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◇歯列矯正用ヘッドギア2007年10月20日 02時36分32秒

ヘッドギア装着時の私。
ヘッドギア装着時の私。はずかしいのでぼかして白黒にしてみました(T_T)。


6月の歯列矯正の診察の日から、歯列矯正用のヘッドギアをつけるよう医師に言われた。一日8時間以上装着を「矯正が終るまで毎日ね」と涼しい顔で言い渡され、「ああ、とうとうこの日がやってきたか」と思った。矯正前の最初の説明のときに、少し出っ歯気味の前歯を後にさげるために、ヘッドギアの装着をすることになると言われていたのだ。歯科衛生士のお姉さんが、「寝ているときにつけていると楽ですよ」とアドバイスをしてくれる。
せめてトルコに行く前じゃなくてよかったと思う。飛行機の機内で行き帰りそれぞれ一泊づつするわけで、飛行機の中でヘッドギアをつけて寝ているのを知らない人が見たら、大変怖いだろうと思う。

ヘッドギアは合皮のバンドが頭頂と後頭部に十字にホッチキスで固定されており、耳のあたりにプラスチックの板がつけられている。このプラスチックの板に太い輪ゴムをつけるようになっている。奥歯に装着されている筒状の金具にステンレス製の器具を装着し、口の前に出た器具の端にヘッドギアにつけられた輪ゴムをつけて、金具ごと引っ張る仕組みだ。
口の前には常に金具がありまるで牙がでているかのようなので、水を飲むこともできない。耳のあたりには黒いプラスチックがあるので電話をするのも難しい。おのずと寝ているときに装着するしかない。
しかし、バンドを固定しているホッチキスのはしっこが枕の繊維に引っかかって、寝ているときに首が固定されて目が覚めてしまう。また、私は横を向いて寝る癖があるのだが、口の前の金具が枕に押されて余計な負荷がかかり、起きると下にして寝ていたほうの奥歯がしくしくと痛かったりする。「本当にこんなんでいいのだろうか」と疑問にさえ思っていた。
歯科医師にこのことを相談すると、「みんなやっているから大丈夫」と太鼓判を押してくれる。矯正は来年3月までだから、あと9ヶ月もこんな毎日なのかと思うと、うんざりしてしまう。
これだけならいいのだが、歯の金具に直接ゴムを装着するのもあるので、これも大変面倒くさいのだ。
おかげで毎日眠りが浅く、ちょっとしたことで目が覚めてしまう。たまにさぼって眠る日は、本当にぐっすり眠ることができるのだが、心のどこかで「ああ、一日さぼっちゃったなあ」という罪悪感を感じてしまう。

しかし、今日歯医者に行ったところ「移動もスムーズだから、ヘッドギアは来月まででいいよ」と言われた。目の前がぱーっと明るくなり、思わず「やったー」と叫んでしまった。このうっとおしいヘッドギアがなくなるだけで、やっとぐっすり眠ることができるというものだ。
奥歯の細かい隙間も今月いっぱいで詰まる予定なので、今月はできるだけさぼらないでヘッドギアをつけてがんばろうと思う。



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