◇その後のおひつ生活 ― 2011年07月22日 03時59分14秒
2011年7月現在の我が家のおひつ。
2009年の9月に本格的におひつを使うため、3合の江戸おひつを購入した。
ご飯を炊いて保温して保管することに疑問を持ち、おひつを利用してみようと思ったのだが、実際に続けられるのかは心配だった。
購入当時でもいろいろな素材のおひつが売られていたが、買うなら木のおひつにしたいと思っており、試しで安価な木のおひつを利用してみて、これなら続けられるだろうと判断して今のおひつを購入したのだ。
その時のことは、2009年09月29日に「◇おひつ生活」という題で記事にしている。
今回は、我が家のその後のおひつについてのご報告である。
■お手入れ
我が家のおひつは、2年で冒頭の写真のような状態である。
2009年の写真と比較すると、あきらかに薄汚れている。
黒っぽくなるのは、水道水の成分の影響のようだ。
おひつの手入れ方法などで、酢などで漂白すると書いてあるが、毎日のように使うものなので、もう気にしなくなってしまった。
最初はご飯につく木の香りが気になることもあったが、そのうち慣れてしまった。
普段のお手入れは、基本的にはブラシでおひつについたご飯粒を、徹底的にこすり取るだけ。
特に、おひつの底と側面の間の溝の部分は、ご飯粒が残りやすいので気をつけている。
ご飯の保管以外には利用しないので、洗剤なども必要ない。水とブラシだけだ。
おひつを洗うには亀の子タワシが一番いいという人もいるが、亀の子タワシは意外と目が細かいので繊維の中にゴミがたまりやすく、タワシ自体の汚れがなかなか取りにくい。
おひつを洗っていると、かえってタワシについたゴミがついてしまったりすることもあった。
これは、私のタワシの利用方法が悪いのかもしれない。
根菜類の泥汚れや薄い皮をこそげ取るのにタワシを利用しているので、共用すること自体がそもそも間違いなのかもしれない。
おひつ用にしている小さなブラシ。
我が家のおひつは3合用で、内寸で15cmくらいと小さいので、大きい亀の子たわしだと底の溝のところが洗えない。
100円ショップなどに売っている小さなタワシでも、使い勝手があまりよくなかった。 L字型で角のところがとがった形のブラシや歯ブラシなど、いろいろ試してみたが、現在は直径5cmくらいの小さなブラシを愛用している。
このブラシ、写真を撮るのがはばかれるくらい、すでに年季が入りまくっているのだが、購入後に同じものに出会えないので、買い換えることができない。
なので、ずっと同じものを使用していて、取替え時期の歯ブラシのような状態になっている。これがいよいよダメになったら、小さな亀の子たわしを再度チャレンジしようと思う。
このブラシでご飯粒を手で確認しながらこそげ取り、全体を水ですすいで、よく乾かす。
普段のお手入れはこれだけだ。
一度だけ、外食が続いて数日気づかず、おひつに入れたご飯をカビらせてしまったことがある。
その時は、水でよく洗った後、ひたひたに50%の酢水を入れて一晩おいた後、よく水ですすいで、よく乾かした。
その後は普通に使用しているが、ご飯がすぐにカビるようなことはない。
ただし、我が家のおひつはタガが銅でできている。
金属は酢に弱いので、酢を利用する場合は外側につかないように注意している。
■ご飯の保管
今年の6月までは、炊飯は10年以上使用している電気炊飯器を利用していた。
今年の震災で節電気質が高まり、電気炊飯器が壊れるのを待たずに、使用しているガスコンロ専用の炊飯鍋を愛用している。
リンナイ炊飯専用鍋 RTR-03D
一回3合炊いて、2名4食分でほぼ完食する。
保管する期間は、炊いてから丸一日だ。
冬場はご飯をおひつに入れて、常温で保管する。
環境にもよるだろうが、2日~3日くらいは、ご飯が傷むことはない。
去年まで夏の暑い日は、おひつごと冷蔵庫に入れていた。
温めなおして食べる分には問題ないのだが、おひつの吸水作用+冷蔵庫での乾燥のため、ご飯がぱらぱらになるため、お弁当利用には向かない。
また、おひつ自体が冷やされてしまい、木も乾燥するため、タガがゆるくなってしまう。
木のおひつでも、そのまま電子レンジで温められるものもあるようだが、木はデリケートなので大きな温度変化を加えるのには向かないと思う。
冷やすことも、おひつには良くないような気がしている。
去年の猛暑時でも、夏場におひつで常温放置で2日くらいならご飯が傷むことはかったが、去年までは猫の介護のためにエアコンをフル活動させていたため、部屋の中の温度は常に一定に保たれていた。
今年はエアコンを使っていないので、夏場の保管状態は去年よりも不安が残る。
前述した「ご飯をカビらせた」事件は、今年の6月始めの梅雨時期に起こった。
気温も湿気も高い状態で、外食することが続き、5日ほどおひつのご飯の存在を忘れていたのだ。
おひつのご飯がいつ食べられない状態になるのかは、実験したことがないので判らないが、状況が悪いと一週間はもたないらしい。
この2年間の経験で、夏場でも常温で2日程度ならもつと思うが、なるべく早く食べきるにこしたことはない。
■ガス炊飯鍋+おひつ生活
震災後の節電意識をきっかけに、ガス炊飯鍋を使用するようになったが、ご飯を炊くのも保管するのも、電気炊飯器を使わない方がおいしくご飯を食べられるような気がしている。
電気炊飯器を使っていたときには、冬場はそのまま電気で保温してしまうこともあった。
今年の冬からは電気炊飯器は使わないので、おひつがフル稼働するだろう。
今時期の暑い季節では、温めなおさずにそのまま冷ご飯で食べるのにも抵抗がないし、かえってその方がさっぱりしておいしいこともある。
朝などは、冷ご飯に納豆と野菜でも十分なのだ。
うちは木のおひつを使っているが、たまに陶器のおひつなどもどうなのだろうと思うことがある。
手入れのしやすさは、木よりは陶器の方がいいだろうし、冷蔵庫に入れたりすることを考えると、陶器の方が湿度調節がいいこともあるような気がする。
常温でもいいとはいっても、昔と比べて湿度も温度も高い日本の夏に、昔ながらのおひつがどこまでむいているのだろうという心配がまったくないわけではない。
おひつを使いながら、おひつを冷蔵庫に入れることを「邪道だ」と思う人もきっといると思う。
おひつを2年使って、冬場の使用には満足しているが、エアコンに頼らない夏場の保管には、まだ課題があるような気がしている。
夏場は、できるだけこまめにご飯を炊くのが一番いいのだろうが、少人数でご飯の炊く量も少ないと、はやりある程度はまとめて炊きたいと思うのが正直だ。
お弁当用に梅干を入れて炊いたときには、おひつ自体の香りも気にならなかったりしたことがあったので、いろいろ工夫してみたいと思う。
2009年の9月に本格的におひつを使うため、3合の江戸おひつを購入した。
ご飯を炊いて保温して保管することに疑問を持ち、おひつを利用してみようと思ったのだが、実際に続けられるのかは心配だった。
購入当時でもいろいろな素材のおひつが売られていたが、買うなら木のおひつにしたいと思っており、試しで安価な木のおひつを利用してみて、これなら続けられるだろうと判断して今のおひつを購入したのだ。
その時のことは、2009年09月29日に「◇おひつ生活」という題で記事にしている。
今回は、我が家のその後のおひつについてのご報告である。
■お手入れ
我が家のおひつは、2年で冒頭の写真のような状態である。
2009年の写真と比較すると、あきらかに薄汚れている。
黒っぽくなるのは、水道水の成分の影響のようだ。
おひつの手入れ方法などで、酢などで漂白すると書いてあるが、毎日のように使うものなので、もう気にしなくなってしまった。
最初はご飯につく木の香りが気になることもあったが、そのうち慣れてしまった。
普段のお手入れは、基本的にはブラシでおひつについたご飯粒を、徹底的にこすり取るだけ。
特に、おひつの底と側面の間の溝の部分は、ご飯粒が残りやすいので気をつけている。
ご飯の保管以外には利用しないので、洗剤なども必要ない。水とブラシだけだ。
おひつを洗うには亀の子タワシが一番いいという人もいるが、亀の子タワシは意外と目が細かいので繊維の中にゴミがたまりやすく、タワシ自体の汚れがなかなか取りにくい。
おひつを洗っていると、かえってタワシについたゴミがついてしまったりすることもあった。
これは、私のタワシの利用方法が悪いのかもしれない。
根菜類の泥汚れや薄い皮をこそげ取るのにタワシを利用しているので、共用すること自体がそもそも間違いなのかもしれない。
おひつ用にしている小さなブラシ。
我が家のおひつは3合用で、内寸で15cmくらいと小さいので、大きい亀の子たわしだと底の溝のところが洗えない。
100円ショップなどに売っている小さなタワシでも、使い勝手があまりよくなかった。 L字型で角のところがとがった形のブラシや歯ブラシなど、いろいろ試してみたが、現在は直径5cmくらいの小さなブラシを愛用している。
このブラシ、写真を撮るのがはばかれるくらい、すでに年季が入りまくっているのだが、購入後に同じものに出会えないので、買い換えることができない。
なので、ずっと同じものを使用していて、取替え時期の歯ブラシのような状態になっている。これがいよいよダメになったら、小さな亀の子たわしを再度チャレンジしようと思う。
このブラシでご飯粒を手で確認しながらこそげ取り、全体を水ですすいで、よく乾かす。
普段のお手入れはこれだけだ。
一度だけ、外食が続いて数日気づかず、おひつに入れたご飯をカビらせてしまったことがある。
その時は、水でよく洗った後、ひたひたに50%の酢水を入れて一晩おいた後、よく水ですすいで、よく乾かした。
その後は普通に使用しているが、ご飯がすぐにカビるようなことはない。
ただし、我が家のおひつはタガが銅でできている。
金属は酢に弱いので、酢を利用する場合は外側につかないように注意している。
■ご飯の保管
今年の6月までは、炊飯は10年以上使用している電気炊飯器を利用していた。
今年の震災で節電気質が高まり、電気炊飯器が壊れるのを待たずに、使用しているガスコンロ専用の炊飯鍋を愛用している。
リンナイ炊飯専用鍋 RTR-03D
一回3合炊いて、2名4食分でほぼ完食する。
保管する期間は、炊いてから丸一日だ。
冬場はご飯をおひつに入れて、常温で保管する。
環境にもよるだろうが、2日~3日くらいは、ご飯が傷むことはない。
去年まで夏の暑い日は、おひつごと冷蔵庫に入れていた。
温めなおして食べる分には問題ないのだが、おひつの吸水作用+冷蔵庫での乾燥のため、ご飯がぱらぱらになるため、お弁当利用には向かない。
また、おひつ自体が冷やされてしまい、木も乾燥するため、タガがゆるくなってしまう。
木のおひつでも、そのまま電子レンジで温められるものもあるようだが、木はデリケートなので大きな温度変化を加えるのには向かないと思う。
冷やすことも、おひつには良くないような気がしている。
去年の猛暑時でも、夏場におひつで常温放置で2日くらいならご飯が傷むことはかったが、去年までは猫の介護のためにエアコンをフル活動させていたため、部屋の中の温度は常に一定に保たれていた。
