◇水中ワッツ ― 2006年08月29日 01時43分19秒
近所の公営プールが、今年から水中リラクゼーションや水中エクササイズなどに力を入れるようになったらしい。メニューの中に“究極のリラクゼーション”が体験できるというワッツというものがあり、8月中たまたま予約があいていたので試してみることにした。
予約時に一度に行う定員は2名までなので、旦那と二人で申し込んだ。
インターネットで調べてみると、ワッツは「水中指圧」が語源とのこと。水中指圧というくらいだから、水中でいろいろなつぼを押したりするのだろうかと思っていたが、実際はちがっていた。あるサイトでは、「赤ちゃんの気分を味わえる」などと書かれているが、そちらの感覚の方が近いかもしれない。
予約の日は通常営業が終わる時間に来るように言われた。予約日に行くと、25mのプールには私たち夫婦以外にはトレーナーの人しかいない。プールの温度はいつもより少し高めになっている。体温と同じくらいか、それより少し低いくらい。しかし、25mのプールでほんの数分前までは通常営業していて、競泳の人がばさばさと泳いでいたので、場所によって温度差がある。
トレーナーから簡単な説明がなされ、水中で行うのは深く息をすることと目を閉じているだけと言われる。
「どこか悪いところはありますか?」と聞かれたので、腰痛と肩こりがひどいことを告げた。
照明を少し落として静かな音楽が館内に流れる中、最初はプールの真中あたりで壁に背をつけて腕を前に出して水面に浮かせるようにし、目をつむってリラックスする。「用意ができたら2~3歩前に出てください」と声をかけられたので、そのまま前に進むと、トレーナーが首と腰に手をまわし、抱きかかえられるようにして水面に浮かぶ。
最初は、水面に浮かぶようにしてトレーナーに抱かれたまま、ゆらゆらと身体を揺らされる。水の軽い抵抗が気持ちよい。
腰にあてた手の位置を変えることで、腰が軽く伸びたりちぢんだりする。
水の動きで、25mのプールをまんべんなく移動しているのがわかるが、その都度足の位置や腕の位置を変えたりしながら、水の抵抗で身体に心地よい刺激があるのがわかる。
トレーナーに補助してもらっているとはいえ、水に浮いて移動する感じは、まるで静かな海にたゆたっている感触。
トレーナーは、腰やひざの裏などに手を移動し、身体を伸縮させたり伸ばしたりするが、地上では相当無理な体勢のはずでも、水の中でゆっくりと抵抗を感じながら身体が動くので、静かに身体が伸び縮みする感じがとても気持ちがよく、無理な力がまるで入らない(入れようと思えば入るが、入れたいと思わないのだ)。現実的にはストレッチしているのだろうが、そういう実感はまるでない。
一度だけ、片足をトレーナーの肩にかけられ、腕に指圧されたのが少し痛く、無理な体勢といえばいえるが、普通に触られればとびあがるほど痛い個所のはずなのに、それさえも心地よく感じるのだ。
ゆらゆらと小一時間水面に浮かされて終了したあとは、身体がものすごく軽く、気持ちもさっぱりして落ち着いて楽しい気分だった。腰や肩が軽く感じられ、プールに来る前まではずいぶんと重かったのだなあと思う。
終った後、トレーナーが「公営のプールなので、温度など不具合がまだまだあるのがネックですが」と言っていた。それでも公営のプールでこのようなサービスが有料でも受けられることがとても嬉しく思う。料金も伊豆などでは50分4000円とか、一泊20000円なんてところもあるので、気軽に受けられるのが魅力だ。でも、一週間に一度のサービスで9月の予約はいっぱいのようだ。もう少し予約がとれやすいといいと思うが、25mのプールを一人が2コース占有しなければならないので、それもいたしかたないのだろう。
終った後、ずっと私の首に回していた手をトレーナーがさすっていたのが印象的だった。いくら水の上とはいえ、弛緩した人の首をずっとささえており、場合によっては自分の息さえも相手に不快感にならないよう配慮しながら行ってくれていたのが伝わっていたので、「こんな太った女をずっと抱きかかえなきゃならんのは大変だったろうなあ」と思った。
