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◇ミミガー:レシピ2007年10月03日 04時25分40秒




ふだん行かない肉屋に行ってみたら、豚の耳がパックで売られていた。あらかじめ下茹でしただけの塊だったので、これでミミガーを作ろうと思い立った。
中華風ににこごりにして醤油味をつけたものも好きだが、沖縄風のピーナッツ味噌で和えたものの方が野菜もたくさん食べられるし、ゴーヤが安かったので沖縄料理を作ろうと思ったのだった。
しかし、ピーナッツバターの無糖のものがなかなか見つからない。パンにつけて食べるピーナッツバターは甘過ぎて料理には向かないのだ。仕方ないので、殻つきの落花生を買って自分で作ることにした。
豚耳は質の悪いものらしくちょっと臭いが気になったので、下処理をしてあったがもう一度下処理することにした。

■材料(だいたいの目安)
豚の耳 100gくらい
落花生(殻から出した状態で) 50g
落花生油(なければ胡麻油) 適当
味噌 大さじ1と1/2
酢 大さじ3
黒砂糖 大さじ2
塩 小さじ1/2
きゅうり 1本
もやし 半袋
しょうが 適当

■手順
1.鍋にお湯を沸騰させ、もやしをさっと湯通し、ザルにあげておく。この時お湯は捨てないで鍋に残しておくこと。

2.豚耳は細く切って塩で揉む。

3.もやしを茹でたお湯にしょうがと油を少量入れて再び沸騰させ、そこに豚耳を入れて脂と臭いをとる。臭いが気にならなければ湯通しする程度でいいが、臭いが気になるときは、少し長めに茹でる(茹で過ぎ注意)。茹でたらザルにあげて水気を切っておく。

4.きゅうりをななめに切った後、千切りにする。


5.落花生を殻から出し渋皮も取り、すり鉢に入れて細かくなるまでよくする。細かくなったら落花生油を少しづつ入れて、滑らかにしていく。
※フードプロセッサーでやると、ムラができてうまくいかないので、ここはすり鉢で丁寧にするといいと思う。

6.すった落花生に砂糖、塩、酢、味噌を加えて混ぜ、そこに豚耳、もやし、きゅうりを入れて和える。味を見て、足りないものは調整する。



 
現在、歯列矯正中の身のため、ピーナッツが食べられない私は、買ってきた落花生を全てすってしまった。あまったピーナッツ味噌は、塩茹でしたゴーヤとにんじんと和えても美味しかった。他にも、豆腐に乗せて食べるとか、茹でたもやしに和えるとか、色々と使い勝手はよさそうである。
味付けをする前であれば、このまま茹でてミキサーにかけてくずで寄せてジーマミー豆腐を作っても美味しい。

すり鉢などなかなか使う機会がないが、ゴマペーストなど自分で作った方がおいしかったりするし、市販のはどうしても残してしまいがちなので、自分で作る方がちょうどの量を作れるのでいいかなと思ったりする。完全にペースト状にするのは大変だが、少しつぶつぶが残ったくらいの方が、歯ごたえもありピーナッツの香りがたって美味しいと思った。できれば落花生油がほしかったがなかったので、この時はゴマ油を使用した。ゴマ油でもゴマの香りが加わってまた違った風味が楽しめる。この時ゴマ油は黒い色の香りの強いものよりは、色の白い香りの弱いものの方がいいかもしれない。
それにしても、質の悪い豚の臭いはなかなかとれない。特に耳などの部分には臭いが集まりやすいのか? 臭いの処理にけっこう苦労した。


■補足
豚耳は、あくまで下ゆでしたもののやり方なので、下ゆでしていないものは、30分~1時間ほどお酒や焼酎などをまぜたお湯でゆでると良い。下ゆでしてあるかどうか不明なときは、改めて下ゆでしても固くなることはないので、下ゆでしてから調理したほうが無難かもしれない。 ただし、ゆですぎるとせっかくのコラーゲンが溶けてしまうので注意。