今年はエアコンを使っていないので、夏場の保管状態は去年よりも不安が残る。
前述した「ご飯をカビらせた」事件は、今年の6月始めの梅雨時期に起こった。
気温も湿気も高い状態で、外食することが続き、5日ほどおひつのご飯の存在を忘れていたのだ。
おひつのご飯がいつ食べられない状態になるのかは、実験したことがないので判らないが、状況が悪いと一週間はもたないらしい。
この2年間の経験で、夏場でも常温で2日程度ならもつと思うが、なるべく早く食べきるにこしたことはない。
■ガス炊飯鍋+おひつ生活
震災後の節電意識をきっかけに、ガス炊飯鍋を使用するようになったが、ご飯を炊くのも保管するのも、電気炊飯器を使わない方がおいしくご飯を食べられるような気がしている。
電気炊飯器を使っていたときには、冬場はそのまま電気で保温してしまうこともあった。
今年の冬からは電気炊飯器は使わないので、おひつがフル稼働するだろう。
今時期の暑い季節では、温めなおさずにそのまま冷ご飯で食べるのにも抵抗がないし、かえってその方がさっぱりしておいしいこともある。
朝などは、冷ご飯に納豆と野菜でも十分なのだ。
うちは木のおひつを使っているが、たまに陶器のおひつなどもどうなのだろうと思うことがある。
手入れのしやすさは、木よりは陶器の方がいいだろうし、冷蔵庫に入れたりすることを考えると、陶器の方が湿度調節がいいこともあるような気がする。
常温でもいいとはいっても、昔と比べて湿度も温度も高い日本の夏に、昔ながらのおひつがどこまでむいているのだろうという心配がまったくないわけではない。
おひつを使いながら、おひつを冷蔵庫に入れることを「邪道だ」と思う人もきっといると思う。
おひつを2年使って、冬場の使用には満足しているが、エアコンに頼らない夏場の保管には、まだ課題があるような気がしている。
夏場は、できるだけこまめにご飯を炊くのが一番いいのだろうが、少人数でご飯の炊く量も少ないと、はやりある程度はまとめて炊きたいと思うのが正直だ。
お弁当用に梅干を入れて炊いたときには、おひつ自体の香りも気にならなかったりしたことがあったので、いろいろ工夫してみたいと思う。
◇我が家の電気料金統計をとってみた。 ― 2011年04月21日 02時00分01秒
毎年11月分と3月分は比較的電気料金が安い時期だが、今年の3月分と4月分の電気料金が、いつもの年よりもものすごく安くて驚いた。
我が家はパソコンを使用して、家で仕事をすることが多く、一般的な家庭と比較すると、消費電力が普段から多いように思っていたからだ。
特に4月は、今まで見たことがないような数字だったので、これまでの自分の無駄遣いが露呈されて、ショックを受けた。
私たちの地域は、計画停電は3月15日から行われた。
全部で7回あったうち、15日に一回と16日に二回の各3時間づつ、合計9時間の停電があった。
これは3月分の料金に反映されている。
4月分の料金に反映される3月17日~4月19日までの間は、計画停電は4回あった。
4回のうち3回は3時間、1回は1時間半程度だった。合計で10時間半停電していたことになる。
この料金が、過去の電気料金と比較してどうなのかを確認するべく、過去4年間の電気料金を確認し、統計をとってみた。
○我が家の電気料金
我が家の契約は50A。契約種別は重量電灯B。基本料金は1,356円。
統計をとった期間は、2007年1月から2010年12月までの4年間。
50A契約は、入居したときからこのままなので、現在まで契約の変更は行っていない。
月の表記は、料金支払い月は「○月分」とし、その月分の生活期間は前の月の後半~その月の前半とする。
数字は、10の位は四捨五入してある。
2007年1月から2010年12月までの4年間の平均電気料金は、11,500円。
一番電気料金の安かった月は11月分で、平均料金は9,200円。
高かった月は8月分で、15,300円。
高かった月は8月分で、15,300円。
月平均は、3月分が10,600円、4月分は11,200円。
この4年間で3月分で一番料金の高かった年は、2009年の11,600円。
4月分は、2008年の12,000円。
4月分は、2008年の12,000円。
これで見ると、3月分と4月分は、電気料金が高い年でもだいたい平均並みで、今年は非常に料金が安いことがわかる。
去年以前と今年の生活で違うところがあるとすれば、それはエアコンの使用頻度だろう。
去年の夏までは猫がいたので、におい取りのためエアコンをずっと送風状態にしていた。それは通年で行っていたが、猫が8月の終わりに亡くなったので、エアコンをつけっぱなしにする生活もなくなった。
去年の夏は猛暑で、危篤状態が続く猫のために温度管理をしていたせいか、エアコンはフル稼働していた。そのため、梅雨時期の7月分と、猫の危篤がピークだった8月後半時期が反映される9月分の料金は、4年間の中でも過去最高だった。
グラフにしてみると一目瞭然だが、エアコンを使わないことで料金を実感したのは、残暑も済んで冷房すっかりを使わなくなった10月後半の時期が反映される、11月分の料金からだ。
それまでは通年通風状態だったエアコンが使用されず、冬に入っても今年はそれほど寒くなかったので、電気料金はこれまでの平均値よりも11月分と12月分は1,000円、今年の1月分は2,000円ほど安かった。
1月分が劇的に安いのは、我が家はエアコンで暖房を使用することはないため、年末の大掃除のときからエアコンの電源プラグを抜いておいたせいもあるのか。
この傾向は今年に入ってからも続いており、11月からはずっと1,000円~2,000円ほど平均よりも電気料金が安くなっており、寒さが本格化して電気パネル式のストーブを使用していた1月分からの料金でも、平均よりもずっと安くなっている。
これで見ると、我が家はエアコンを通年利用することで、月に1,000円以上の電気料金を支払っていたことになる。
それらを差し引いても、今年の3月分と4月分の電気料金はとても安い。
節電を始めたのは4月分に入ってからのことなので、4月分のいつもの半分の額というのは、計画停電+節電の賜物だろう。
○節電
「暮らしのAllAboutアーカイブス」に、『家電の待機電力ワースト3』という記事がある。
これによると、家庭の中の消費電力は消費電力の7.2%を占め、その割合はAV機器30%、給湯機器29%、IT機器19%、以下照明機器、空調機器などとなる、と書かれている。
この中でも、一番電力を使用するのは、ガス給湯器の待機電力であるらしい。
我が家もガス給湯器なので、計画停電開始後はまめに消すようにしている。
また、計画停電中はHDDレコーダーの録画予約をしていても、途中で停電になるとHDDが壊れる可能性があるため、予約自体を全て取りやめ、その都度停電が行われないときだけ予約するようにした。
HDD関連が壊れると痛いので、計画停電期間中はパソコンを使う頻度も少なくなった。
給水サーバーの保温を辞める、使わない部屋の電気を消す、廊下のクリプトン電球を蛍光灯に換えるなど。蛍光灯も4本使用する部屋は2本に、2本使用する部屋は1本だけに減らした。
廊下のクリプトン電球はLEDに変更したかったが、天井に埋め込み式のためLEDでは熱がこもりすぎるということで、蛍光灯にした。
それと、これは以前からやっているが、お風呂はできるだけ家族と一度に入る。ご飯の保存はおひつを利用している。
料理も、できるだけ一度にすますようにしている。
朝食を作るのと一緒に昼食の準備もして、夕食のときにお弁当の準備もするという感じ。
それと、5月には50Aを40Aに下げようと考えている。
アンペアを下げても実質的な節電にはならないが、使える電力の幅が下がるので、使いすぎないということにはつながる。
この50Aの契約は、全ての部屋にエアコンをつけるのを想定しているが、うちはエアコンは1台しかなく、もう1台は寝室にある冷房器だ。これらを同時に使用することは、ほとんどない。
家族がみんな家でパソコンで仕事をすることがあるので、大きいままにしてきたが、以前は30Aで過ごしていたので、40Aでも問題はないだろう。
30Aにしないのは、以前の古いマンションとは違い、今の部屋は自分で想定していない電気が使用されている可能性があるからだ。
給湯器もよく考えればそうだし、モニター付のインターフォン、共通スペースの電気など、今回ブレーカーを落としてみて気づいたところがけっこうあった。
部屋の電気が、どのブレーカーがどこの電気につながっているかを確認できたのも、ちょっとした収穫だったかもしれない。
○今後の電気料金
『計画停電等に伴う電気料金の割引について』
平成23年4月8日 東京電力プレスリリース
http://www.tepco.co.jp/cc/press/11040803-j.html
これで見るとおり、東京電力は5月分の電気料金から、計画停電が行われた地域に対して、電気料金の割引を行うとしている。
割引料は基本料金の4%。我が家は1,365円の基本料金で、1回分は54.6円。
7回停電があったので、382.2円割引されるらしい。
あれだけ大騒ぎして382円。
しかも、うちは50Aだからまだ多い方だ。一般的には30Aくらいだろうか。
こんな微々たる割引では、まったくお得感がない。
消費税にも満たないこの割引額は、どこから出てきたのだろうか。
計画停電で商売あがったりになった人たちもいる中で、こんな微々たる金額を返してもらっても、割に合わない感しか残らない。
返してくれるだけましだと思うか、こんなだったら返してもらわない方がいいと思うか。
それでも、節電でさらに電気料金を節約でき、過去の電気消費量の統計をとるような気持ちになったのは、怪我の功名といえるだろうか。
今後もできるだけ節電にはげんで、平均10,000円切りを目指したい。
◇布ティッシュ再び ― 2011年03月30日 02時41分17秒
2年前ほど前に、「布ティッシュを使う」という記事を書いた。
◇布ティッシュを使う ― 2008年11月13日 13時45分47秒
最近、このワードで検索して私のところを閲覧してくれる人が多く、節約の気持ちが浸透しているのだなと感じる。
Felisimoなどのサイトを見ていると、「簡単にかわいくエコ」というのはアリな考え方だと思うが、本当にできるエコは「買わずに身近なもので」というのが正しいと私は思う。
ただ、エコの考え方は色々だから、行動しているものが本当にエコにつながるのであれば、流儀はどうだっていいとも思う。最初のきっかけは「買うエコ」でもいいのかもしれない。
個人的にはエコは好きだけど、ロハスは好きではない。
ロハスはエコに高級感を取り入れていて、「金かけてエコ」というイメージが私の中ではとても強い。
なんだかんだいっても、どの流儀でもなかなか続かないのがエコだったりする。
エコをしているつもりが、いつのまにかコレクションに変わっていて、エコバックの収集家になった人も知っている。