予約時に一度に行う定員は2名までなので、旦那と二人で申し込んだ。
インターネットで調べてみると、ワッツは「水中指圧」が語源とのこと。水中指圧というくらいだから、水中でいろいろなつぼを押したりするのだろうかと思っていたが、実際はちがっていた。あるサイトでは、「赤ちゃんの気分を味わえる」などと書かれているが、そちらの感覚の方が近いかもしれない。
予約の日は通常営業が終わる時間に来るように言われた。予約日に行くと、25mのプールには私たち夫婦以外にはトレーナーの人しかいない。プールの温度はいつもより少し高めになっている。体温と同じくらいか、それより少し低いくらい。しかし、25mのプールでほんの数分前までは通常営業していて、競泳の人がばさばさと泳いでいたので、場所によって温度差がある。
トレーナーから簡単な説明がなされ、水中で行うのは深く息をすることと目を閉じているだけと言われる。
「どこか悪いところはありますか?」と聞かれたので、腰痛と肩こりがひどいことを告げた。
照明を少し落として静かな音楽が館内に流れる中、最初はプールの真中あたりで壁に背をつけて腕を前に出して水面に浮かせるようにし、目をつむってリラックスする。「用意ができたら2~3歩前に出てください」と声をかけられたので、そのまま前に進むと、トレーナーが首と腰に手をまわし、抱きかかえられるようにして水面に浮かぶ。
最初は、水面に浮かぶようにしてトレーナーに抱かれたまま、ゆらゆらと身体を揺らされる。水の軽い抵抗が気持ちよい。
腰にあてた手の位置を変えることで、腰が軽く伸びたりちぢんだりする。
水の動きで、25mのプールをまんべんなく移動しているのがわかるが、その都度足の位置や腕の位置を変えたりしながら、水の抵抗で身体に心地よい刺激があるのがわかる。
トレーナーに補助してもらっているとはいえ、水に浮いて移動する感じは、まるで静かな海にたゆたっている感触。
トレーナーは、腰やひざの裏などに手を移動し、身体を伸縮させたり伸ばしたりするが、地上では相当無理な体勢のはずでも、水の中でゆっくりと抵抗を感じながら身体が動くので、静かに身体が伸び縮みする感じがとても気持ちがよく、無理な力がまるで入らない(入れようと思えば入るが、入れたいと思わないのだ)。現実的にはストレッチしているのだろうが、そういう実感はまるでない。
一度だけ、片足をトレーナーの肩にかけられ、腕に指圧されたのが少し痛く、無理な体勢といえばいえるが、普通に触られればとびあがるほど痛い個所のはずなのに、それさえも心地よく感じるのだ。
ゆらゆらと小一時間水面に浮かされて終了したあとは、身体がものすごく軽く、気持ちもさっぱりして落ち着いて楽しい気分だった。腰や肩が軽く感じられ、プールに来る前まではずいぶんと重かったのだなあと思う。
終った後、トレーナーが「公営のプールなので、温度など不具合がまだまだあるのがネックですが」と言っていた。それでも公営のプールでこのようなサービスが有料でも受けられることがとても嬉しく思う。料金も伊豆などでは50分4000円とか、一泊20000円なんてところもあるので、気軽に受けられるのが魅力だ。でも、一週間に一度のサービスで9月の予約はいっぱいのようだ。もう少し予約がとれやすいといいと思うが、25mのプールを一人が2コース占有しなければならないので、それもいたしかたないのだろう。
終った後、ずっと私の首に回していた手をトレーナーがさすっていたのが印象的だった。いくら水の上とはいえ、弛緩した人の首をずっとささえており、場合によっては自分の息さえも相手に不快感にならないよう配慮しながら行ってくれていたのが伝わっていたので、「こんな太った女をずっと抱きかかえなきゃならんのは大変だったろうなあ」と思った。
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