◇トルコのヨーグルトドリンク「アイラン」:レシピ2007年10月08日 02時33分11秒

トルコのヨーグルトドリンク「アイラン」
 
 
トルコに行って一番はまったものは、アイランというヨーグルトドリンクだった。
日本でヨーグルトというと、砂糖を入れたりフルーツ味だったりの甘いのが定番で、その他はプレーンで味がついていないもの。固さもそれほどたくさん種類があるわけではなく、飲むヨーグルトかそうでないかの違いでしかない。しかし、トルコをはじめとしたヨーグルトを常食している地域では、さまざまな用途でヨーグルトを使用できるよう、ありとあらゆる種類のものがある。発酵の仕方や固さなどもさまざまあるらしい。

アイランはトルコのヨーグルトドリンクでもかなりポピュラーなものらしく、街中のあちこちでパック入りやビン入りで販売されている。トルコ移民の多いドイツのスーパーマーケットにもおいてあるらしい。
「ヨーグルトは甘くして食べるのがあたりまえ」という日本でのヨーグルトと違い、アイランはしょっぱい塩味なのだ。

ヨーグルトを料理に利用することはトルコに行く前でもやっていたし、料理に使うときは塩味をつけて食べることの方が多かったのでそれほど抵抗はないと思っていたのだが、いざ「しょっぱいヨーグルトをそのまま飲む」というシーンに出くわしたとき、やはり多少の抵抗があったのは正直なところだった。実際初めて買って飲んだときの印象は、「なんか不思議な味」というものだった。でも、暑い夏には甘味よりは塩味の方が身体にはいいと思う。実際、イスタンブールでの滞在時にアイランを飲むと、さっぱりして元気がでるような気がしたのだ。肉料理の多いトルコ料理にも、アイランは大変よく合う。一週間の滞在の間に、すっかりアイランのファンになってしまった。

夏は終ってしまったが、アイランを飲むとお腹具合もいいので今でもしょっちゅう作っている。。日本に帰国してからもアイランの味が忘れられなかったので、自作してみることにしたのだ。
トルコに行く前に日本で購入したトルコ家庭料理の本「トルコ家庭料理レシピ集」の最初に「ヨーグルトドリンク、トルコ風」という題名でアイランの作り方が掲載されていたので、それを参考にして自宅で作ってみることにした。
あまりにも簡単な作り方なのでそれだと本と同じになってしまうのだが、本のレシピの中には入手しづらい材料もあったので、うちなりに試行錯誤した結果である。


■参考レシピ
トルコ家庭料理レシピ集/アリ・タスバシ、久美子・タスバシ著(株式会社スパイク)
キリム専門店 マンモス イスタンブル
http://www.rakuten.co.jp/m-istanbul/405466/445258/

■材料(4人分)
プレーンヨーグルト 500ml
塩 茶さじ1くらい
青いタバスコソース 3~5滴
水 500ml
レモン汁 適宜(好みで入れる)

■手順
1.ミキサーにプレーンヨーグルトと同量の水を入れる。

2.塩と青いタバスコソースとレモン汁を加える。

3.ミキサーを何度かに分けて様子を見ながら攪拌する。
※攪拌しすぎるとバター状になって固くなるので注意。

4.ミキサーを止めてみて上部に泡がたったら出来上がり。

※塩とタバスコは好みで加減するといい。塩味は多少強めの方がおいしいと思う。
※レモン汁を入れるとタバスコのきつい風味がやわらぐが、これも好みで入れなくてもいいと思う。
※冷たいのが好きな人は攪拌するときに氷を入れるといい。


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「トルコ家庭料理レシピ集」のレシピには「青唐辛子を入れる」と書いてある。これがあるとないとでは格段に味に差がでるとも書いてあるのだが、これは実際唐辛子なしで作ってみると味がぼけたようになってしまうので実感した。
しかし日本のスーパーには、獅子唐はあっても青唐辛子を常備してある店は少ない。あってもトルコなどで使用されている青唐辛子とは種類が違い、辛味が大きく足りない。試しに鷹の爪で作ってみたが、どうしても風味が違うのだ。

しかたないので辛味の少ない日本の青唐辛子が出回っている夏の初めに購入して作ってみたが、当初うちにはミキサーというものがなかった。しかたないのでフードプロセッサーで作ってみたのだが、唐辛子がきちんと細かくならず、唐辛子の具入りドリンクみたいになってしまう。これだと舌触りが悪い上に、辛味もやっぱり足りないのだ。あらかじめ唐辛子を細かくきざんで入れても結果はそれほどかわらなかった。