“エコは面倒くさい”というのは、お約束だから仕方ないのだが、それでも楽にエコできた方が続けるには気持ちも楽かなと、ずぼらな私はいつも思う。
■挫折の傾向
私は“超”がつくずぼらなので、エコの生活用品をかわいくしようと思ってはじめても、長続きしたためしがない。
2年半前に布ティッシュをはじめたときも、最初は古いタオルハンカチを使っていたのでよかった。
しばらくは洗って使いまわしていたが、ウエスに使って油まみれにしたり、冬場の鼻かみはウイルスの心配があり、そういうときは捨ててしまうので、だんだんとハンカチは姿を消していった。
うちではほとんど活躍の場がない引き出物のハンドタオルや、気づけば10年以上使い倒しているバスタオルなどが、はさみで無情にも切り刻まれて登場すると、フチをかがったりが面倒になってくる。
切りっぱなしのタオルは、端がぼそぼそとほぐれてきて、細かいゴミが出てきてしまう。洗濯しても、ぼそぼそが広がって美しくない。
しかし、使用頻度が高くなると使う量も増えてくるので、いちいちフチをかがるのが面倒なばかりに、布ティッシュもおのずとダイニングテーブルの上から消えていき、いつのまにか箱ティッシュが復活していたりすることも…。
■続けるコツは「手間をかけない」
この震災で、関東の店頭から日用品の紙が姿を消した。シーズンは花粉絶好調である。ティッシュがないのはとても困るので、布ティッシュを復活させた。
我が家では「布ティッシュに手間をかけない」ことにした。
ただでさえ停電などでストレスを感じているのに、できないことを無理にするなら、たぶん続かないだろうと思ったからだ。
写真の布は、雑巾ではない。我が家が今回採用した布ティッシュだ。
布ティッシュに手間をかけるのは、「布を切る」ことと「洗うこと」の二つだけ。
これは今までもやってきたことだから、できるだろう。
「洗う」が面倒であれば、「汚して捨てる」という選択肢も用意した。
鼻をかんだものを食器のウエスにするのはやはり抵抗があるが、テーブルや食事中手をふいたりした程度なら、ウエスにしても問題はない。
手芸が得意な方が、大きさも素材も統一して、かわいく布ティッシュを使っているのを見るとうらやましいと思うが、それはうちのやり方ではないと痛感する。結局、続けられなければ、意味がない。
わざわざ布を購入している人もいるようだが、我が家は古布がたくさんあるので、できればそれを活用したい。タオル、下着、Tシャツ、シーツなど、段ボールにいっぱいとってある。
色も形も素材もまちまちだが、「古布から鼻をかんでも快適な布を選んで切るだけ」でも結構な手間だからしかたがない。
いらない下着やTシャツなどもジャキジャキ切って、冬場などの鼻がたくさん出るシーズンは、鼻をかんでそのまま捨てる用を用意することもある。
それでも、ちょっとは見栄えがいいように、ケースなどの工夫くらいはしてみようかとは考える。
ティッシュケースを使ってみたり、かごに入れてみたりもしたが、サイズがそろっていないので外にむき出しになっている方が使いやすいため、籐製のティッシュケース(底がないタイプ)を底を上にして、その中に入れて使っている。
■洗う道具
去年猫の介護をしたときには、この布ティッシュが活躍した。
古いバスタオルを切って、スポイトで強制給餌をするときにこぼれるのを抑えたり、こぼしたのをふいたりと、ティッシュとしても雑巾としても利用した。
猫用のものは毎晩夜に手で洗って、干しておく。天気の良い日は、一日外に干しておけば消毒にもなる。
洗うときは、以前購入したFrosch(フロッシュ)のミニ洗濯板が活躍した。以前は100円ショップのプラスチックの選択板を利用していたが、ヘラヘラで使いにくかったので購入したもの。
ただ、うちは洗面台のパンが大きいので、中に洗面器を入れて洗ってもすべって具合が悪いときがあった。
Felisimoのハンディ洗濯板は、石鹸大の洗濯板を手に持って洗うというもので、樹脂製で軽く使いやすそうだと思った。
Felisiomo kraso
ちっちゃな汚れと相性バツグン! ハンディー洗濯板 コスコの会
人によっては、ただ手で洗うので十分という人もいるだろうし、どの時点で捨てるかによっても洗濯の方法は異なると思う。
■きっかけはFelisimo
「布ティッシュ」で検索してヒットした人のブログなどを見ていると、「Felisimoのカタログを見て…」という人がけっこう多かった。
Felisimoのカタログを見ていると、かわいいのでつい「欲しい」と思って、買ってしまいそうになる。
ただ、色とかは選べず、定期的に買うことで色や形をそろえていくという、コレクター要素の強いサイトで、グループ購入形式が主流のようだ。
一人で購入している場合は、一個しか必要 じゃないのに、好きな色が選べないという欠点もある。
コレクションすることが目的なので、一度注文すると自分で継続を停止するまで、色違いのものが送られてくることがあるので、注意も必要。
ティッシュのシリーズは、ガーゼ素材の布ティッシュから、普通の箱ティッシュサイズのものを半分に切ったサイズのものや、そのケースなどもあり、「紙から布はちょっと…」という人にも、気軽にトライできるものもある。
そのほか、使い捨てない樹脂製のクッキングシートや、使い捨てない化粧コットンなどもあるので、ためしに買って使ってみるのもいいし、自分で作る参考にしてもいいと思う。
◇布ティッシュを使う ― 2008年11月13日 13時45分47秒
最近、このワードで検索して私のところを閲覧してくれる人が多く、節約の気持ちが浸透しているのだなと感じる。
2年半くらい前に書いた記事だが、検索してみるとgoogleの一番最初に出てきてはずかしい。今、私がどのように布ティッシュを利用しているのかと、やってみたけど面倒なことも多くてと続けられない人への、私のやり方を書いてみた。
前にも書いたが、布ティッシュについては、たまに利用する通販サイトFelisimoで知った。
ここはエコ商品にも力を入れていて、今はecoler(エコラ)という自社企画のエコブランドがある(Felisimoのオリジナルではないものもあるが)。前にも書いたが、布ティッシュについては、たまに利用する通販サイトFelisimoで知った。
Felisimoなどのサイトを見ていると、「簡単にかわいくエコ」というのはアリな考え方だと思うが、本当にできるエコは「買わずに身近なもので」というのが正しいと私は思う。
ただ、エコの考え方は色々だから、行動しているものが本当にエコにつながるのであれば、流儀はどうだっていいとも思う。最初のきっかけは「買うエコ」でもいいのかもしれない。
個人的にはエコは好きだけど、ロハスは好きではない。
ロハスはエコに高級感を取り入れていて、「金かけてエコ」というイメージが私の中ではとても強い。
「買うエコ」がロハスに通じるボーダーがどこにあるかは判らないが、「節約」と「金をかけて」というのは、やはり私の中ではつながらないのだ。
でも、これも考え方の一つなのかもしれないが。なんだかんだいっても、どの流儀でもなかなか続かないのがエコだったりする。
エコをしているつもりが、いつのまにかコレクションに変わっていて、エコバックの収集家になった人も知っている。
“エコは面倒くさい”というのは、お約束だから仕方ないのだが、それでも楽にエコできた方が続けるには気持ちも楽かなと、ずぼらな私はいつも思う。
■挫折の傾向
私は“超”がつくずぼらなので、エコの生活用品をかわいくしようと思ってはじめても、長続きしたためしがない。
2年半前に布ティッシュをはじめたときも、最初は古いタオルハンカチを使っていたのでよかった。
しばらくは洗って使いまわしていたが、ウエスに使って油まみれにしたり、冬場の鼻かみはウイルスの心配があり、そういうときは捨ててしまうので、だんだんとハンカチは姿を消していった。
うちではほとんど活躍の場がない引き出物のハンドタオルや、気づけば10年以上使い倒しているバスタオルなどが、はさみで無情にも切り刻まれて登場すると、フチをかがったりが面倒になってくる。
切りっぱなしのタオルは、端がぼそぼそとほぐれてきて、細かいゴミが出てきてしまう。洗濯しても、ぼそぼそが広がって美しくない。
しかし、使用頻度が高くなると使う量も増えてくるので、いちいちフチをかがるのが面倒なばかりに、布ティッシュもおのずとダイニングテーブルの上から消えていき、いつのまにか箱ティッシュが復活していたりすることも…。
■続けるコツは「手間をかけない」
この震災で、関東の店頭から日用品の紙が姿を消した。
我が家では「布ティッシュに手間をかけない」ことにした。
ただでさえ停電などでストレスを感じているのに、できないことを無理にするなら、たぶん続かないだろうと思ったからだ。
写真の布は、雑巾ではない。我が家が今回採用した布ティッシュだ。
布ティッシュに手間をかけるのは、「布を切る」ことと「洗うこと」の二つだけ。
これは今までもやってきたことだから、できるだろう。
「洗う」が面倒であれば、「汚して捨てる」という選択肢も用意した。
鼻をかんだものを食器のウエスにするのはやはり抵抗があるが、テーブルや食事中手をふいたりした程度なら、ウエスにしても問題はない。
布の大きさも、今時期は「鼻をかんで、もれない大きさ」にした。
あまり小さすぎると、鼻をかんだときにはみだしてしまい、結局何枚も使ったり手を洗うはめになったりするからだ。
切るときには、もともとの布の大きさで切りやすいサイズにし、それぞれサイズを統一しないことにした。あまり小さすぎると、鼻をかんだときにはみだしてしまい、結局何枚も使ったり手を洗うはめになったりするからだ。
手芸が得意な方が、大きさも素材も統一して、かわいく布ティッシュを使っているのを見るとうらやましいと思うが、それはうちのやり方ではないと痛感する。結局、続けられなければ、意味がない。
わざわざ布を購入している人もいるようだが、我が家は古布がたくさんあるので、できればそれを活用したい。タオル、下着、Tシャツ、シーツなど、段ボールにいっぱいとってある。
色も形も素材もまちまちだが、「古布から鼻をかんでも快適な布を選んで切るだけ」でも結構な手間だからしかたがない。
いらない下着やTシャツなどもジャキジャキ切って、冬場などの鼻がたくさん出るシーズンは、鼻をかんでそのまま捨てる用を用意することもある。
それでも、ちょっとは見栄えがいいように、ケースなどの工夫くらいはしてみようかとは考える。
ティッシュケースを使ってみたり、かごに入れてみたりもしたが、サイズがそろっていないので外にむき出しになっている方が使いやすいため、籐製のティッシュケース(底がないタイプ)を底を上にして、その中に入れて使っている。
■洗う道具
去年猫の介護をしたときには、この布ティッシュが活躍した。
古いバスタオルを切って、スポイトで強制給餌をするときにこぼれるのを抑えたり、こぼしたのをふいたりと、ティッシュとしても雑巾としても利用した。
猫用のものは毎晩夜に手で洗って、干しておく。天気の良い日は、一日外に干しておけば消毒にもなる。
