまどりながらも、使い慣れた古い菜ばしは泣く泣く廃棄した。

今は新しい菜ばしにだいぶ慣れた。
使い勝手も良いし、太さもすべりにくさも以前と同じくらい使いやすい。
私はこの菜ばしを洗ったら、ふきんかけに引っ掛けて乾かしている。
ふきんかけにかかっているのを見て、今でもたまにその長さと白さに一瞬とまどったりもしている。

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