そこで市販のタバスコソースの青いのを買って試したところ、これは大成功。手軽でいつでも手に入るし、風味も悪くない。夏にうちに遊びにきたキルギス人留学生の友人が、「キルギスにもアイランがある」と言うのでうちのアイランを飲んでもらったところ、「本物に近い味」というお墨付きをもらって嬉しかった。
うちの近所のスーパーでは辛味の強い青唐辛子をおいていないので、入手できる人はそちらで作るのもいいと思う。そのときはできるだけ細かくすることをお勧めする。

ヨーグルトはさまざまなメーカーのもので試してみたが、こうして飲むと同じプレーンヨーグルトでもメーカーによって味が大きく異なることがはっきりわかる。固さも同じようでかなり違うので、種類によって水や塩加減など好みに合わせる必要があることを知った。ヨーグルトを甘くして食べると多少メーカーによって固さや風味の違いはあったが、その味までははっきりわからなかったのだ。

うちの近所で手軽に入手できるヨーグルトで一番好きなのはヤスダのヨーグルトだが、これは500mlで数百円もするので気軽に使えない。7&iのプレーンヨーグルトは無難な感じで、明治のドマシュノは多少コクのある仕上がりになる。同じ明治のブルガリアヨーグルトと森永のビヒダスはあまり好きな味にはならなかった。コクのあるヨーグルトの方がむいていると思うので、牧場などで直販しているヨーグルトだと、もっと美味しくなるように思う。

ロシア連邦サハ共和国出身の友人は「日本のヨーグルトで一番美味しいのはヤスダ。一番サハのヨーグルトに近い味」と言っていた。つくばにいたときのブルガリア人の友達は「明治のブルガリアヨーグルトは悪くない」と言っていたが、これが果たして現地ブルガリアのヨーグルトと近いものなのかは不明だった。ヨーグルトをしょっちゅう料理に使うくせに、ヨーグルトを常食としている国の友人がけっこういるにも関わらず、あまりヨーグルトの味自体に注意を払ってきていなかったのだということをアイランを自作してみて痛感してしまった。

アイランをしょっちゅう飲むようになったおかげで、うちのヨーグルト消費量は格段にあがった。ヨーグルトを飲んでいると花粉症対策にもなるらしいので、来年の春がどうなるかちょっと楽しみだったりする。
そして、今度は種を買ってヨーグルトも自作して作ってみようと画策している。

◇不便な自動水栓の蛇口2007年10月09日 01時42分28秒

連休中にデパートに買い物に行ったときのこと。
夕方最上階のレストラン街で食事をした後、トイレで歯磨きをしていたときのことだ。トイレの手洗い場は3つしかなく、いまどき自動的に水の出る蛇口ではなかった。
手洗い場の端っこの方で歯を磨いていると、個室から出てきた年輩の女性が私とは反対側端の手洗い場で手を洗おうとしていたのだが、蛇口付近に手を出しても水が出ないので、すぐに私の隣の場所に移動して同じ動作をしていた。しかし、水は出ない。何度も手を差し出しているので、歯ブラシを口から出してこそっと「自動じゃないですよ」と言うと、その女性は私の顔を見て高らかに「ほほほほほほほほ」と笑いながら手を洗い、乾かしもせずにそのまま高らかに笑いながらトイレから出て行ってしまった。
歯磨きを終えてトイレから出ると、旦那が「自動の水だと思って失敗しただろう」と笑いながら言う。なんのことか解らずにいると、件の女性がトイレから出た後、連れのお友達に「歯磨きをしている人×△■○◇……よ~。会社の洗面所が自動だから」というようなことを話していたらしいのを、旦那はよく聞き取れなかったにも関わらず私が失敗したものと勘違いしたらしい。トイレで歯磨きなぞしているのは私くらいのものだから、すぐ私のことだと思ったようだ。

いまどき自動水栓でない蛇口のデパートというのもめずらしいので、こういった事態が起きてしまったのだろうが、思い込みというのはなかなか気づきにくいものなのだなあと痛感してしまった。