洗うときは、以前購入したFrosch(フロッシュ)のミニ洗濯板が活躍した。以前は100円ショップのプラスチックの選択板を利用していたが、ヘラヘラで使いにくかったので購入したもの。
ただ、うちは洗面台のパンが大きいので、中に洗面器を入れて洗ってもすべって具合が悪いときがあった。
Felisimoのハンディ洗濯板は、石鹸大の洗濯板を手に持って洗うというもので、樹脂製で軽く使いやすそうだと思った。
Felisiomo kraso
ちっちゃな汚れと相性バツグン! ハンディー洗濯板 コスコの会
人によっては、ただ手で洗うので十分という人もいるだろうし、どの時点で捨てるかによっても洗濯の方法は異なると思う。
■きっかけはFelisimo
「布ティッシュ」で検索してヒットした人のブログなどを見ていると、「Felisimoのカタログを見て…」という人がけっこう多かった。
Felisimoのカタログを見ていると、かわいいのでつい「欲しい」と思って、買ってしまいそうになる。
ただ、色とかは選べず、定期的に買うことで色や形をそろえていくという、コレクター要素の強いサイトで、グループ購入形式が主流のようだ。
一人で購入している場合は、一個しか必要 じゃないのに、好きな色が選べないという欠点もある。
コレクションすることが目的なので、一度注文すると自分で継続を停止するまで、色違いのものが送られてくることがあるので、注意も必要。
ティッシュのシリーズは、ガーゼ素材の布ティッシュから、普通の箱ティッシュサイズのものを半分に切ったサイズのものや、そのケースなどもあり、「紙から布はちょっと…」という人にも、気軽にトライできるものもある。
そのほか、使い捨てない樹脂製のクッキングシートや、使い捨てない化粧コットンなどもあるので、ためしに買って使ってみるのもいいし、自分で作る参考にしてもいいと思う。
ここの取り組みはとてもいいと思うので、見ていると思いついて自分でもできるかなと思うことがたくさんあるので、見ているだけでも面白い。
Felisimo公式HP
http://www.felissimo.co.jp/
Felisimo公式HP
http://www.felissimo.co.jp/
◇完成! いわしの塩漬けとオイルサーディン ― 2010年03月17日 13時06分44秒
10ヶ月かかって完成した、自家製しこいわしの塩漬け
2009年4月16日に、「◇シコイワシの葛藤」という記事を書いた。
このとき、私はいわしをさばく作業中に腹痛に襲われ、大半の作業を旦那が行った(幸い、このときは痛み止めが効いたので、救急車で運ばれることはなかった)。
あれから10ヶ月。
参考にしたレシピには、8ヶ月で食べごろとあったのだが、暮れに「アンチョビがそろそろではないか」という話題は出たものの、ばたばたしていて結局そのまま2ヶ月が経過してしまった。
去年の4月に塩に漬け込み、我が家の冷蔵庫の野菜室に眠っているアンチョビはどうなっているのだろう。
ということで、アンチョビの瓶を開けてみたのが、2月の始めのことだった。
塩は炒め物などに利用してみたが、料理にいわしの塩漬けを使わなくてもいわしの風味がする。
いわしそのものを使うよりも弱い風味なので、魚料理などのアクセントや、野菜だけの具のパスタなどに使うと、ほんのりいわしの塩漬け風味になっていい感じ。
特に、手作りワンタンを作ったときに具の調味料として使用してみたが、ホタテやエビなどの魚介類の味付けにはぴったりである。
これで、アクアパッツァを作ってみたいと思ったりした。
先日、NHKの「ためして合点」で『究極のいわしのつみれ』というのをやっていたので、今年のいわしでつみれを作り、一切れだけ塩漬けを入れて作ってみた。汁の味付けはいわし塩を使用したところ、抜群に美味しかった。
これはとても簡単だったし、また作ってみたい。
●参考レシピ
ほぼ日刊イトイ新聞
イタリアンマンマの直伝レシピ 小イワシの塩漬けとオイル漬け
http://www.1101.com/italian_mamma/2009-02-01.html
2009年4月16日に、「◇シコイワシの葛藤」という記事を書いた。
このとき、私はいわしをさばく作業中に腹痛に襲われ、大半の作業を旦那が行った(幸い、このときは痛み止めが効いたので、救急車で運ばれることはなかった)。
あれから10ヶ月。
参考にしたレシピには、8ヶ月で食べごろとあったのだが、暮れに「アンチョビがそろそろではないか」という話題は出たものの、ばたばたしていて結局そのまま2ヶ月が経過してしまった。
去年の4月に塩に漬け込み、我が家の冷蔵庫の野菜室に眠っているアンチョビはどうなっているのだろう。
ということで、アンチョビの瓶を開けてみたのが、2月の始めのことだった。
塩漬けの状態 | 漬け込んだ当初は、いわしの汁がなかなか上まで上がってこなくて、漬け汁が足りなかったのではないかと心配したが、10ヶ月経ったときには塩はいわし汁でまんべんなく浸されて、全体的に黄色味を帯びている。 瓶を開けてみると、塩は湿っていてみぞれ状態。匂いをかぐといわしの匂いがする。 しかし、市販のアンチョビのような塩辛のような香りはなく、どちらかというとすっきりした匂い。 市販のアンチョビは内臓が入っているものも多いので、匂いの違いはそのせいか。 いずれにしても、嫌な匂いはまったくしない。 |
|
いわしの塩 | このページの冒頭の写真が、いわしを塩から取り出したものである。 塩は比較的粒子の粗いものだったけれど、ふだん家で使っているものを何種類か混ぜた普通の塩なので、レシピの塩の感じとはだいぶ違う。 塩を食べてみると、魚醤のような香りがしてコクがあっておいしい。 しかし、アンチョビのような強い風味ではないので、それだけがちょっと残念か。 塩に漬けるときに、きれいに開いて洗ってしまったのが原因だと思うが、これはこれで風味がきつくなくて、塩辛が苦手な私にはちょうどいいかもしれない。 |
|
いわしを並べた状態 | このいわしを半分取り出し、オイル漬けのオイルサーディンにしてみる。 いわしを酢水で洗い、クッキングペーパーの上に並べて、水気を取る。 旦那はこの酢水も「うまい」と言って捨てたくない様子だった。 洗うための酢水は保存しておくわけにはいかなそうだったが、いわしについていた塩は洗う前に取り出して保存しておくことにした。 魚醤ならぬ魚塩である。 魚を10ヶ月も保存できた塩なのだから、そのまま密封して保存しておけば、調味料としても使えると思ったのだ。 |
塩は炒め物などに利用してみたが、料理にいわしの塩漬けを使わなくてもいわしの風味がする。
いわしそのものを使うよりも弱い風味なので、魚料理などのアクセントや、野菜だけの具のパスタなどに使うと、ほんのりいわしの塩漬け風味になっていい感じ。
特に、手作りワンタンを作ったときに具の調味料として使用してみたが、ホタテやエビなどの魚介類の味付けにはぴったりである。
これで、アクアパッツァを作ってみたいと思ったりした。
先日、NHKの「ためして合点」で『究極のいわしのつみれ』というのをやっていたので、今年のいわしでつみれを作り、一切れだけ塩漬けを入れて作ってみた。汁の味付けはいわし塩を使用したところ、抜群に美味しかった。
これはとても簡単だったし、また作ってみたい。
瓶詰めにしたオイルサーディン | 酢水で洗ったいわしは、新しいエクストラバージンオイルに入れて保存している。 オイルに漬けてから一ヶ月経つが、まだ試してはいない。 一度塩漬けにしてあるため、いわし自体に塩が回っているので傷むことはないが、塩漬けよりは早めに食べた方がいいらしい。 こちらもとても楽しみである。 |
●参考レシピ
ほぼ日刊イトイ新聞
イタリアンマンマの直伝レシピ 小イワシの塩漬けとオイル漬け
http://www.1101.com/italian_mamma/2009-02-01.html
◇にんじんのヨーグルトサラダ ― 2010年01月26日 23時03分29秒
テレビなどの“もったいない”番組で、「大根やにんじんのむいた皮で、キンピラなどを作ってもう一品」とかいう言葉を良く聞く。
それまでは「大根やにんじんの皮はむくもの」だったので、「なるほどね」と思っていたが、皮をむいたところで、なかなかキンピラなどを作ることは実際はしない。
味噌汁の具として入れることはしばしばあるが、それでもむいた皮を全部入れることはしないかもしれない。むいた皮は、おのずと生ごみとして処理される運命だと思っていた。
しかし先日、「改めて食べるようにするのであれば、なんでわざわざ皮をむくの?」と思ったのだった。
そう思った原因は、カブだった。
私はカブ料理が好きだが、カブを料理するのが苦手だった。
まず、葉を切った根元に、土が入り込んでなかなかとれないこと。
そして、皮をむいて煮ると、必ずといっていいほど煮崩れてしまうこと。
とろとろのカブはおいしいが、シチューなどにすると、とろとろにとけてなくなってしまう。ある程度形があって、口の中に入れるととろとろと溶けるのが好ましいのに、なかなかその域に到達しない。
ある日、よく作る「カブと豚肉の鍋」で、カブの皮をむかずにそのまま入れてみたら、いくら煮込んでも荷崩れしない。それどころか、カブの皮があることで、カブの味が濃く感じる。
別な日に、皮と面取りしたところを味噌汁に入れたら、味噌汁の方がおいしかった。
もしかしたら、皮がついていた方がおいしいのではないだろうか。
それからカブは皮をむかずに調理することにしているのだが、大根やにんじんなども、皮をむかずに調理したほうが、野菜の風味が増すことに気づいた。
皮はわざわざむかなくていいのだ。最近の野菜は、農家で泥を丁寧に落として店頭にあるし、たとえ泥付の野菜だとしても、きれいに泥を落とせば問題はない。
キンピラとかにするときなどは“わざわざ”皮をむくが、それ以外のときは皮のついたまま調理することが多くなった(もちろん、丁寧に皮をむいて、面取りしたほうがいい料理もあるので、臨機応変にはしている)。
このにんじんのサラダは、泥付の香りの強いおいしいにんじんが手に入ったので、何か一品にんじんでと思って作ったもの。
皮付きの方が、にんじんの香りとか歯ごたえとかが楽しめるような気がする。
一番最初に作ったときは、ブロッコリーの茎の硬い部分を一緒に和えて食べたが、それもまた格別だった。
ヨーグルトをドレッシングにするのはかなり気に入っているが、このにんじんのサラダにはヨーグルトとチーズの組み合わせがとてもよく合う。
チーズはなんでもいいが、コクのあるチーズの方がいい。
今回はレーズンがあまっていたので使ったが、これが思いのほかいい仕事をしている。
かなり気に入ったので、我が家の定番になりそうだ。
レシピは、今回からクックパッドに掲載することにしたので、そちらを参照してください。
にんじんのヨーグルトサラダ
◇酢、重曹、クエン酸 ― 2009年10月21日 02時38分57秒
3年半ほど前に、「重曹で食器洗い」という記事を書いた。
(http://makura.asablo.jp/blog/2006/05/30/386938)
このとき、クエン酸との併用について追記すると書いていたらしいのだが、すっかり忘れてしまっていた。
我が家の重曹の活用は、このときとはちょっと違う使い方になってきている。
この頃は、猫のトイレの砂に重曹をまぜて匂い取りに使うほか、食器洗い等に使用していたが、現在では台所洗いと住まいの洗剤、冷蔵庫の匂い取りに使用している。
また、マイクロファイバー雑巾の利用により、重曹自体使用しない場合も増えてきた。水拭きだけで十分に汚れが落ちるので、汚れがひどいときだけ重曹やクエン酸などを併用している。
●猫のおしっこの消臭
猫のトイレの匂い取りに重曹を使用するのは、おからの砂との相性はよかったのだが、この後猫の老齢化に伴い、おからの砂では具合が悪くなったため、シリカ砂に変えたのだ。しかし、シリカゲル自体が消臭効果があるため、現在では猫の砂には使用していない。また、我が家の老猫はトイレ以外のところで粗相をするようになり、その始末には5%程度に薄めた掃除用クエン酸をスプレーしている。
これは、重曹水と比較したのだが、重曹水では十分に匂いがとれなかった。クエン酸水で試した結果、こちらの方が猫のおしっこには効果があるように思える。もちろん、一度畳に粗相をされたときには、なかなか匂いが取れず閉口したのだが、根気良くクエン酸水で拭いて、室内乾燥機と空気清浄機を併用したところ、ほとんど匂いが気にならなくなった。
●台所で
私は現在、台所洗剤はドイツのエコ洗剤「frosch」を使っている。
一時期食器洗いには、「重曹だけ」、「重曹に一般的な台所洗剤を混ぜる」、「重曹に台所用石鹸を混ぜたものを使用する」などをしてきた。しかし、一般の台所用洗剤と混ぜるのはまだいいのだが、他はどうしても油汚れがすっきり落ちない。洗う前に油分をウエスで拭いたりもしてみたのだが、あまり具合良くなかった。
重曹で食器を洗う場合は石鹸入りのも含めて、私の場合は、洗い桶に水溶液を作ってそこに食器をつけながら洗う。しかし、これだと食器についている油が水溶液に溶け出して油で汚染されてしまい、別な食器にも油がついてしまう。
前にテレビで松居一代が、重曹での食器の洗い方として、水溶液に食器をつけずに一枚一枚スポンジに水溶液を含ませて洗うというのをやっていたが、こちらの方が水溶液が油で汚染されないのでいいのかもしれない。しかし、洗う食器が一枚二枚ならいいのだが、食器が多いときや落ちにくい汚れなどは、洗い桶にひたしておきたい。でも我が家のシンクは桶を二つもおけるスペースがないので、どうしても水溶液の中に食器を入れてしまいたくなる。
また、スポンジなどに直接重曹の粉をつけて洗うという方法もあるようだが、重曹は研磨効果もあるので、磁器や陶器はまだいいとしても、漆器などは傷がついてしまう。この場合、石鹸入りのものであれば石鹸で研磨効果が落ちるのでいいのだが、粉石鹸を直接スポンジにつけて洗うと、何度も石鹸を付け直さなければならない上に、ぬるぬるするのですすぎに時間がかかってしまう。
台所用洗剤と併用するのは、せっかく重曹を使用するのになんとなく利にかなわないような気がしてとてもいやだった。なので、洗剤自体をエコなものに変えてしまい、食器洗いに重曹を利用するのをやめてしまったのだ(クレンザーとしては使用中)。
最近では、重曹は住まいの洗剤代わりに使用している。重曹の粉は容器に入れてキッチンに置いてある他、スプレー容器に溶液を作ってある。
粉はスプーンですくってシンクや排水溝、排水溝の部品等にばら撒き、スポンジで全体をこする。その後、50%程度の酢水(これも、スプレー容器にいつも用意している)をスプレーし、数分放置してその後洗い流す。食器洗いの前は重曹で、後は酢水で洗うこともある。酢水で仕上げることで、シンクの水はけもよく、水垢やピンクのぬるぬるが付きにくくなる。
このときクエン酸を使用してもいいのだが、クエン酸はちょっと濃度を高くして別に使用しているのと、後述するキレート剤としての効果を懸念しているのと、食べ物を扱う場所なので酢水を利用している。酢水の酢は、一番安い合成酢で十分である。
酢水を使用することで、重曹とクエン酸の代わりの酢水の併用で前に懸案だった例を実践しているわけだが、エコ掃除を紹介する本などに書かれているように、重曹とクエン酸(酢)を併用することで汚れ落ちがアップするというのは、汚れにもよるがあまり当てはまらないのではないかと思う。
台所の汚れはアルカリ系のもので落ちる汚れなので、クエン酸や酢などの酸で落ちるのはカビやぬるつきなどの汚れということになる。しかし、重曹と併用することでアルカリも酸も中和されてしまうので、その効果が落ちるような気がするのだ。
シンクの汚れを落とすときは、あまり酸をきつくしたくないときは重曹の後に酢を使用するが、酢の滅菌効果を期待する場合は重曹とは別に使用している。
また、油汚れが気になる箇所は、重曹水とマイクロファイバー雑巾とのセットで使用している。
これで考えると、キッチンの壁などの油汚れは、重曹水のアルカリで溶かしマイクロファイバー雑巾でかきとるのが効果的なように思える。であれば、食器洗いにもマイクロファイバーの布が効果的かもしれない。また、アクリルの毛糸で編んだスポンジなども、マイクロファイバー雑巾と同様に汚れをかきとる効果があるので、重曹との相性もいいかもしれない。
実際、froschで食器洗いをしていても、普通のスポンジ(我が家ではズビズバのハードを使用)よりもアクリル毛糸の方が汚れ落ちがいい。野菜を洗っただけのボールとか、水を飲んだだけのコップなどは、お湯とアクリル毛糸だけで十分に汚れが落ちる。これも、汚れが気になるときに、重曹を少しだけ毛糸につけてこすると汚れ落ちがいい。
今後段階をふんで、重曹洗いの頻度を多くしていけるかもしれない。
その他、重曹は油汚れなどアルカリ性の溶液が効果的な汚れに使用している。キッチンの壁や換気扇などは、ふだんはマイクロファイバーの雑巾で水拭きするだけだが、ちょっと汚れが気になるときには重曹水を使用している。
これまでは、住まいの洗剤をそれぞれの用途別に使用していたが、今ではマイクロファイバーの雑巾と重曹水だけで大抵の汚れは落とせるので、年末の大掃除のときにも洗剤を購入することはなくなった。
換気扇も、濃いめの重曹液で汚れが落ちる。油が気になるときだけ食器洗い用洗剤を使用する。
●掃除に
台所を含め、ふき掃除のときには重曹水とマイクロファイバーの雑巾を愛用している。普通の使い古しのタオルなどでもいいのだが、マイクロファイバーの雑巾は重曹水すら使用しなくてもいい場合が多い。
ただし、トイレや風呂などのカビ系の汚れには、クエン酸の方が効果的のようなので、クエン酸水を濃い目に作ってスプレー容器に入れて使用している。
ただし、トイレのしつこい汚れに関しては、トイレ用のふきとりシートを併用しているし、風呂のカビはカビ取り洗剤を使用している。
●消臭
猫のおしっこはアンモニア系の匂いなので、クエン酸の方が効果があるらしいのだが、冷蔵庫の匂いなどは重曹の方がよく匂いがとれるように思う。
今は、紙を折ってポケットにしたものに重曹を入れ、冷蔵庫用の活性炭(キムコとかそういうの)の入れ物に入れて利用している。冷蔵庫と野菜室はこれで十分匂いがとれている。市販の活性炭よりは持ちが悪いので、一ヶ月程度を目安に定期的に取り替えなければならないが、重曹自体普段から使用しているし、取り替えた後の消臭使用済みの重曹は、そのままクレンザーに利用しているので無駄はない。
---------------------
うちでは、酢、重曹、クエン酸の順に使用頻度が高い。酢は安い合成酢を利用しているが、重曹とクエン酸はミヨシ石鹸などから出ているの掃除用の粉末タイプのを水で溶いて使用している。
汚れのタイプとそれに対応するアルカリと酸を考えると、生活する上での汚れ落としは、重曹と酢かクエン酸、そして菌に対応するものだけで十分である。ガラス用とか住まい用、キッチン用とわける必要がなくなったので、約400円弱の600gくらい入った粉の重曹やクエン酸で一年くらいは利用できるので安上がりだ。
重曹はもともと自然界のものらしいが、クエン酸はキレート剤として使用されているケースがあり、自然界に戻らない物質らしい(全てがそうなのか? 詳細は調査中)。
キレート剤については、現在勉強中なのでここで記述して嘘を書いても困るので、あえて記述しない。ただ、従来の洗剤に代わって最近の界面活性剤フリーのエコ洗剤によく使用されているのをよく見かけるが、ヨーロッパなどでは規制対象になっているものも少なくないらしい。ただし、その規制が日本に当てはまるものかどうかは意見が分かれるところらしい。
いずれにしても、キレート剤については興味があるので、もう少し勉強したいと思っている。
しかし、できれば「汚れを落とすために何か添加する」より、水などで落ちるのであればそれにこしたことはないという考え方に個人的にシフトしてきているのは確かだ。
マイクロファイバーの雑巾なども、ノルウェックスなどは高価だが、最近ではホームセンターで10枚200円程度で売られていて、洗濯しながら使用すれば1年以上はゆうにもつ。
ただ、カビやばい菌などの心配もあるので、定期的に漂白剤やカビ取り用洗剤などは利用しているので、まったくのエコ掃除というわけではないのが実情である。
ここで、これまで書いたこととまるっきり反対のことを書くようだが、エコだとか環境だとかゴタクを並べても、本当に本当にこびりついた汚れについては、やっぱり一般に市販されている住まいの洗剤が一番よく落ちるのは確かだ。
20年以上使っていてほとんど洗ったことのない洗濯物干しの角ハンガーを、10%の重曹液に10分つけても汚れはあまり落ちなかった。しかし、かんたん○イペットで全体をべしゃべしゃにスプレーして数分放置した後シャワーで洗い流したら、20年来のこびりついた汚れが、ほんの少しもこすりもせずに指の入らない溝や洗濯バサミの細かいところまで汚れがすっきり落ちたのだった。
結局普通の洗剤が手放せないという人がいるというのが、なんとなくわかるような気がする。いい意味でも悪い意味でも、合成洗剤恐るべし…。
ミヨシ石鹸
http://shop-miyoshisoap.jp/ec/top
frosch
http://www.froschclub.com/
(http://makura.asablo.jp/blog/2006/05/30/386938)
このとき、クエン酸との併用について追記すると書いていたらしいのだが、すっかり忘れてしまっていた。
我が家の重曹の活用は、このときとはちょっと違う使い方になってきている。
この頃は、猫のトイレの砂に重曹をまぜて匂い取りに使うほか、食器洗い等に使用していたが、現在では台所洗いと住まいの洗剤、冷蔵庫の匂い取りに使用している。
また、マイクロファイバー雑巾の利用により、重曹自体使用しない場合も増えてきた。水拭きだけで十分に汚れが落ちるので、汚れがひどいときだけ重曹やクエン酸などを併用している。
●猫のおしっこの消臭