それにしても、この自動水栓というのは便利なようで不便なものである。手を差し出してもセンサーの加減でなかなか水が出ないタイプのものもあるし、手の位置を少しでも移動するとすぐに水が停まってしまうものもある。この女性も、どの自動水栓でも簡単に水が出る仕組みであれば、すぐに気づいたかもしれない。
また、歯磨きをしていて歯ブラシをすすごうと思って蛇口前に差し出しても、すぐに水が停まってしまうのでなかなかうまくすすげないことがある。口をすすごうと手に水をためようとして苦労することも少なくない。
最近は、水を出してから自動解除できるものも見かけるが、多くはただセンサーがついているだけなのだ。

トイレなどでは、トイレから出てきてせっかく手を洗っても、また不潔かもしれない蛇口に触るのが嫌という気持ちもわからないでもないが、蛇口は汚れれば洗えばいいので、別にこんなところまで自動でなくていいのにといつも思ってしまう。気持ち悪ければアルコールティッシュなどで手を洗った後に拭けばいいことだし、個人的には手を突っ込むタイプのハンドドライヤーの方がずっと不潔なイメージがあったりする。

便利なつもりで設置されているものが、実は全然便利でなくただのスタイルに終始してしまっているものが世の中にあふれているなあと、最近また思ったりする。

◇ヨコハマ動物園ズーラシア限定ハーゲンダッツのオカピサンデー2007年10月11日 02時01分04秒

ヨコハマ動物園ズーラシア限定ハーゲンダッツのオカピーサンデー
 
 
かなり前の話だが、この夏休みにヨコハマ動物園ズーラシアの「ナイトズーラシア」に行ってきた。ナイトズーラシアは、土日の夜に夜間の動物を見ることができるものである。

しかし、この話はズーラシアの話であってズーラシアの話ではない。久しぶりの動物園(20年ぶりか?)でしかも夜の動物を見るというのも初めてだったので、なかなか楽しめた。しかし、夏休み中の子供ラッシュで、まともに動物を見ようとすると子供をけっとばしそうになってしまい、十分に見ることができず残念だったりもしたのだ。
そして、なにより中のレストランの閉店時間がけっこう早い上に、スーパーマーケットのフードコートに毛が生えたような軽食類しかおいてないので、そんなところで夕食をすませようとは思えなかったのだ。なので、出口に出てきたときは、歩き回ってくたくたお腹もぺこぺこだった。

出口付近のスーベニアショップの端っこに、ハーゲンダッツがある。入るときにゲートの前でハーゲンダッツを300円以上(だったと思う。記憶おぼろげ)買うとミニアイス一個プレゼント券を配布していたので、「私が一個買うから旦那はミニサイズのアイスでいいよね」とハーゲンダッツに飛び込んだ。

行列に並んでいる間にどんなアイスがあるのかチェックする。一番目をひいたのはヨコハマ動物園ズーラシア限定オカピサンデーだった。
コーンの中にバニラアイスが入り、その上にチョコシロップとナッツをトッピング、その上はチョコアイスでクッキーの耳がついている。言われなければオカピだとはわからないが(私も説明を読むまではクマだと思っていた)、ヨコハマ動物園ズーラシアにいる珍獣オカピをかたどったもので、店内にさがっているハーゲンダッツの旗にもそれぞれオカピのイラストがかかれている。

せっかく来たのだし、ここは一発オカピサンデーしかないだろうと注文。味は普通にハーゲンダッツのチョコアイスとバニラアイスだったが、耳のクッキーがさくさくして美味でした。

◇レシートのお返しです。2007年10月12日 00時58分38秒

最近買い物をしてレジでお金を支払うときに、ものすごく気になることが三つある。

一つは、お店でお金を払ってレシートを手渡されるとき、「レシートのお返しです」と言われることだ。
お店の店員の日本語がおかしいというのは別に今に始まったことでもなく、世の中ではそういった間違いを指摘するむきもあったりするのだが、その中でもこの「レシートのお返しです」という言葉は特に気にかかってしょうがないのだ。
お釣りがあるときは、客が多く支払った分店側が過剰分の返却をするのだから「○○円のお返しです」でもいいのだろうが、レシートは領収書なのだから店側が発行したものを客に手渡すものである。返してもらうものではないのだから、「お返しします」と言われても「返してもらう理由はまったくありません」と思ってしまうのだ。
レシートがお釣りとセットになっている場合は、「○○円のお釣りとレシートのお返しです」と言葉もセットになってしまうのは百歩譲るとしても、お金をぴったり支払ったときにも「レシートのお返しです」と言われると、ものすごい違和感を感じてしまう。ぴったり払ったのに、この上何を返そうというのか。