猫のトイレの匂い取りに重曹を使用するのは、おからの砂との相性はよかったのだが、この後猫の老齢化に伴い、おからの砂では具合が悪くなったため、シリカ砂に変えたのだ。しかし、シリカゲル自体が消臭効果があるため、現在では猫の砂には使用していない。また、我が家の老猫はトイレ以外のところで粗相をするようになり、その始末には5%程度に薄めた掃除用クエン酸をスプレーしている。
これは、重曹水と比較したのだが、重曹水では十分に匂いがとれなかった。クエン酸水で試した結果、こちらの方が猫のおしっこには効果があるように思える。もちろん、一度畳に粗相をされたときには、なかなか匂いが取れず閉口したのだが、根気良くクエン酸水で拭いて、室内乾燥機と空気清浄機を併用したところ、ほとんど匂いが気にならなくなった。
●台所で
私は現在、台所洗剤はドイツのエコ洗剤「frosch」を使っている。
一時期食器洗いには、「重曹だけ」、「重曹に一般的な台所洗剤を混ぜる」、「重曹に台所用石鹸を混ぜたものを使用する」などをしてきた。しかし、一般の台所用洗剤と混ぜるのはまだいいのだが、他はどうしても油汚れがすっきり落ちない。洗う前に油分をウエスで拭いたりもしてみたのだが、あまり具合良くなかった。
重曹で食器を洗う場合は石鹸入りのも含めて、私の場合は、洗い桶に水溶液を作ってそこに食器をつけながら洗う。しかし、これだと食器についている油が水溶液に溶け出して油で汚染されてしまい、別な食器にも油がついてしまう。
前にテレビで松居一代が、重曹での食器の洗い方として、水溶液に食器をつけずに一枚一枚スポンジに水溶液を含ませて洗うというのをやっていたが、こちらの方が水溶液が油で汚染されないのでいいのかもしれない。しかし、洗う食器が一枚二枚ならいいのだが、食器が多いときや落ちにくい汚れなどは、洗い桶にひたしておきたい。でも我が家のシンクは桶を二つもおけるスペースがないので、どうしても水溶液の中に食器を入れてしまいたくなる。
また、スポンジなどに直接重曹の粉をつけて洗うという方法もあるようだが、重曹は研磨効果もあるので、磁器や陶器はまだいいとしても、漆器などは傷がついてしまう。この場合、石鹸入りのものであれば石鹸で研磨効果が落ちるのでいいのだが、粉石鹸を直接スポンジにつけて洗うと、何度も石鹸を付け直さなければならない上に、ぬるぬるするのですすぎに時間がかかってしまう。
台所用洗剤と併用するのは、せっかく重曹を使用するのになんとなく利にかなわないような気がしてとてもいやだった。なので、洗剤自体をエコなものに変えてしまい、食器洗いに重曹を利用するのをやめてしまったのだ(クレンザーとしては使用中)。
最近では、重曹は住まいの洗剤代わりに使用している。重曹の粉は容器に入れてキッチンに置いてある他、スプレー容器に溶液を作ってある。
粉はスプーンですくってシンクや排水溝、排水溝の部品等にばら撒き、スポンジで全体をこする。その後、50%程度の酢水(これも、スプレー容器にいつも用意している)をスプレーし、数分放置してその後洗い流す。食器洗いの前は重曹で、後は酢水で洗うこともある。酢水で仕上げることで、シンクの水はけもよく、水垢やピンクのぬるぬるが付きにくくなる。
このときクエン酸を使用してもいいのだが、クエン酸はちょっと濃度を高くして別に使用しているのと、後述するキレート剤としての効果を懸念しているのと、食べ物を扱う場所なので酢水を利用している。酢水の酢は、一番安い合成酢で十分である。
酢水を使用することで、重曹とクエン酸の代わりの酢水の併用で前に懸案だった例を実践しているわけだが、エコ掃除を紹介する本などに書かれているように、重曹とクエン酸(酢)を併用することで汚れ落ちがアップするというのは、汚れにもよるがあまり当てはまらないのではないかと思う。
台所の汚れはアルカリ系のもので落ちる汚れなので、クエン酸や酢などの酸で落ちるのはカビやぬるつきなどの汚れということになる。しかし、重曹と併用することでアルカリも酸も中和されてしまうので、その効果が落ちるような気がするのだ。
シンクの汚れを落とすときは、あまり酸をきつくしたくないときは重曹の後に酢を使用するが、酢の滅菌効果を期待する場合は重曹とは別に使用している。
また、油汚れが気になる箇所は、重曹水とマイクロファイバー雑巾とのセットで使用している。
これで考えると、キッチンの壁などの油汚れは、重曹水のアルカリで溶かしマイクロファイバー雑巾でかきとるのが効果的なように思える。であれば、食器洗いにもマイクロファイバーの布が効果的かもしれない。また、アクリルの毛糸で編んだスポンジなども、マイクロファイバー雑巾と同様に汚れをかきとる効果があるので、重曹との相性もいいかもしれない。
実際、froschで食器洗いをしていても、普通のスポンジ(我が家ではズビズバのハードを使用)よりもアクリル毛糸の方が汚れ落ちがいい。野菜を洗っただけのボールとか、水を飲んだだけのコップなどは、お湯とアクリル毛糸だけで十分に汚れが落ちる。これも、汚れが気になるときに、重曹を少しだけ毛糸につけてこすると汚れ落ちがいい。
今後段階をふんで、重曹洗いの頻度を多くしていけるかもしれない。
その他、重曹は油汚れなどアルカリ性の溶液が効果的な汚れに使用している。キッチンの壁や換気扇などは、ふだんはマイクロファイバーの雑巾で水拭きするだけだが、ちょっと汚れが気になるときには重曹水を使用している。
これまでは、住まいの洗剤をそれぞれの用途別に使用していたが、今ではマイクロファイバーの雑巾と重曹水だけで大抵の汚れは落とせるので、年末の大掃除のときにも洗剤を購入することはなくなった。
換気扇も、濃いめの重曹液で汚れが落ちる。油が気になるときだけ食器洗い用洗剤を使用する。
●掃除に
台所を含め、ふき掃除のときには重曹水とマイクロファイバーの雑巾を愛用している。普通の使い古しのタオルなどでもいいのだが、マイクロファイバーの雑巾は重曹水すら使用しなくてもいい場合が多い。
ただし、トイレや風呂などのカビ系の汚れには、クエン酸の方が効果的のようなので、クエン酸水を濃い目に作ってスプレー容器に入れて使用している。
ただし、トイレのしつこい汚れに関しては、トイレ用のふきとりシートを併用しているし、風呂のカビはカビ取り洗剤を使用している。
●消臭
猫のおしっこはアンモニア系の匂いなので、クエン酸の方が効果があるらしいのだが、冷蔵庫の匂いなどは重曹の方がよく匂いがとれるように思う。
今は、紙を折ってポケットにしたものに重曹を入れ、冷蔵庫用の活性炭(キムコとかそういうの)の入れ物に入れて利用している。冷蔵庫と野菜室はこれで十分匂いがとれている。市販の活性炭よりは持ちが悪いので、一ヶ月程度を目安に定期的に取り替えなければならないが、重曹自体普段から使用しているし、取り替えた後の消臭使用済みの重曹は、そのままクレンザーに利用しているので無駄はない。
---------------------
うちでは、酢、重曹、クエン酸の順に使用頻度が高い。酢は安い合成酢を利用しているが、重曹とクエン酸はミヨシ石鹸などから出ているの掃除用の粉末タイプのを水で溶いて使用している。
汚れのタイプとそれに対応するアルカリと酸を考えると、生活する上での汚れ落としは、重曹と酢かクエン酸、そして菌に対応するものだけで十分である。ガラス用とか住まい用、キッチン用とわける必要がなくなったので、約400円弱の600gくらい入った粉の重曹やクエン酸で一年くらいは利用できるので安上がりだ。
重曹はもともと自然界のものらしいが、クエン酸はキレート剤として使用されているケースがあり、自然界に戻らない物質らしい(全てがそうなのか? 詳細は調査中)。
キレート剤については、現在勉強中なのでここで記述して嘘を書いても困るので、あえて記述しない。ただ、従来の洗剤に代わって最近の界面活性剤フリーのエコ洗剤によく使用されているのをよく見かけるが、ヨーロッパなどでは規制対象になっているものも少なくないらしい。ただし、その規制が日本に当てはまるものかどうかは意見が分かれるところらしい。
いずれにしても、キレート剤については興味があるので、もう少し勉強したいと思っている。
しかし、できれば「汚れを落とすために何か添加する」より、水などで落ちるのであればそれにこしたことはないという考え方に個人的にシフトしてきているのは確かだ。
マイクロファイバーの雑巾なども、ノルウェックスなどは高価だが、最近ではホームセンターで10枚200円程度で売られていて、洗濯しながら使用すれば1年以上はゆうにもつ。
ただ、カビやばい菌などの心配もあるので、定期的に漂白剤やカビ取り用洗剤などは利用しているので、まったくのエコ掃除というわけではないのが実情である。
ここで、これまで書いたこととまるっきり反対のことを書くようだが、エコだとか環境だとかゴタクを並べても、本当に本当にこびりついた汚れについては、やっぱり一般に市販されている住まいの洗剤が一番よく落ちるのは確かだ。
20年以上使っていてほとんど洗ったことのない洗濯物干しの角ハンガーを、10%の重曹液に10分つけても汚れはあまり落ちなかった。しかし、かんたん○イペットで全体をべしゃべしゃにスプレーして数分放置した後シャワーで洗い流したら、20年来のこびりついた汚れが、ほんの少しもこすりもせずに指の入らない溝や洗濯バサミの細かいところまで汚れがすっきり落ちたのだった。
結局普通の洗剤が手放せないという人がいるというのが、なんとなくわかるような気がする。いい意味でも悪い意味でも、合成洗剤恐るべし…。
ミヨシ石鹸
http://shop-miyoshisoap.jp/ec/top
frosch
http://www.froschclub.com/
◇おひつ生活 ― 2009年09月29日 11時50分49秒
ご飯を炊いていて、ある日ふと思った。
「ご飯って、ずっと保温しておかなければならないものなのだろうか」
ご飯の保温が正しいのかという疑問がわいたのは、うちの炊飯器もかれこれ10年ほどがんばっているので、もし次に買い換えるならガス釜か土鍋にしようと、旦那と話していたときのことだった。
じゃあ、保管はどうするのか。ガス釜の中には保温機能のついたものもあるが、ガスの火種がつけっぱなしになるため、外出時には保温できない。
うちは一度の炊飯が2.5合~3合程度である。夫婦二人の生活なので、一回の炊飯を少なくすればいいのだろうが、ガスでご飯を炊くことになると、今まで二回分の食事で一度の炊飯だったものが、食事の度に炊飯するとなると、労力もガスも時間も無駄である。それにご飯は、できるだけ多く炊くほうがおいしい。
しかし、二食分のご飯を保温したまま保管しておくと、二食目のご飯が非常にまずい。水分が多くべしゃべしゃした感触である。
特に、最近三分づきの米にするようにしてからは、ぬかくささが増大されるような気がするのだ。
電気を使いっぱなしにして、わざわざご飯をまずくする。
考えれば考えるほど納得できなくなってくる。
電気もガスも使わない保管方法となると、おひつの利用になる。
最近になって、「土鍋でご飯を炊く」という新しい提案から炊飯専用の土鍋が店頭に登場し、それに伴っておひつも店頭でよく見かけるようになってきたが、扱いが楽という理由からか、店頭でよく見るのはセラミックのおひつが多い。