二つ目は、お釣りが小銭だけのときレジの人が過剰に客の手に触れないようにするせいか、客の手に小銭を放り投げるようにして置くことだ。別に遠くから投げてよこすわけでもないのだが、どうしてもこの所作が「客の手はきたないから触れたくない」と言われているような気がしてならないのだ。
これは逆に、お客の中には店員の手が触れるのを嫌う人がいるためなのか、年輩の店員の中でもこの動作をする人がものすごく多く、特にコンビニなどで顕著に見られる。別にレジの人の手に触れたいとかそんなこと思っているわけではなく、単純に「お金を投げてよこすって、それってどうなの?」という素朴な感覚が理由でしかない。

三つ目は、お釣りを返してくれるときに小銭を横にならべて、両端を指ではさんで返してくれることだ。これは一見きれいに見えるが、お釣りの金額を一瞬で確認できないので嫌なのだ。
これは二つ目の「お釣りを返すときお客の手に触れないようにする」ということとセットになっており、客がお釣りをもらうために差し出した手にまずレシートをのせて、その上に両端をつまんだお金をのせてくれる。この方法だとほとんどレジの人の手がお客の手に触れることはない。
二つ目と三つ目をセットでやられると、「そんなに人の手に触れたくなければ、レジなんて仕事やらなきゃいいじゃん」と思ってしまう。

スーパーマーケットなどでは最近はないが、コンビニなどではお金の授受をするため専用のトレイがある。ゴムでできていて、中がいぼいぼになっているやつだ(高級な店や銀行などでは皮製のや金属製のもあるようだが、コンビニなどで見るのは大抵ゴム製)。目の前にあるのに、活用されることが少ないのは何故なのか。お釣りだってきれいに横にならべて両端を指で押さえてくれるよりは、トレイに並べて見やすいようにしてくれればいいじゃないか。トレイにおいてくれれば、お互いに手が触れることだってないと思う。
小銭が多いと客がいちいちお金を拾って財布に入れる時間がロスになるとか思っているのだとしたら、お釣りの金額をお互いに確認できるというメリットの方が大きいと思うのだが。
ある店では、目の前にこのトレイがあるにも関わらず、差し出した手を無視してカウンターの上にどんと小銭をばらまいて返してくれたことがあるが、これもちょっとどうかと思ってしまった。そんなにこのトレイが嫌いなら、なんでお店にあるのか謎である。

近所にあるちょっと高級な雰囲気のパン屋さん(生地が固くて一個が小さくて高いので、めったにいかないが)では、気になるこの三つに注意を払っているせいか、お釣りを手渡すときにレジの若いかわいいおねーちゃんが「お釣りの○○円と、レシートでございます」と言って、左手で客の手を包み込むようにサポートして、右手でお金をしっかりと手のひらにのせてくれる。ここまでされると、逆に「えええ~いや~そこまでしてくれなくても…」と思ってしまう(客がおじさんの場合は嬉しいかもしれない)。

気になりだすと止まらないので、なるべくレジでは考えないようにしてはいるが、やっぱり気になってしょうがない。

◇歯列矯正用ヘッドギア2007年10月20日 02時36分32秒

ヘッドギア装着時の私。
ヘッドギア装着時の私。はずかしいのでぼかして白黒にしてみました(T_T)。


6月の歯列矯正の診察の日から、歯列矯正用のヘッドギアをつけるよう医師に言われた。一日8時間以上装着を「矯正が終るまで毎日ね」と涼しい顔で言い渡され、「ああ、とうとうこの日がやってきたか」と思った。矯正前の最初の説明のときに、少し出っ歯気味の前歯を後にさげるために、ヘッドギアの装着をすることになると言われていたのだ。歯科衛生士のお姉さんが、「寝ているときにつけていると楽ですよ」とアドバイスをしてくれる。
せめてトルコに行く前じゃなくてよかったと思う。飛行機の機内で行き帰りそれぞれ一泊づつするわけで、飛行機の中でヘッドギアをつけて寝ているのを知らない人が見たら、大変怖いだろうと思う。