おひつの効能のひとつに、ご飯の余分な水分を吸収するというものがあるが、おひつの表面全体で水分を吸収するとなると、釉薬を塗られたセラミックのおひつよりは、木のおひつの方がずっと吸収はいいだろうと思った。
しかし、木のおひつは取り扱いが難しく、最初は木の香りがご飯について嫌だという人もいるらしい。また、ちゃんとした木のおひつは、3号くらいでも一万円以上するものも多く、これを購入して「やっぱり私にはおひつは無理」だと、この出費は痛い。
ネットで調べてみると、2.5合用の2300円の木のおひつがあった。杉の端材で作ったもので、蓋はおひつに乗せるだけの「わっぱおひつ」というタイプである。
これでちょっと試してみて、もし使いこなせないようならおひつは辞めようということになり、購入して使ってみた。
届いたおひつは、考えていたものよりもずっと小さい。内径は13.8cmで、木の厚さは約1cm。周囲を竹を編んだ縄状のもので止めてあり、金具を使用していないのでそのまま電子レンジに使えるというもの(一度もそのまま電子レンジに入れたことはないけど)。
最初に、木の香りをとるため酢水につけて一晩置き、その後かわかした。
電気炊飯器で炊いたご飯を中に入れる。ご飯を入れる前に、中に水を入れてしめらしてからご飯を入れると、側面にご飯がくっつきにくくなる。そのまま常温で一晩置いてみたところ、木の香りはほんのりするけれど、気になるほどではない。おひつに入れたご飯は、適度に水分が抜けてぱらぱらになっている。
次の日茶碗にご飯を盛って、電子レンジで暖めて食べると、ご飯がぱらっとなって香りがよく味が濃くなっているような気がする。炊きたてのもちもち感はないが、少なくとも電気炊飯器で保温した二日目の悲しいご飯とは雲泥の差である。
おひつの手入れは、たわしを使って飯のぬめりを完全にとり、ぬるま湯で洗って乾かすだけ。洗剤は使わない。たまに酢水をスプレーして一晩おき、使う前にさっと水洗いする(自己流)。
それでも、数ヶ月使っていると、おひつの底面と蓋の裏に黒いしみが現れた。おひつは、木の側面につくご飯かすをちゃんと取り除いてやらないと、そこからカビが生えてだめになるらしい。
しかし、ご飯の直接つかないふたの裏にもついているので調べてみたら、水道のカルキに反応して黒くなることがあるとのこと。また、重曹を使うと変色するらしく、この当時重曹入りの石鹸を使っていたので、それに反応した可能性もある。
重曹の変色は、1:4の酢水につけておくといいらしい。
また、黒いしみは米ぬか水に一晩おいて、たわしでこすると取れるとのこと。
はーもにあす すたいる マクロビオティックな暮らし
http://harmoniousstyle.blog62.fc2.com/blog-entry-1638.html
うちの初代のわっぱおひつは、黒いしみが出た頃から、周囲を止めてある竹の止め縄が痛んで外れてきたので、結局黒いしみの手当てをする前に、江戸おひつを新規に購入してしまった。わっぱおひつを使って、このまま使い続ける自信がついたからだ。
江戸おひつは、近所のスーパーで3合用11300円の三割引だった。木の厚さは2cm弱と厚くく、銅板で周囲を止めてある。購入した後で、別な店でもう少し木の薄いものが半額で売られていて愕然としたが、おひつは木の材質と厚さで値段が決まるらしく、木が厚いのは長持ちする証拠なので、大事に使おうと思った。
今度のおひつは木が厚いせいなのか、それともふたがかぶせるタイプで密封度が高いからか、前のおひつよりもさらにご飯のぱらっと感が増した気がする。
うちではおひつに入れたご飯は、粗熱が取れた頃におひつごと冷蔵庫に入れて保管しているが、普通の器+ラップに入れて冷蔵庫に入れておくよりも、水分調節がきちんとなされているようで、出した直後は固いのだが、電子レンジで暖めなおすとその違いがはっきりわかる。
また、思っているよりも保温機能が高いので、粗熱が取れるまでに時間がかかり、そのまま忘れて一晩常温で置いたままになっていたことが何度かあるが、夏場で室温28度くらいでもご飯がくさったことは一度もなかった。
ご飯が余って冷凍にした後も、おひつに入れておいたご飯はほぐれも早くて美味しい。
こうしてみると、保温するだけにずっと熱を加え続けていた電気炊飯器の保温機能が、まったくの無駄に思えてならなくなる。
昔はそのまま冷や飯だったが、今は電子レンジで簡単に暖めることができる。
おひつに入れたご飯を温めなおして食べるのもいいし、そのまま冷や飯として食べるのもいい。
今はまだ電気炊飯器が正常に動いているので、炊飯器として使っている。この電気炊飯器が壊れたら、たぶん電気炊飯器を買い換えることはしないだろう。
初代のおひつとは別に、数年前に購入した漆塗りの杉おひつがあったので、せんべいを入れて保管すると、いつまでもせんべいがしけらない。一緒に入っている乾燥剤も一緒に入れておくのがポイントだが、そのまま外袋に入れておくよりは、ずっと美味しく食べられるので菓子入れとして使っている。
初代のおひつは、蓋を乗せるだけで密封性が低いので、乾物等の使用頻度の高いものを入れておこうかと考えている。
◇布ティッシュを使う ― 2008年11月13日 13時45分47秒
20年程前に亡くなった母方の祖父は、ティッシュを使うことをしなかった。
一般家庭に箱型ティッシュが普及し始めたときでも、祖父の家では昔ながらの「お花紙」を使用していたのだが、祖父はそれさえも使うところを見たことがなかった。
では、祖父は何で鼻をかんでいたのかというと、自分用の一人がけ椅子のクッションのわきに、いつも新聞紙をたたんで挟んでおり、その新聞紙で鼻をかんでいたのだった。
子供心に祖父がなぜそんな固い紙で鼻をかんでいるのかと不思議に思い、何度か質問をした記憶がある。その答えは決まって「もったいないから」というものだった。
祖父が亡く前、病院ですでに意識のない状態で寝ているときに、初めて看護士によってティッシュを使うのを見たのが最初で最後だった。
その後箱型ティッシュは普通に家庭に普及してゆき、それまで「もったいない」と言っていた祖母や小母達さえも、鼻をかむ以外に雑巾代わりにティッシュを使うのを見るたび、祖父が新聞紙を使用していたのを思い出したりしていたのだが、結局私もティッシュ使用派になっていき、それが当たり前だと思うようになっていった。
そんなとき、たまに利用する通販会社フェリシモのカタログで、布ティッシュというのを目にした。小さめのガーゼのハンカチのようなのだが、これをティッシュ代わりに使用するということらしい。普通に使う分には洗えばそのまま再利用できるし、汚れがはげしいときはそのまま燃えるゴミに捨てることもできる。
花粉症のシーズンになると、ティッシュの代わりにタオルで鼻をかむことがあるが、普段使うティッシュを布にするというのは考えてもいなかったので、これには目からうろこが落ちる思いがした。
しかし、わざわざ形をそろえたきれいなガーゼを使用する必要があるのだろうかと、カタログを見たときに思ったのだ。
だったら、捨てるタオルやハンカチ、洋服を切ってウエスにしていたのを、ティッシュの代わりにすればいいのではないかと思い、いらないハンカチなどは半分に、タオルや洋服なども同じくらいの大きさに切って固めのティッシュケースに詰めてみた。
使ってみると、これまで雑巾用に大きめに切って保管していたときよりも、数倍使い勝手がいい。
布ティッシュのケースは、ダイニングテーブルの上に置いてあるのだが、テーブルの上で食べ物などをこぼしたときや、食事の後片付けのときに皿に残ったソースをふき取るのには大変便利だ。
そして、鼻をかんだり、化粧品のふき取りなどのときにも、ティッシュよりもやわらかく肌あたりがいい。
そのまま捨てることもあるが、たいていのものは洗って再利用している。
我が家はダイニングが居間と兼用になっているため、ダイニングテーブルのティッシュは一番使用頻度が高く、これにより市販のティッシュの使用頻度が格段に下がった。
しかも、ティッシュより使い心地がいいのであれば言うことはない(切った布の素材にもよるのだが)。
問題があるとすれば、ティッシュケースに入れておくと、補充するとき一度全部だして下に入れないと、いつまでたっても同じものを使い続けることになるため、これには工夫が必要だと思った。また、使用後すぐに洗えればいいのだが、いちいちそれも面倒なときには、使用後の布ティッシュを入れる容器が必要で、そのための容器とスペースが必要なのがちょっと難点か。
ケースについては、上から補充し下から取り出す仕組みのケースがよさそうで、100円ショップなどでレジ袋用のものが売られているのを使うか自作するのがよさそうだ。
フェリシモでは、壁にかけられるタイプの布ティッシュの専用ケースや、持ち歩き用のケースなども販売されている。壁掛けにもできるものは、布製でティッシュをそのままくるんで取り出し用の窓から取り出す仕組みになっており、車の中などで使用するのには便利そうだが、これは自作できそう。
持ち歩きに関して言えば普通のポケットティッシュケースで十分である。手拭用のハンカチと、雑使い用のハンカチを何枚か持っている感覚か。
いろいろ工夫が必要だが、使用場所の範囲を広げてしばらく布ティッシュ生活を送ってみようと思っているのであった。
フェリシモ
洗って何度も使えるガーゼティッシュ ナチュラルカラーの会
フェリシモコレクション番号:621575
http://www.felissimo.co.jp/ecolor/v5/cfm/products_detail001.cfm?GCD=621575&GWK=3639
使いすてない! 洗って何度も使えるガーゼティッシュの会
フェリシモコレクション番号:485582
http://www.felissimo.co.jp/ecolor/v5/cfm/products_detail001.cfm?GCD=485582&GWK=3639
※リンクは2011年3月更新
一般家庭に箱型ティッシュが普及し始めたときでも、祖父の家では昔ながらの「お花紙」を使用していたのだが、祖父はそれさえも使うところを見たことがなかった。
では、祖父は何で鼻をかんでいたのかというと、自分用の一人がけ椅子のクッションのわきに、いつも新聞紙をたたんで挟んでおり、その新聞紙で鼻をかんでいたのだった。
子供心に祖父がなぜそんな固い紙で鼻をかんでいるのかと不思議に思い、何度か質問をした記憶がある。その答えは決まって「もったいないから」というものだった。
祖父が亡く前、病院ですでに意識のない状態で寝ているときに、初めて看護士によってティッシュを使うのを見たのが最初で最後だった。
その後箱型ティッシュは普通に家庭に普及してゆき、それまで「もったいない」と言っていた祖母や小母達さえも、鼻をかむ以外に雑巾代わりにティッシュを使うのを見るたび、祖父が新聞紙を使用していたのを思い出したりしていたのだが、結局私もティッシュ使用派になっていき、それが当たり前だと思うようになっていった。
そんなとき、たまに利用する通販会社フェリシモのカタログで、布ティッシュというのを目にした。小さめのガーゼのハンカチのようなのだが、これをティッシュ代わりに使用するということらしい。普通に使う分には洗えばそのまま再利用できるし、汚れがはげしいときはそのまま燃えるゴミに捨てることもできる。
花粉症のシーズンになると、ティッシュの代わりにタオルで鼻をかむことがあるが、普段使うティッシュを布にするというのは考えてもいなかったので、これには目からうろこが落ちる思いがした。
しかし、わざわざ形をそろえたきれいなガーゼを使用する必要があるのだろうかと、カタログを見たときに思ったのだ。
だったら、捨てるタオルやハンカチ、洋服を切ってウエスにしていたのを、ティッシュの代わりにすればいいのではないかと思い、いらないハンカチなどは半分に、タオルや洋服なども同じくらいの大きさに切って固めのティッシュケースに詰めてみた。
使ってみると、これまで雑巾用に大きめに切って保管していたときよりも、数倍使い勝手がいい。
布ティッシュのケースは、ダイニングテーブルの上に置いてあるのだが、テーブルの上で食べ物などをこぼしたときや、食事の後片付けのときに皿に残ったソースをふき取るのには大変便利だ。
そして、鼻をかんだり、化粧品のふき取りなどのときにも、ティッシュよりもやわらかく肌あたりがいい。
そのまま捨てることもあるが、たいていのものは洗って再利用している。
我が家はダイニングが居間と兼用になっているため、ダイニングテーブルのティッシュは一番使用頻度が高く、これにより市販のティッシュの使用頻度が格段に下がった。
しかも、ティッシュより使い心地がいいのであれば言うことはない(切った布の素材にもよるのだが)。
問題があるとすれば、ティッシュケースに入れておくと、補充するとき一度全部だして下に入れないと、いつまでたっても同じものを使い続けることになるため、これには工夫が必要だと思った。また、使用後すぐに洗えればいいのだが、いちいちそれも面倒なときには、使用後の布ティッシュを入れる容器が必要で、そのための容器とスペースが必要なのがちょっと難点か。
ケースについては、上から補充し下から取り出す仕組みのケースがよさそうで、100円ショップなどでレジ袋用のものが売られているのを使うか自作するのがよさそうだ。
フェリシモでは、壁にかけられるタイプの布ティッシュの専用ケースや、持ち歩き用のケースなども販売されている。壁掛けにもできるものは、布製でティッシュをそのままくるんで取り出し用の窓から取り出す仕組みになっており、車の中などで使用するのには便利そうだが、これは自作できそう。
持ち歩きに関して言えば普通のポケットティッシュケースで十分である。手拭用のハンカチと、雑使い用のハンカチを何枚か持っている感覚か。
いろいろ工夫が必要だが、使用場所の範囲を広げてしばらく布ティッシュ生活を送ってみようと思っているのであった。
フェリシモ
洗って何度も使えるガーゼティッシュ ナチュラルカラーの会
フェリシモコレクション番号:621575
http://www.felissimo.co.jp/ecolor/v5/cfm/products_detail001.cfm?GCD=621575&GWK=3639
使いすてない! 洗って何度も使えるガーゼティッシュの会
フェリシモコレクション番号:485582
http://www.felissimo.co.jp/ecolor/v5/cfm/products_detail001.cfm?GCD=485582&GWK=3639
※リンクは2011年3月更新
◇便利なシャトルシェフ ― 2008年09月10日 05時48分54秒
去年の暮れくらいから、保温機能付の鍋が欲しくなった。
煮込み料理が多くなったことと、豚肉を塊で買って、ある程度肉を煮てスープを取り、煮た肉は小分けにして炒め物や煮物に使うということをはじめたからだった。
豚肉は長時間煮るので、その間ずっと鍋に付き合わなければならないし、ガス代もばかにならない。
いろいろ見てまわってみたが、なかなか良いものが見つからない。
日本でこの手のもので有名なのはシャトルシェフかなと思い、そちらも調べていたとき、近所のホームセンターでシャトルシェフの特売をやっていた。
ほしかった温度計付のものではなかったが、ネットでも12,000円前後で売られているものが8,000円だったのだ。容量は4~5人用と少し多めの容量だったが、小さいよりはいいと思いすぐに購入してしまった。
説明書をいろいろ読むと、材料と調理方法によって加熱時間と保温時間がいろいろあるようで、これをいちいち調理のたびに調べながらやるというのはなかなか大変だと思った。
なので、豚肉を煮込んでスープと煮豚をとるというときは、10分~30分程度火にかけ、豚肉にある程度火が通った段階で保温鍋に入れて一晩おいておくことにした。煮豚はどうせ小分けにして再度火を通すものだし、保温鍋に入れっぱなしで数日経つという失敗をやらない限りはなんとかなるだろうと、すぼらな私は思ったのだ。
スープは、別な鍋かボールに移して荒熱をとり、その後冷蔵庫でもう一晩おいておく。こうすると、豚肉から出たラードが固まってとりやすい。ラードをとった後、冷凍保存袋に入れて冷凍し、使うときには袋から出して凍ったまま鍋に入れて解凍する。
案の定、豚肉はとろとろになり大成功。その後冷凍保存しておいても、解凍して調理した段階でも、脂がとろとろでふんわりやわらかい豚肉が食べられる。冷凍した豚肉を、更にシャトルシェフで角煮になんかにすると、煮崩れなしで美味しい角煮になってくれる。
とったスープは、シチューなどの煮込み料理のときに利用する。これも、シャトルシェフを使えば煮込みの間はほおっておける。前の日に作ったシチューは保温用の外鍋に入れておけば次の朝もまだ暖かいので、暖めなおすのも時間をかけなくていいのも魅力だ。
煮豚でだいたいのコツと仕様が理解できたので、その後さまざまな料理にシャトルシェフを利用している。
付属の料理本を参考にするときもあるが、ほとんどはだいたいの調理をガスですませ、煮込みをシャトルシェフに入れて行うというもの。保温用の外鍋に入れておく時間が短くしかとれないときもあるが、その間ガスで煮込んでみたところで結果はほとんど同じなので、それはそれでよしとすることにしたのだ。
ポイントとしては、最初のガス加熱である程度火は通しておき、最後に蓋を閉めて1分以上沸騰加熱し、その後蓋を開けずに保温鍋に入れること。保温後必ずもう一度ガスにかけて3分以上は沸騰させることの二つである(料理量にもよるので、時間はある程度目安)。保温前と保温後の過熱は、外から入った菌の繁殖を一度死滅させる効果もあるので、必ず行うようにしている。
一番感動したのは、パスタをゆでるときに1分ほど沸騰加熱させてから保温用の外鍋に入れて、パスタのゆで時間放置しておくとアルデンテにしあがる。パスタはものによっては10分ほどガスにかけておかなければならず、休日パスタが多い我が家ではかなりの節約になる。
また、ガス台が2口しかない我が家では、別な料理をするとき1口煮込み料理でふさがってしまうのが解決できただけでも、便利度は高い。
今年の冬は、去年テレビの情報番組で覚えた博多風の鶏の水炊きを、シャトルシェフで試してみようと思っている。
鶏の手羽を30分煮込んでから鶏肉を入れて更に30分煮込むというもの。手羽から出たコラーゲンが鶏肉に入り込んで、スープも鶏肉もとろとろに仕上がる。
テレビでは土鍋でやっていたが、土鍋の効能はあまり温度を上げすぎないということ。なら、シャトルシェフでやっても同じではないかと思ったのだ。
まだまだ暑いので、水炊きが食べたい気分ではないが、冬がきたら良い鶏肉を入手して試してみたいと思っている。
◇お玉購入 ― 2008年07月10日 12時02分30秒
新規購入した無印良品のお玉
お玉が壊れた。
お玉の柄とすくう部分の連結部がぐにゃっと曲がってしまったのだ。数年前からぐらぐらしていたのをだまして使っていたのだが、とうとう寿命がきてしまったらしい。
うちにはお玉が二つあって、ふたつとも旦那と私が独身時代から使っていたもの。どちらもすでに20年ものである。今回壊れたのは、私が使っていたもの。
両方とも柄とすくう部分が金具でとめてあるタイプなのだが、旦那が持っていたものは縦にふたつ金具でとめられていて、私のは横にふたつとめられていた。
結婚したときに、普通だったら食器だとかキッチン用品だとかをそろえたりするんだろうが、うちは二人とも一人暮らしだったので、そのときあったものはそのまま使っていて、結婚して15年以上経つ現在にも至っているものが多い。
20年以上使っていたのだから、壊れたお玉も本望だろうと思う。
お玉はもうひとつあるが、二つないと不具合なこともあるので、街に買いに出かけた。
「お玉ってどこに売ってるんだっけ」
今はなんでも100円ショップでそこそこのものが手に入るが、せっかく買うのだから使いかってが良くて見栄えのいいものがほしかった。
柄の持ち手の部分が少し太くなっていて、柄とすくう部分が一体型になっており、柄の端のどこかにひっかける部分がリングか何かでひっかけるようになっているのがほしいと思っていたのだ。それで総ステンレスなら言うことはない。最近のはすくう部分がプラスチックみたいなゴムみたいなもので、鍋に傷がつかないようなものが多いが、私はあれが嫌いなのだ。
街に古くからある老舗の大手デパートに行ったが、ある意味おしゃれだけどあまり私の意に沿わないデザインのものしかない。
ちょっと遠くにある北欧系の大型インテリアショップも覗いてみたが、あまりいいのがない(北欧系のものは好きなのだが)。
そういえば、ベッドを買った大型の家具屋にキッチン用品コーナーがあったはずと思い出して行ってみるが、つい先日リニューアルしたときにそういう小物は一掃されてしまったようで、すでにそういうコーナーはなくしてしまったと店員さんに謝られた。
ショッピングモールにある、キッチンやリビング用品を売っているおしゃれ系のお店に行ってみたが、よさげなものは見つけられなかった。
たかがお玉一本買うのに、何日もかかって結局一本も見つけられない。
いったいそういうものはどこに売っているのか。
違うものを買いに無印良品に行ったら、ちょっと私の思っていたのとはちがうけど、今まで見たものの中ではそこそこ私の考えていたものと近いものが売られていたので、結局それで妥協することにした。
これだったら、もし違うキッチン用品が欲しくなっても揃えることができるだろうと思ったのだ。
柄とすくう部分が一体になっているのは申し分ないのだが、もうちょっと柄のどこかに引っ掛ける部分が細くて、柄自体が太かったら言うことないんだけどな。
それにしても、街にはなんでも売っているけど、ちょっとしたものを買おうと思うといいものがないのはなんでなんだろうと、歩き回って足がぱんぱんに腫れてしまったのを恨めしく思う週末であった。
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