ヘッドギアは合皮のバンドが頭頂と後頭部に十字にホッチキスで固定されており、耳のあたりにプラスチックの板がつけられている。このプラスチックの板に太い輪ゴムをつけるようになっている。奥歯に装着されている筒状の金具にステンレス製の器具を装着し、口の前に出た器具の端にヘッドギアにつけられた輪ゴムをつけて、金具ごと引っ張る仕組みだ。
口の前には常に金具がありまるで牙がでているかのようなので、水を飲むこともできない。耳のあたりには黒いプラスチックがあるので電話をするのも難しい。おのずと寝ているときに装着するしかない。
しかし、バンドを固定しているホッチキスのはしっこが枕の繊維に引っかかって、寝ているときに首が固定されて目が覚めてしまう。また、私は横を向いて寝る癖があるのだが、口の前の金具が枕に押されて余計な負荷がかかり、起きると下にして寝ていたほうの奥歯がしくしくと痛かったりする。「本当にこんなんでいいのだろうか」と疑問にさえ思っていた。
歯科医師にこのことを相談すると、「みんなやっているから大丈夫」と太鼓判を押してくれる。矯正は来年3月までだから、あと9ヶ月もこんな毎日なのかと思うと、うんざりしてしまう。
これだけならいいのだが、歯の金具に直接ゴムを装着するのもあるので、これも大変面倒くさいのだ。
おかげで毎日眠りが浅く、ちょっとしたことで目が覚めてしまう。たまにさぼって眠る日は、本当にぐっすり眠ることができるのだが、心のどこかで「ああ、一日さぼっちゃったなあ」という罪悪感を感じてしまう。

しかし、今日歯医者に行ったところ「移動もスムーズだから、ヘッドギアは来月まででいいよ」と言われた。目の前がぱーっと明るくなり、思わず「やったー」と叫んでしまった。このうっとおしいヘッドギアがなくなるだけで、やっとぐっすり眠ることができるというものだ。
奥歯の細かい隙間も今月いっぱいで詰まる予定なので、今月はできるだけさぼらないでヘッドギアをつけてがんばろうと思う。

◇あるNHKアナウンサー2007年10月30日 02時03分45秒

最近、民放のニュースはワイドショー化していて余計なイメージ映像がうっとおしいので、NHKのニュースをよく見ている。ニュースショー以外の定期的ニュースのときには、決まったアナウンサーではなく、そのときそのときで違った人が担当しているのだが、最近「登坂 淳一」というアナウンサーの著しい変貌に注目している。
ちょっと前までは、黒髪だったのがある日突然白髪交じりの髪になり、見るたびに白髪が増えているのだ。もともと痩せた感じの人なのだが、顔も見るたびに痩せていくようにさえ見え、顔色もあまり良くないように見える。
この人のアナウンスは、とても聞きやすくソフトな話し方が気に入っていたのだが、突然の変貌に「どっか身体でも悪いのだろうか」とかんぐってしまう。

NHKのアナウンスルームのHPを見ると、特に担当している番組はなく、緊急ニュースや皇族関係のニュースのときに活躍している人らしい。お昼や午後のニュースなどにも頻繁に登場し、選挙速報のときにも活躍しているのを見たので、担当番組がない割にはコンスタンスにその姿を見ることができる。
自己紹介のコメントも非常にまじめな感じで好感がもてる。最近NHKでも非常に聞き取りにくく、間違いが多いアナウンサーも目立つので、その中では大変NHKらしいアナウンサーといえるようにさえ思うのだ。
こういうアナウンサーにはがんばってほしいと思うのだが、担当番組がないだけにちょっと姿が見えなくなると、「やっぱり身体が悪かったのか?」と心配になってしまう。

がんばれ、登坂 淳一アナウンサー。

NHKアナウンスルームHP 登坂 淳一
http://cgi4.nhk.or.jp/a-room/aroom.cgi?i=337



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